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まきにゃん教 序章「絶対について」

【提示】
この世には絶対というものが無いことにする
絶対的なものや絶対的なことが存在しないことにしてみる


理由はこれを考えるのが自分だから
仮に絶対的なものが存在したとしてもそれを観察したり思考したりするのが自分な以上
それは相対的なものじゃないかって考える



【説明】
みんなにとって絶対って言えそうなことは何かあるかな?
例えば明日自分が生きてることは絶対?
これは絶対じゃないだろうなってみんな思うよね


もう少し広げて
明日地球が存在することは絶対?
悩むけどこれもきっとみんな絶対じゃないって思うよね
天文学的な確率だとしても明日には地球が失くなってることだって考えられるんだから


ここからが難しい
今みんなが見ているもの
例えばスマートフォンとか机とか壁とか
それらが存在することは絶対?

僕は違うって考える
みんなの見間違いかもしれない
本当は存在しないのにみんなが錯覚してるだけかもしれない
もちろんそんなことは基本的にあり得ない
0.01%も無いようなこと
でも0じゃないと僕は思う
これを考えられる人だけがこの先の教えを聞いて欲しい


過去についても付け加える
例えば今から400年くらい前に日本で関ヶ原の戦いがあったのは絶対?
ここまでこの話を読んでくれたみんななら「いや 歴史なんてアテにならないし自分で見たわけじゃないから絶対とは言えない」と思うかな
じゃあグッと現代に近付けて
2021年に東京オリンピックが行われたことは絶対?
もっと近付ける
5分前に地球が存在してたことは絶対かな?

これもね
ここでは絶対じゃないことにしてる
飽くまで『5分前に地球が存在してたと自分が思ってるだけ』っていうことにしてる
「いやいや 自分には5分以上前の記憶あるし」と思う人も居るよね
ここまで来るともうSFみたいな可能性しか提示出来ないけど
それはそういう記憶を持った状態でついさっきみんなが作られたのかもしれない
地球なんて存在しないけどみんなの脳がそう錯覚してるだけかもしれない


こういう具合でみんなが考える絶対って言えそうなことは
物凄く極端な可能性を考慮したヘリクツを使えば否定出来るんだよね
だからまきにゃん教では絶対は存在しないものなんじゃないかってことにしてる
もちろん絶対が存在する可能性もあるけど
ややこしいからとりあえずは無いってことにしてみる



【まとめ】
ここまで書いてあることが分かるかな?
正直僕の教えで1番難しいかもしれない部分だから
今は全部に納得出来なくても大丈夫


さっき説明した5分前の地球についての話を聞いてて
「そんなこと言ったら自分が今考えてることが絶対なんだからもうそれが真実でよくない?」みたいな風に思った人が居るかもしれない
正にそうなんだよね
それが相対的ってことなんだよ
この世の真理は分からないけど自分が認識してるものは全部自分にとって絶対的な感覚
それは周りにとって相対的なことだし
そもそも周りのことを自分が感じてる時点で相対的ってこと


というわけで今後僕の考えを聞くときは
「究極的には絶対なんてものは存在しない」っていう体で居て欲しい
これは一見実用性の無い理屈に聞こえるけど
実は僕の考えを知って生きてく上じゃ1番重要かもしれないことだから
よく分かって居て欲しい



【補足】
今回使った例えは"この世に"絶対というものが存在しないっていう話について語ったもの
でも何か仮定を付けて空想の中でなら絶対みたいなものが存在するのは当たり前の話


例えば水が100℃で沸騰することは絶対?
1+1の答えが2であることは絶対?


これらはね
それぞれ仮定の上でなら絶対って言ってもいいんだよ
前者は科学の上では水が沸騰する温度を100℃って定めてるから絶対
後者は数学の上ではそう定めてるから絶対
こういう風に限定的な価値観の中でなら絶対が生まれることはまあ当たり前のことなんだよ

何かの下で考えたことっていうのが既に相対的なことだから
その学問とか状況から抜け出せば絶対的なことなんかじゃないんだよ
実際2進数の世界じゃ1+1の答えは2じゃなくて10だし
大事なのはこういう仮定の無いこの世界では絶対ってものが存在しないんじゃないかってこと

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