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見参!志葉学総合武術部っ

2009年07月28日に某mixiで公開していたらしい侍戦隊シンケンジャーのリアルタイムレビューとそこからの学園スポーツモノ妄想。

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「たとえ子供の頃から鍛錬していたとて、所詮養殖モノの殿は天然モノのことはには敵わないのだなぁ」な今週でございました、まる。


・・・でもでも、それでもがんばってる殿の不器用さがたまりません。


おそらく仲間内での「立ち位置が取れてない」のは、ことはじゃなくて殿、貴方でございまする。
殿の基本コミュニケーションスキルが低い上に、周辺がわりと空気読む能力高くないしなぁ。流ノ介も千明もことはも「自分の殿様像」を殿に重ねている傾向が強い(・・・だから今週の「殿様は殿様やし」×2ってことはの台詞が生きてくるのですが)し、茉子は分かっていて放置するし(で、「俺もうダメだー」ってタイミングで「ぎゅーってしてあげなきゃ」になるんだから鬼だよな、この娘

源太の知っている「タケちゃん」像が現在の「殿と家臣たち」から「命を預けたリーダーと仲間」への関係性の変化のきっかけになったのは確かだけれど、それだけではチームリーダーとして何かが足りないのですよ。

流ノ介の「敬愛」や千明の「ライバル視」にはオトコノコとして対応可能だけど・・・ことはの「憧憬」や茉子の「信頼」にうっすらと乗った恋情を意識しちゃったらガチガチになりそう。

ヤツは中坊かww


味方側敵側含めて「群像劇」としての要素の高さはボウケン以来のものがあると思うのですが、ちょっと性格が違う。
ボウケンは「個々のスペシャリスト集団」が「お互いを心から信頼したチーム」になっていく「信頼」の物語ですが、シンケンはもっと単純に「宿命の中で切磋琢磨しあう若者たち」の「成長」の物語ですよね。

・・・個人的には十臓、太夫と慟哭の物語にも期待しています。二人が生きて外道になった理由が「妹分の裏切りで半面を大火傷したことでさる大名家の身請話が破談となった太夫が望んだ永遠の若さと美貌をかなえるために、十臓が娘100人辻切って、その生き胆を喰らわせた」とかだったらちょっと燃えます

ちなみに、そういう(ボウケンとシンケンを「群像劇」とする)言い方だとゲキレンは「成長劇」、ゴーオンは「人情話」だと思います。戦隊物の面白さというのは、実は同じ「勧善懲悪」フォーマットに何を盛り込んでいくか、「友情」「努力」「勝利」のジャンプ方程式をどんなバランスシートで組み込むか、というところにあるような気がします。

さらに最近の江戸学では「規則だらけの窮屈で自由意志のない侍」と「世間体はとりつつもざっくばらんで自由な町人(特に職人とか)」、「何者にも捉われない漂流者たる街道の民」の姿が明らかになってきているので、その辺りも考慮範疇なのか(多分考えすぎ


・・・そんなことを考えていると実は久々に妄想が止まらない。というかプロじゃなくて部活の合宿所っぽいんだよねシンケンジャー。

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タイトル「見参!志葉学総合武術部っ」

学校法人志葉学園 総合武術部を舞台に、互いに切磋琢磨しあう若者たちの成長を描いた青春作品。

志葉丈瑠(高等部2年生)
得意種目:大太刀。現部長。
中高と志葉学園に通うエスカレーター組。
3年生の引退前から次期部長候補として部を引っ張ってきた実力者だが、子供の頃から剣道、柔道の鍛錬に明け暮れていて友達づきあいが少なかったためか、仲間と打ち解けることが苦手。
祖父が先代の志葉学園理事長であることにコンプレックスがある。
先輩である梅盛源太とは一緒に志葉学園併設の武道場にかよっていた幼馴染。

池波流之介 (2年生)
得意種目:弓。現副部長。
高校から総合武術部のある志葉学園に転入してきた変り種で、曲がったことの大嫌いな熱血漢。
中学までは弓道と日本舞踊を習っていた。丈瑠と同年だがその実力を高く評価しており、自ら副部長を買って出ることで、丈瑠に部長を引き受けさせた。
マネージャーの白石をちょっと意識している。

白石茉子(3年生)
得意種目:刀。現マネージャー。
中高と志葉学園に通うエスカレーター組。
もともと冷静な判断力と優れた身体能力で総合武術部でも屈指の実力者だったのだが、2年生の春大会後、突然マネージャーに転向し、後輩部員である丈瑠たちの面倒を見ている。転向の理由は不明。
志葉学園のライバル高である隆慶高校となにか複雑な因縁があるらしい。

谷千明(1年生)
得意種目:槍術。
志葉学園近くの公立中学からの入学組。
中学までは柔道部員で軽量級では県下でもそこそこに名が知られた存在だったのだが「雑巾ダンスなんてやってらんねえ」と高校入学を機に総合武術部に入部。すっかり幽霊部員だったが、茉子や丈瑠の姿に感化されて現在修行中。
丈瑠を「いつか越える目標」としてライバル視しているため、同年なのに丈瑠を立てている流之介がちょっと気に入らない。ことはがちょっと気になる。

花織ことは(1年生)
得意種目:小太刀。柔術。
京都にある志葉学園系列の女子中学からの越境組。
極めて俊敏で小兵ながらバランスの取れた選手。中学時代から活躍し、志葉学園への推薦入学を果たした。純真、誠実、温和な性格だが、ガールズトークでの天然毒舌っぷりにも定評。同年女子から「今、黒ことは出たよー(泣」と揶揄されることも。
丈瑠、流、千明にそれぞれ好感を持っており・・・ある意味「台風の目」。

梅盛源太(3年生)
得意種目:柔術。抜刀術。小柄投。
丈瑠と一緒に志葉学園併設の武道場にかよっていた幼馴染だが、中学受験に失敗し高校から志葉学園に入学した。実は前副部長。実家は寿司屋で、よく千明や流たちの胃袋をケアしてやっている。
千明とは学区が違うため中学の後輩ではない。
おおらかなのんき者で、大騒ぎが好きなトラブルメーカーだが、後輩思いの優しい先輩。
「店を継ぐ」つもりだが、実は将来を嘱望されている天才肌の俊英で、某国立大学の電子工学科からの推薦入学の話が・・・。


顧問 日下部彦馬
志葉学園の社会科教師で専門は日本史。
総合武術部の顧問として併設の武道場を管理している。腰痛もち。
丈瑠や源太を小学生の頃から指導してきた実篤な人物だが、「最近の若者」には一家言あるらしい。

その他の部員 黒子一同
外道学園総合武術部 血祭ドウコク、薄皮太夫、骨のシタリ(顧問)
隆慶高校総合武術部 腑破十臓

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うわ、設定できたよwww

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