出汁を引いたら人生が豊かになりました

この記事はmstdn.beer 2nd Advent Calendar 2021の12月5日の記事です。昨日はら+さんの最近食べたうまいことやったやつでした。
てすとくんさん今年もアドベントカレンダーありがとうございます。

最近、日常的に出汁を引いています。出汁をお料理に常用することで人生が豊かになってしまったので皆さんにも紹介したくなりました。日本料理屋さんや割烹で出汁を引く場合には雑味が入らないようにしたり特別な食材や技術を使ったプロ仕様でこれも大変に良いものなのですが、ここでご紹介する方法は、家庭で日常的に使うためのものですのでお手軽簡単雑な方法となりますことご容赦ください。

お出汁にもいろいろあると思いますが、わたしが普段作っているのはカツオ出汁です。いつも拝見しているYoutubeチャンネル まかないチャレンジで紹介されていた「命の出汁」を参考にしています。

材料は、水、昆布、鰹節とあれば干しシイタケやどんこです。
作り方は簡単

  • お水を入れたお鍋(普段は4Lくらい入るお鍋を使っています)に昆布やどんこ(2個くらい?)を適当に入れて8時間~10時間程度おく

  • 昆布などが入ったままのお鍋に火をかけて沸騰直前(鍋底から小さな泡が出てくるくらいまで)になったら昆布やどんこを取り出す

  • 火を弱火にして鰹節を投入します。分量はお水に対して2%程度

  • 鰹節がすべて昆布出汁に浸かるように菜箸などで優しく沈めて広げる

  • 3分程度経ったら火を止めてザルにキッチンペーパーを敷いたもので漉す

最後の工程でお出汁を漉すときにお玉などで鰹節をぎゅーぎゅー押しつけると雑味が出るから良くないという意見もあるようですが、わたしはなるべく絞ってしまいます。だってもったいないもん。
このようにできあがったお出汁はボウルやお鍋などに入れて冷蔵庫に保存します。お出汁には腐食を防ぐ成分がほとんど含まれていないので2~3日の内に使い切った方が良いようです。
わが家では、お出汁を引いたその日のうちに、そのお出汁を使ったお鍋をいただきます。それで半分くらいは消費できますしね。このようにお出汁をふんだんに使ったお鍋はお塩小さじ1杯程度入れるだけで素材の味も相まって十分美味しくいただけます。塩分の気になる方にもおすすめです。ちなみにお出汁をとった後の昆布やどんこは小さく刻んでお鍋に投入しちゃいます。いわゆる出し殻ですが普通に美味しいです幸せ。
残りのお出汁は、翌日にお味噌汁を作ったりお魚を煮たり鶏肉と根菜で煮物にしても美味しいです。ここでは、お出汁の味を存分に味わえる茶碗蒸しをおすすめしておきます。

茶碗蒸しが好きです。でも、蒸し器で作るのはとてもとても面倒です。困ったなと思っているところに栗原心平さんが電子レンジで簡単に作れる茶碗蒸しの作り方を紹介しているのを見て試してみました。この方法を知って、簡単で美味しい茶碗蒸しがいつでも食べられるようになったのでさらに人生が豊かになってしまいました。困ったなあ。

お出汁を引くのはずっと気になってはいたもののなんだか難しそう、めんどくさそう、失敗したらどうしようと手を出せずにいました。人生が豊かになってしまった今となっては、なんと空虚で実のない人生だったろうもっと早く始めておけば良かったと思っています。
これからますます寒い季節となりお鍋が美味しくなってきますね。この記事を読んで、みなさんの人生が豊かになってしまったらごめんなさい。

最後になりましたが、みんなの人生を豊かにしてしまうかもしれないこんな記事を公開する機会をつくってくださったてすとくんさん、いつも本当に感謝しています。ありがとうございます。
それではまた来年お会いしましょう。

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