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シン・ウルトラマンを見た 記:大橋

めっきり寒くなって、服を選ぶのが楽しみであると同時に億劫にもなってきました。
というのも雨の話。
雨の日にオールレザーの靴を履くわけにもいきませんので、その時点で足元が縛られてしまいます。
そうすると着られる服も狭まって何を着ようか悩んでいるうちに30分はあっという間に経ってしまいます。
スティーブ・ジョブズがユニフォームのごときに同じ服を着続けていたというのは有名な話ですが、あの人も昔はクローゼットの前でうなっていたのかもしれないですね。
今日は弟からもらったSupremeのパーカーを引っ張り出して着ております。「泣く女」が刺繍されているこのパーカー、重たいんですが、裏起毛で超厚手で暖かい。

さて、映画館ではついに観ることは叶わなかったのですが、アマゾンプライムに上がっておりました。
恐竜にぞっこんの息子に「でっかい恐竜でてるよ」と吹き込んでまんまとチャネルを奪取することに成功しました。
冒頭から怪獣が連発で出るので、あっという間引き込まれてくれて静かに最後まで見ることができました。
今までゴジラとかも見せようとしたのですが、ジェラシックパークもそうですが、とにかく主役(怪獣恐竜)が出てくるのが遅すぎて、子供が飽きちゃうんですね。その点このシン・ウルトラはサクッと怪獣が出てくる。素晴らしい。続きでシン・ゴジラもちょっと見たのですが、こちらも同じで、すぐに出てくる。

シンというからには今までと何かが違う必要ある。
シン・ゴジラの新し(シン)さは、力点を怪獣退治から怪獣というコントロールできない何かに翻弄される政府に持ってきたことだったように思います。
さて、このウルトラはどうだろうか。

このウルトラの新しさはウルトラ側の心を語ったことではなかったでしょうか。なんでウルトラマンが人間を救っているのか、怪獣とはそもそもなんなのか。

随所にゴジラで見せてくれたような諧謔味があって(庵野さん政府関係者とかいわゆる日本のオトナが嫌いなんだな)、私は楽しく、というかかなり面白い作品としてみることができました。
2時間で収めようと思うとどうしてもキャラクターに説明的に語らせる必要があるのですが、このあたりの漫画文脈も嫌いじゃないです。

匂いの話
あのシーンはなんですかね。長澤まさみの巨大化の下からアングルショットもそうですが、なんかやっぱりああいう軽い変態的な要素を盛り込みたくなるのかな。出自を偽らないように。
だって庵野さんってオタクじゃないですか。成功したオタク。
ティーンの頃から3次元相手にリア充していた人たちはそういう変な性癖を持たないかもしれない(私見だとそういう人そんなライトじゃないもっとやばい性癖を持つか、そもそも異性にそんなファンタジーを持たない)。だからなんかあまりそういう風に嫌悪感はなかったな。そもそも綾波レイも巨大化したじゃないか!

了了

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