デデデデ前章 感想


まず冒頭から癖にぶっ刺さり。なんというか、僕は「組織」が好きなんですよね。エヴァやシン・ゴジラみたく、指示や伝令が上から下へ段々に伝えられる感じ。あれが好きで大学でも学祭運営やってたまである。欲を言えばそこに有能な指揮官がいればもっとアガるんですけども。今回のトップ指揮官ポジションである総理はなかなか無能そう、、、と思いきや後半でびっくり。この辺は素直に物語の魅力ですね。

もう1点感動したのが、この映画に出演されている豪華声優陣についてだいぶ理解が深まってきたなという点。主演を張っておられる幾田りらさんとあのちゃんはともかく、我らが諏訪部順一から杉田さん、種崎敦美さんなどなどビッグネームが揃っておりました。アニメを本格的に見始めた、というか声優や制作会社まで意識して観るようになったのはここ2、3年の話ですが、ここ最近、この声は!みたいな体験が増えてきたんですよね。これは素直に嬉しい。オタクとしてのレベルが上がってきたというものだ。

世界観も非常に良かった。
まずキャラデザ。美男美女だらけの2次元世界においてかなり異色のキャラクターたちも、ネガティブな意味でのリアル感というか(褒め言葉です!)、どことなく不気味な印象に一役買っていたように感じました。そして「侵略者」たち。小型で人型、一見すると可愛らしい姿で愛らしさすら感じますが、最終盤で空からワラワラと降ってくる姿にはぞっとしました。隠れていた異物感が露わになったというか。回想シーンの途中からすっかり姿を消していたいそべもんも含め、彼らの「侵略者」としての側面を観られる(かもしれない)後章が楽しみですね。

そして散りばめられる小ネタ。初カキコ、、、ども、、、は流石に笑いました。その他にも、あんな仏頂面なのにLINEでは「ファーーーーーーwwwwwwww」なんて返しちゃう先生に、どう考えてもドラえもんないそべもん(同じ小学館だからの力業?)。この辺りも、前述のリアル感を演出するうえでとても上手いなと感じました。

まだまだ書き足りない語り足りないですが、電車を降りないといけないので一旦締めます。この記憶が出来るだけ新しいうちに後章をみたい!


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