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ヘビ誘導のすゝめ

ヘビの仕様

1.ターゲット(以下タゲ)は経路距離で決まる
2.タゲのイカに向かって進み、途中で止まることはない
3.基本的にタゲが切れることはない(一部スペシャルの発動、終了、特殊な地形を利用する場合を除く)
4.一番後ろの操縦しているシャケに500ダメージを与えると倒すことができる
 ヘビの仕様としては以上の4つが主に挙げられるだろう。ヘビはオオモノシャケの中で最もプレイヤーの動きを制限するシャケと考えており、できるだけ迅速に処理をしたいオオモノである。

 今回は各ステージの各潮位で有効なヘビ誘導、一部タゲ切りスポット、それらスポットの適切な利用方法について図を交えながら述べたいと思う。ここに挙げられている誘導方法が全てではないことにご注意いただきたい。また、ヘビはカゴ周りにおいて特に脅威となるため今回はカゴ周りの誘導のみを紹介する。加えて、外回りのヘビ処理に関しては、高台等の地形やスペシャルを活用して、自力で処理すると良いだろう。

アラマキ砦

通常

通常潮に関しては以下の誘導が望ましい。ヘビを左から誘導したパターンと右から誘導したパターンを図として示す。

図1-1
アラマキ砦 通常潮における左ヘビ誘導
図1-2
アラマキ砦 通常潮における右ヘビ誘導

 これより、図1-1、図1-2の①、②のそれぞれの誘導についてメリット、デメリットを述べる。

①の誘導
メリット
台座上の状況に干渉しないため、台座上の処理、納品がスムーズになりやすいこと
②と比較してヘビを殴りやすいこと
デメリット
あらかじめタゲを把握しておかないと難しい誘導であること
モグラタゲやダイバータゲを持っている場合、一度でそれらの台座上誘導ができないこと

 1人でヘビ処理をするときは①の誘導が非常に強い。もちろん味方と一緒に作業しているときも①の誘導は非常に強く、理由としては台座上にタゲの人間がいる場合、ヘビがかなり長い経路を走ってくれるのでゆっくり落ち着いて殴ることができる上、何よりカゴ周りに干渉しないのが大きな利点であるといえる。

②の誘導
メリット
タゲを把握できていない状態でも咄嗟にできる誘導であること
モグラタゲやダイバータゲを持っているとき、それらを誘導しつつヘビ誘導も可能であること
デメリット
台座上の状況に大きく干渉するので台座上が荒れる可能性が高いこと(ダイバー塗り、コウモリ処理などが円滑に進まない可能性がある)
ヘビが殴りにくいこと

 1人でヘビ処理をするとき、②の誘導は①と比較してあまり強くはない。カゴ周りでグルグルするヘビはもはや誰にも手出しができない。②の誘導をするときは素直にまっすぐ伸ばして味方に処理してもらうのを待とう。ただ、カゴ周りに大きく干渉するので、これらの誘導はできるだけ少ない回数が良いと考える。

満潮

満潮に関しては通常潮の誘導と同じだが特に強い誘導が存在する。以下にヘビを左から誘導したパターンと右から誘導したパターンを図として示す。

図2-1
アラマキ砦 満潮における左ヘビ誘導
図2-2
アラマキ砦 満潮における右ヘビ誘導

 それぞれの誘導のメリット、デメリットは先述したものと同じだが(「図2の①の誘導」は「図1の①の誘導」と同じ、「図2の②の誘導」は「図1の②の誘導」)、それぞれのデメリットが満潮では大きく働く。
 満潮は台座上の処理が円滑であると非常に快適で、全体としても円滑な流れで処理が進むため、ヘビ誘導は基本的に①を導入したい。②の誘導を選択するとダイバーが塗れなかったり、コウモリが殴れなかったりとデメリットがあまりにも大きく、処理遅れの原因となる。とはいえタゲの把握はかなりの難易度であるため、可能なら誘導する前に海岸際で処理したり、そもそも上陸を許さない処理を選択したりするとより快適になるだろう。

干潮

干潮に関しては2パターンの誘導が存在する。どちらのパターンでもカゴ横にヘビの弱点を出して味方に処理を任せる形になる。以下にそれぞれの誘導パターンを示す。

図3-1
アラマキ砦 干潮においてのヘビ誘導

 これより、それぞれの誘導パターンのメリット、デメリットを述べる。

図3-1.①と②の誘導
メリット
ヘビの弱点を非常に殴りやすい
寄せや味方の位置に干渉しないため、円滑な処理が期待できる
デメリット
ナベタゲやバクダンタゲを持っていると、ナベバクカゴビタ寄せができなくなる

 これらの誘導は、カゴ前からヘビを曲げることでナベやバクダンと一緒に処理することを期待し、また外湧きへの対応も迅速に行える可能性を孕んだ非常に合理的な誘導である。アラマキ乱獲が特に得意な、しょりお(TwitterID @shorio00000)氏によってツイートされて以来、これらの誘導が選択されることが多くなり、特に覚えておいた方が良い誘導の一つであると考えている。

ナベバクをカゴビタ寄せしたいときは以下の誘導が望ましい

図3-2
アラマキ砦 干潮における寄せたいときのヘビ誘導

図3-2.③の誘導
メリット
カゴにナベバクをビタ寄せできる
デメリット
ヘビがまっすぐ伸びるので行動が制限される

カゴにナベバクをビタ寄せしたいときはこの誘導がおすすめ。ヘビをじゃばらに曲げるとスペースを確保できてより良い。(気持ち程度の可能性がある)

小ネタ

通常潮と満潮ではカゴ裏に立つハシラが存在し、そのハシラにヘビの頭を引っ掛けて誘導するいわゆる(?)コンパクトヘビと呼ばれるものを誕生させることもできる。

図4-1
アラマキ砦 通常潮におけるコンパクトヘビ
図4–2
アラマキ砦 満潮におけるコンパクトヘビ

 この誘導はヘビの空間的制限を最小にする誘導だが、味方が倒してくれるまではハシラのふもとから動けないという制限もあるため、ハシラのふもとでできる仕事があるならこの誘導を選択してみても良いだろう。ただし、カゴ裏に飛んでくるいわゆる最短コウモリと呼ばれるコウモリが非常に殴りにくくなるはずなので注意したい。また、この誘導を選択した味方がいるときは特に迅速にヘビを処理して、ハシラのふもとからタゲの人を解放してあげよう。

ムニエール海洋発電所

通常

通常潮に関しては以下の誘導が望ましい。誘導パターンを以下に図として示す。

図5
ムニエール海洋発電所 通常におけるヘビ誘導

メリット
段差を使うことでヘビを殴りやすくなる
カゴ周りの人間にとってヘビが邪魔になりにくい
デメリット
周りを見ずに誘導すると寄せを止める可能性がある
(特に左。②や③の誘導をする際には気をつけたい。右は赤で囲った辺りのバクダンやナベが味方の位置次第で迷うかもしれないので、迷ったとき、迷わなかったときの手札を準備しておく。)

 図の都合で3つほどしか誘導パターンを書くことができなかったが、青線のあたりにヘビの頭を持ってこなければどんな誘導でも構わない。このステージは段差が多いため、それを活用してヘビへ対処するのが良いだろう。①の誘導をするときは味方に処理を任せるのが望ましい。②や③は自分での処理も視野に入れると良いだろう。

満潮

満潮に関しても通常潮とヘビ誘導は変わらない。誘導パターンを以下に図として示す。

図6
ムニエール海洋発電所 満潮におけるヘビ誘導

 メリット、デメリットは通常潮と同じである。このステージの満潮は中央ヘビ、左ヘビのリスキルが容易であるので積極的に狙いたい。もしこのリスキルが完璧にできた暁には円滑な処理が約束されると言っても過言ではない。問題は②の誘導の選択肢を取らざるを得ない右のヘビである。このヘビの頭が赤で囲ったところに到達するまでには処理を済ませておきたい。どうしても赤で囲ったところまで行ってしまうなら左の赤丸を利用したい。ここを過ぎると途端にヘビが暴れ出す印象がある。
 またごく稀に右のヘビが青のルートを通ってカゴにこんにちはしてくることがあるがこれは避けたい。処理が難しく、ヘビの強さをまざまざと感じさせられるWAVEになる。

干潮

干潮に関しては以下の誘導が望ましい。誘導パターンを以下に図として示す。

図7
ムニエール海洋発電所 干潮におけるヘビ誘導

図7.①の誘導
メリット
自分で処理できるため、事故りにくい
外湧きを触ることができる
デメリット
寄せを止める可能性がある

図7.②の誘導
メリット
味方が殴りやすい
寄せを止めにくい
デメリット
行動が制限される

図7.③の誘導
メリット
まっすぐ通すことができているので味方が殴りやすい
デメリット
カゴから一定距離離れるので納品に関われない
ヘビ分のイクラが遠くにできてしまう

 ムニエール干潮は寄せを主体とした構造なので、それぞれの誘導にメリット、デメリットがあるのでそれらを吟味しながら、適切な誘導を心がけたい。

シェケナダム

通常

通常潮に関しては以下の誘導が望ましい。以下に誘導パターンを図として示す。

図8
シェケナダム 通常潮におけるヘビ誘導

 それぞれ番号を振りたかったが、ヘビの侵入ルートが多く、あまりにも煩雑になったため、略図とした。まず、青丸で囲ったヘビ(以降青いヘビ)は青で囲ったいわゆる広場と呼ばれるところで処理すると良いだろう。そこに弱点があり、かつカゴ周りで邪魔にならない誘導なら、もはや頭がどこにあっても構わない。(右下の青いヘビ以外は右下の青いヘビ方向に持っていくと良い。または右の赤丸で囲ったヘビ(以降赤いヘビ)のルートも視野に入れたい。右下の青いヘビは左上の青いヘビ方向or左下の青いヘビ方向orこれら2つの間に持っていくと良い。)

青いヘビのメリット、デメリット
メリット
カゴ周りに干渉しないので円滑な処理が期待できる
デメリット
誘導した方向にイクラがなかったとき、移動コストが大きくなる
(イクラがある方向に誘導すると🆗)

 青いヘビはカゴ周りにヘビの頭を誘導しない選択肢を取ると良いだろう。カゴ周りに干渉しない誘導であれば、それだけでデメリットを帳消しにできるといっても差し支えないので、あまりデメリットは気にせずメリットが非常に大きいということだけ覚えておきたい。

赤丸で囲ったヘビは赤で囲った位置で処理できると良い。左の赤いヘビは右の赤いヘビ方向に誘導すると良い。右の赤いヘビは右下の青いヘビ方向に誘導すると良い。

赤いヘビのメリット、デメリット
メリット
カゴ周りに比較的干渉しない誘導になるので、円滑な処理が期待できる
デメリット
どうしてもカゴ周りを通さなければならないので誘導を間違えると大変なことになる

 ダムは通常潮に限らず、ヘビ誘導に関して私も相当悩んでいる。今回は盤面が荒れにくいであろう誘導方法を紹介するに落ち着いたが、ここのステージのヘビは非常に厄介なので、せめて丁寧な誘導を心がけたい。またカゴ周りに持ってくることで厄介になっているという側面もあるので、カゴ周りにヘビが干渉する前にヘビを処理してしまうことも重要になる。

満潮

満潮に関しても通常潮と同様の誘導が望ましい。以下に図を示す。

図9
シェケナダム 満潮におけるヘビ誘導

 こちらも通常潮と同様、略図で失礼する。メリットデメリットは通常潮と同様になるが、赤いヘビはカゴ周りで迅速な処理を、青いヘビはリスキルを、黄色いヘビは黄色で囲ったところで処理できるように誘導するのが良いだろう。左の黄色いヘビはカゴ周りに自身が移動して味方or自分が処理、上と右の黄色いヘビは左のヘビ方向を通過して正面カンケツセン付近にまで自身が移動して味方or自分が処理すると良さそうに思う。このとき、網方向のナベバクを連れてこないような位置どりができるとより良い。

干潮

干潮に関しては以下の誘導が望ましい。以下に誘導パターンを図として示す。

図10-1
シェケナダム 干潮における左ヘビ誘導
図10-2
シェケナダム 干潮における正面ヘビ誘導
図10-3
シェケナダム 干潮における右ヘビ誘導

左ヘビ
図10-1.①の誘導
メリット
海岸線を通すのでカゴ周りの仕事を阻害しにくい
デメリット
正面の湧きを止める可能性がある

図10-1.赤矢印の誘導
メリット
カゴ周りの納品を進めつつ正面を拾う選択肢を取ることができる
(もちろんそのまま右に行っても良い)
デメリット
味方の位置次第では邪魔になり得る

図10-1.②の誘導
メリット
正面の仕事を阻害することなく右に行ける
デメリット
丁寧な誘導が必要

正面ヘビ
図10-2.左右黒矢印の誘導
メリット
右や左の外湧きに最速で対応できる
デメリット
カゴ周りの処理や納品を阻害する可能性がある

図10-2.赤矢印の誘導
メリット
誘導後の選択肢を多く残していること
(自分で処理するor味方に任せるorどこを拾うかなど)
デメリット
誘導後何をするのかあやふやだと移動コストを発生させてしまうこと

図10-2.青矢印の誘導
メリット
カゴのすぐ近くにヘビのイクラを出すことができる
カゴのイクラを拾いつつ誘導することができる
デメリット
丁寧な誘導が必要

右ヘビ
図10-3.一番上の誘導
メリット
最速で左の外湧きに向かうことができる
デメリット
カゴ周りの納品や処理を阻害する可能性がある

図10-3.真ん中と下の誘導
メリット
正面方向の納品を阻害しない
デメリット
味方の位置によっては殴りにくいヘビになりうる

この誘導については味方の位置を見てから、どちらを選択するか決めるのが良い。味方が正面にいるならカゴ前を通すことも視野に入れる。味方にとってどちらが見やすい誘導なのかを考えて適切な誘導を選択したい。

小ネタ

シェケナダム干潮において、外湧きの対処が終わった後ヘビをもらって帰るとき図11の誘導よりは図12の誘導の方が望ましい。

図11
シェケナダム 干潮 望ましくない誘導
図12
シェケナダム 干潮 望ましい誘導

 なぜ図11よりも図12の方が望ましいかというと、外湧きを倒したときに生産されたイクラを拾いに行きたい味方がいるとき、あるいは一緒に作業していた味方がいるとき、図11の誘導では拾いに行けなかったり帰れなくなったりしてしまうが、図12の誘導だと拾いに行けたり無事に帰れたりするので、湧き方向に応じて海岸線にヘビを通す意識を持つと味方のデスを避けられたり、イクラを拾えたりするのでおすすめ。

難破船ドン•ブラコ

通常

通常潮に関しては以下の誘導が望ましい。以下に図として示す。

図13-1
難破船ドン•ブラコ 通常潮におけるヘビ誘導
図13-2
難破船ドン•ブラコ 通常潮におけるヘビ誘導

図13-1.①の誘導
メリット
ヘビが来てない方向に大きくスペースを作ることができる
ステージの隅を通すので邪魔になりにくい
デメリット
両サイドからヘビが来ているときは事故が発生する
迅速な処理が行われない場合かなりしんどい

 この誘導については細かく分けると、船の地形とヘビとの間に1人分の空間を開けるか、開けずに地形に沿って誘導するかの2種類がある。
1人分の空間を開ける誘導は、地形とヘビとの間に自分が入っていき、自分で処理するか、あるいは味方に任せるかという選択の余地が残る誘導である。これの判断基準としてはナベバクを寄せている盤面かそうでないかで決めると良い。寄せている盤面なら味方に任せて、寄せていない盤面なら自分で処理することも視野に入れると良いだろう。
空間を開けずに地形に沿って誘導する方法は、味方にヘビ処理を任せる形になる。この誘導をしたときは自分で処理しようとせず、味方にきちんと任せる形を取ろう。

図13-1.②の誘導
メリット
カゴ裏に広くスペースを確保できる
デメリット
カゴに隠れて弱点を殴れない時間が存在する

図13-1.③の誘導
メリット
寄せながらのヘビ処理がやりやすい
カゴの真裏が安置となり両サイドからのヘビにも対応可能
デメリット
少し難しい
タイミング次第では寄せを止めてしまう

 このステージは縦に長い構造をしているかつ寄せが非常に重要なステージなので、ヘビの処理が難しく強力。そのため、誘導を覚えずにヘビ処理をしようとするとほぼ間違いなくヘビで事故って浮き輪になる人が続出する。このステージは自分でヘビを処理しようとはせず、必ず味方に処理してもらおう。

各誘導参考資料
誘導①
ばんけん氏のツイート
ばんけん氏のツイート
誘導②
ばんけん氏のツイート
誘導③
ばんけん氏のツイート

満潮

満潮に関しても通常潮と同様の誘導となる。以下に図として示す。

図14-1
難破船ドン•ブラコ 満潮におけるヘビ誘導
図14-2
難破船ドン•ブラコ 満潮におけるヘビ誘導

 メリット、デメリットは通常潮と同じ。満潮はヘビが両サイドから来ている時点でスペシャルを検討。発動直後にタゲの切れるナイスダマは早めに切ることに注意する。(カゴ過ぎてからナイスダマを切ってしまうとタゲが移って浮き輪になる人が出る可能性があるので)

干潮

干潮に関しては以下の誘導が望ましい。以下に図として示す。

図15-1
難破船ドン•ブラコ 干潮における左ヘビ誘導
図15-2
難破船ドン•ブラコ 干潮における正面ヘビ誘導
図15-3
難破船ドン•ブラコ 干潮における右ヘビ誘導1
図15-4
難破船ドン•ブラコ 干潮におけるヘビ誘導

これより、それぞれの誘導のメリット、デメリットを述べる。

左ヘビ
図15-1.①の誘導
メリット
外湧きに最速で対応できる
デメリット
カゴで弱点が隠れるので殴りにくい瞬間が存在する

図15-1.②の誘導
メリット
右にオオモノがいないとき、ヘビ誘導に専念できる
デメリット
カゴ周りの納品や処理を阻害する可能性がある

図15-1.③の誘導
メリット
右を寄せられる
デメリット
イクラのない方向に誘導するので移動コストが大きくなる

③の誘導に関しては、右や正面を寄せたいときのみ有効。それ以外ならやるメリットはなさそう。

正面ヘビ
図15-2.④のカゴ前誘導
メリット
邪魔になりにくい
デメリット
カゴに弱点が隠れる瞬間があるので殴りにくい

図15-2.④のカゴ裏誘導
メリット
ヘビをいつでも殴れる
デメリット
カゴ周りの納品や処理を阻害する可能性がある

この④の誘導に関してはメリットデメリットがカゴ前かカゴ裏かでそれぞれ逆なので、メリットが大きくなる誘導を盤面によって選択したい。
図15-2.⑤の誘導
メリット
左の誘導ができる
デメリット
イクラのないところに誘導するので移動コストが大きくなる

⑤の誘導に関しては左の誘導を行うという目的以外で行うとメリットがなくなってしまうので左を寄せる盤面でないならやらない方が吉。

右ヘビ
図15-3.⑥の誘導
メリット
寄せるナベバクと一緒に処理することができる
デメリット
カゴ周りの納品を阻害する可能性がある

右を寄せるときはカゴ前を通すよりはカゴ裏を通すとより見やすいのでおすすめ

図15-3.⑦の誘導
メリット
早めにヘビを処理することでカゴ周りを阻害されない
デメリット
イクラが遠くにできてしまう

この誘導については右を寄せる必要がないとき有効で、こちらは誘導というよりここで処理したいという指針である。右を寄せないときはここでヘビを処理することを心がけたい。

小ネタ1

アラマキ砦と同様、難破船ドン•ブラコでも通常潮と満潮においてはコンパクトヘビを作成することが可能

図16-1
難破船ドン•ブラコ 通常潮におけるコンパクトヘビ
図16-2
難破船ドン•ブラコ 満潮におけるコンパクトヘビ

難破船ドン•ブラコのコンパクトヘビは特に満潮でよく用いる小ネタで、図13、14の①の誘導からコンパクトヘビを作成できる。非常に強い戦法なのでおすすめ。

小ネタ2

難破船ドン•ブラコではヘビのタゲを切ることのできる場所が存在する。それは左と右に1つずつ存在するリフトである。

図17-1
難破船ドン•ブラコ 通常潮のタゲ切りポイント
図17-2
難破船ドン•ブラコ 満潮のタゲ切りポイント

通常潮においては右下の回収を進めたいときにヘビが出た場合、よく使う仕様である。ただ、カゴに誘導するヘビはタゲを切るならヘビの頭が網を越えるより前に切るべきで、そもそもあまり切らない方が良い。もしタゲを切った場合、必ずヘビを処理する意識を持つこと。また、タゲを切るのであれば通話ありでタゲを切った報告をすること。通話なしなら意思疎通が難しいため切らないのが吉。

すじこジャンクション跡

通常

通常潮においては以下の誘導が望ましい。以下に図として示す。

図18-1
すじこジャンクション跡 通常潮におけるヘビ誘導

 左から来たヘビは右に伸ばして、右から来たヘビは左に伸ばす。という形が基本ではある。特にメリットもデメリットもなくオーソドックスな処理方法だろう。寄せたい方向からヘビが来ているとき、この誘導はかなり有効であるといえる。
ただ、ヘビを誘導しているとき、反対側が寄る。というパターンのみ以下の誘導ルートが存在する。

図18-2
すじこジャンクション跡 通常潮における左を寄せたいときのヘビ誘導

この場合、左をカゴ前まで寄せたいので、ヘビを左に持っていくのではなく、右網へ連れて行って、自分で処理するのが望ましい。次は右を寄せるパターンを考えてみよう。

図18-3
すじこジャンクション跡 通常潮における右を寄せたい時のヘビ誘導1
図18-4
すじこジャンクション跡 通常潮における右を寄せたい時のヘビ誘導2

この場合、右をカゴ前まで寄せたいので、左でヘビ処理を完結させる必要がある。そのため、上図のような誘導を行い、味方に処理を任せたい。左通路どちらからもヘビが来ているときは、どちらかor両方を間引いて寄せを重視すると良いだろう。

満潮

満潮においても通常と誘導はそこまで変わらない。以下に図を示す。

図19
すじこジャンクション跡 満潮におけるヘビ誘導

 左からヘビが来たときはまっすぐ右へ走って、網方向へ持っていくと良いだろう。このとき右のバクやナベを海岸際で止めないように注意する必要がある。一方、右からヘビが来たときは、カゴ裏に頭を持ってきて、赤丸1から赤丸2へ移動して処理すると良いだろう。原則として左を寄せたいため、右から来たときはこの誘導となる。もちろんリスキルでも問題ない。

干潮

干潮においては以下の誘導が望ましい。以下に図を示す。

図20-1
すじこジャンクション跡 干潮におけるヘビ誘導

 通常潮のときと同様、ヘビが来ている方が寄る場合、素直に反対側に引っ張って、味方に処理をしてもらうという形が望ましい。
次はヘビの来ている方とは反対側が寄るパターンを考えてみる。

図20-2
すじこジャンクション跡 干潮における右を寄せたい場合のヘビ誘導
図20-3
すじこジャンクション跡 干潮における左を寄せたい場合のヘビ誘導

 ヘビが来る場所とは反対側を寄せたい場合、ヘビは上図のように引っ張ると寄せを止めることなく処理できるだろう。幸い、通路が広いので寄せが完了したらカゴ方向にターンしてヘビを引っ張っても構わない。

トキシラズいぶし工房

通常

通常潮においては以下の誘導が望ましい。以下に図を示す

図21-1
トキシラズいぶし工房 通常潮においてのヘビ誘導1
図21-2
トキシラズいぶし工房 通常潮におけるヘビ誘導2
図21-3
トキシラズいぶし工房 通常潮におけるヘビ誘導3

 これより、それぞれの誘導のメリット、デメリットを述べる。

図21-1.①の誘導
メリット
リフトで誰かにタゲを渡して確実に処理することができる
デメリット
誰かにタゲを渡したことで崩れる要因になりうる
こちらの誘導については後の小ネタで詳しく解説する

図21-1.②の誘導
メリット
①の誘導に比べて、殴りやすい
タゲがごちゃごちゃしないので崩れにくい
デメリット
裏から帰ってきた人を通せんぼしてしまう

こちらの誘導はかなりおすすめ。処理しやすくてほとんどデメリットがないといっても良い。

図21-2.③の誘導
メリット
カゴ周りを占拠しない
デメリット
裏を確実に止める

こちらの誘導もおすすめ。裏は基本的に止めるものだし、デメリットはないといっても良い。カゴ周りに仕事がたくさんあって、カゴのタスクを阻害しない方が良いときに有効。

図21-3.④の誘導
メリット
カゴ周りを占拠しない
味方が殴りやすい
誘導次第では自分で処理できる可能性がある
デメリット
左右の寄せを止める可能性がある

満潮

満潮に関しても通常と誘導はそんなに変わらない。以下に図を示す。

図22-1
トキシラズいぶし工房 満潮におけるヘビ誘導1
図22-2
トキシラズいぶし工房 満潮におけるヘビ誘導

 通常潮と違う点を挙げるなら、裏から出るヘビを自分で処理する頻度が高くなることである。またヘビを確実に処理するために、DPSの高い武器を持っているなら①の誘導をして、リフトでタゲを切ることでヘビを処理することが重要になってくる。ただし、タゲを切ったのであれば味方にタゲが向いて崩れる要因になるので、必ずヘビを最優先で見なくてはならない。

干潮

干潮においては以下の誘導が望ましい。以下に図を示す

図23-1
トキシラズいぶし工房 干潮におけるヘビ誘導
図23-2
トキシラズいぶし工房 右を寄せたい場合のヘビ誘導
図23-3
トキシラズいぶし工房 左を寄せたい場合のヘビ誘導

 図23-1.①の誘導はヘビが来る方向とは反対方向に外湧きがいるときに有効な誘導である。カゴで弱点が隠れて殴りにくくなるというデメリットもあるものの、反対側の外湧きに強く出られる点はメリットとして大きい。
 図23-1.②の誘導はヘビが来る方向から別のオオモノも寄るときに有効な誘導である。この誘導を行うと寄せを阻害しにくく、寄ったナベバクと一緒にヘビ処理を行いやすい。デメリットとしては後ろに引っ張ることで移動コストが発生することである。とはいえ、寄せを丁寧に行った上でヘビタゲの管理もできる誘導なのでかなり強い誘導ではある。

 図23-2と図23-3の誘導はそれぞれヘビが来る方向とは反対方向が寄る方向場合に有効な誘導である。この誘導は反対側の寄せを阻害しないというメリットがある一方で、何もイクラがないことが多い方向に誘導するため移動コストが発生してしまうというデメリットがある。

小ネタ

図24-1
トキシラズいぶし工房 通常潮におけるタゲ切り
図24-2
トキシラズいぶし工房 満潮におけるタゲ切り

 トキシラズいぶし工房の通常潮、満潮ではタゲを切れる場所が存在する。それは左右のリフト近辺である。左のリフトは乗るとタゲが切れるので意図的に切りやすいが、右のリフトは意図せずタゲを切ることがあるので注意が必要である。通常潮の①の誘導を行うのであればタゲを切って必ず迅速にヘビを処理するのが望ましい。

どんぴこ闘技場

通常

このステージにおいては通常満潮のヘビ誘導をあまり考える必要はないが、2点だけ紹介したい誘導がある。以下に図を示す。

 図24.①の誘導は右前のヘビを右前に比べて投げやすい正面にヘビを誘導するというものである。どんぴこ闘技場は下のイクラを投げる時間をいかに増やせるかが稼ぐ上では重要なので、少しでも投げやすい位置にイクラを作る意識は重要だと考える。
図24.②の誘導は誤ってカゴ前にヘビを持ってきてしまったときに使える誘導である。青の矢印のようにレールを用いるとヘビがカゴの高台に乗る前にターンするため、網の下から自分で処理することができる。基本的にはカゴ前にヘビを誘導したくはないが妥協案として覚えておきたい。このステージの通常満潮はヘビを誘導する意識よりも下で処理する意識を持つ方が重要だろう。

満潮

満潮に関しても通常と意識するべき点は変わらない。

図25
どんぴこ闘技場 満潮におけるヘビ誘導

 通常潮と同様、右前のヘビを正面に持ってくることは重要だが、通常潮と同様の誘導をしてしまうと処理が難しくなるので、満潮では素直に左方向に誘導するといいだろう。

干潮

干潮においては以下の誘導が望ましい。以下に図を示す。

図26
どんぴこ闘技場 干潮におけるヘビ誘導

 図26.におけるヘビ誘導はこの誘導方法が無難である。カゴ周りにヘビを持ってくると思いの外狭く、迅速な処理が求められるパターンが多い。そのため、広場にヘビが入ってきた段階で処理するのが良いだろう。ただしこのとき網を越えようとしているナベやバクを網上で止めないように注意したい。

まとめ

 今回は各ステージ各潮位における有効なヘビ誘導について考えてみた。もちろんここに挙げられている誘導が全てではない。あくまでいくつかの例として挙げたのみである。これを参考にしてさまざまな誘導を試してみてほしい。また、各誘導のメリット、デメリットを可能な限り挙げてみたので、盤面を見ながらそれぞれメリットデメリットを自分なりに判断して誘導の練習をしてみてほしい。

使用したサイト
サーモンラーン

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