見出し画像

轟轟戦隊ボウケンジャー妄想スペシャル「ボウケンジャー in 山中湖」

このSSは2006年7月23日に某mixiに投稿したものです。

++++

晴れた空、中央高速。
4WDの運転手はチーフ。
助手席でコンビニおにぎりとか剥いて「あーん」している菜月。

蒼 太「さくらさん、つぎのサービスエリアで席代えしましょうか(おそるおそる)。」
さくら「い、いえ。このままでかまいまスぇんよ(ぴくぴく)。」

追い抜いていく、真墨ライドオンBMW&高丘ライドオンハーレー。

真墨&高丘「いえー、きゃんぷきゃんぷー。」
菜 月「あいかわらず、おこちゃまだ。」

で、キャンプ場到着。
一瞬にして迷彩模様のテントを組み上げるさくら姐さん。
かまどづくりと火起こしは任せて、の真墨。
さっそく、リクライニングチェア出して本を読んでるチーフ@レイバンのサングラス。

蒼太「チーフ、ナニ読んでるんです?。」
チーフ「え、・・・山中湖ガイドブック。初めてなんだよ、こういうふつうのキャンプ場。」
蒼 太「・・・実はオレもです。」

ゴハン隊は真墨、高丘、菜月。
でもって・・・じつはゴハン作れないことが判明するさくら姐さん。

菜 月「ますみー、菜月なにすればいい?。」
真 墨「とりあえず水汲んでこい、菜月。」
菜 月「うん映ちゃん、一緒に行こ。」
真 墨「え、いや。・・・菜月、オレがいっしょに行こうか?。」
菜 月「ううん、真墨忙しそうだから、映ちゃんといって来るね。」
真 墨「・・・。」

真墨入魂のサングリアとかそういうもので乾杯してゴハンです。未成年はノンアルコールですかね?。
野菜を食べようねってカンジで「映ちゃん特製夏野菜のカレー」とか食べそうだよね。
みんなでおいしーって食べます。良い子は好き嫌いを言わないのです。こっそり人参をよりわけていた真墨が映ちゃんにおこられます。
当然のようにキレンジャーっぷりを発揮する菜月と、
隠していた甘いモノスキーの本性を「蒼太特製のデザートフラッペ」あたりでバラしてしまうさくら姐さんが見たいです。

おなかもいっぱいになりました。湖畔で花火でもしましょうって、みんなで夜の山中湖。
遠くまでとんだロケット花火の光で一瞬水面に大きな黒い影が?
気がついたのはチーフだけ。こっそり暗視双眼鏡で湖面を見つめると・・・楽しそうに水浴びするジャリュウ一族のみなさんが。

チーフ「見なかったことにしよう。」

いやなものは忘れて、さあ、もう寝ましょう。
高い樹上にハンモックを吊って「いや、ここじゃないと安心して眠れないんです。」っていうのは蒼太@元国際スパイ。
同じく・・・こっそり結界を張ってる高丘映ちゃん。

菜 月「映ちゃん、ここキャンプ場だよ?。」
高 丘「だ、だって何が出てくるか、わからないじゃないかっ。」
菜 月「映ちゃん・・・、チキン?。」
高 丘「そんなことないっ!ちょっと暗いのが苦手なだけだっ。」

深夜、女子テントでは・・・。

さくら「菜月は・・・、正直に言ってくださいね。菜月は誰のことが好きなんですか?。」
菜 月「菜月はみーんなが好きですよっ。」
さくら「そう・・・(安堵)。」
菜 月「でも、ひとり選ぶならチーフですねっ。真墨と映ちゃんはおこちゃまだし、蒼太さんは優しいけど、女の子にはだれにでも優しいから。」
さくら「そ、そう・・・(動揺)。」

明け方、高丘の結界にだれかがひっかかります・・・「だっておいしそーだったんだもーん」。カレーにつられて来た、風のシズカさんでした。

翌日のメインイベントは、もちろん菜月とさくら姐さんと(カレーをめぐんでもらった)シズカさん@グラビアクイーンの水着ですよ。三人でモーターボートに乗って湖へ。すると湖の真ん中の小さな岩の上で釣り糸をたれる白い御姿が。

ガジャ「・・・釣れんな。やはり針が真直ぐでは釣れないのか、天下は。」

菜 月「太公望?。」
さくら「見なかったことにしましょう。」
シズカ「そうしよう。」

ひとりでパラグライダーを楽しんでいる蒼太。
・・・今横を飛んでいったのはゲッコウ様??。

あ、そして高丘の末裔と真墨のブラックバス大物釣り勝負!
(えーと、いろいろな山上湖に無断でバス類を放流するのはやめましょう、ニジマスとかワカサギが全滅します)。・・・結局、山で熊捕ってきちゃったチーフの勝ち、みたいなオチで。

真墨「明石には手加減ってものがないよなー。」

さー帰りますよ~みなさーん。バイクは屋根に積んでねー。
運転はチーフ。助手席にはさくら姐さん。後席は大爆睡。

チーフ「お前も寝ていていいぞ。」
さくら「いえ、そんなわけには・・・ふぁ。」

・・・さくら姐さんもおやすみなさい。

チーフ「ちょっとした・・・ボウケンだった・・・かな。」

(おしまい)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?