【夢小説】私の色



※注意:これは夢小説です!!!!!!作者が出て来ます!!!!







古澤頼子…実はよく食べる美術系アイドル
P…マネキントって言うやつらしい




仕事場 夜遅くまで残って仕事をしてるP

P「まあ、こんなもんか〜」
コンコン
頼「あの、お疲れさまです」

P「お、頼子じゃん。お疲れ」
頼「まだ、お仕事ですか?」
P「そうだね、もう上がるけど」
頼「それは良かったです。ここのところ忙しそうだったので」
P「そうかな、まあ今良いモチベで仕事できてるし、良いことだよ」
頼「そうですね… あの、Pさん」
P「なんでしょ」
頼「この後、お時間ありますか?」
P「ん、いいよ」
頼「ありがとうございます。では、1階のロビーで待ってるので」
P「はーい、15分後くらいには行くね。親御さんに連絡しておいてね」
頼「お気遣いどうも。はい」
ばたり
P「…なんだろ」

ロビーで合流して、近くの小料理屋へ

店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
頼「はーい、お願いします」
店「失礼します」
頼「…こうして食事するのも久しぶりですね」
P「…確かにそうかも」

頼「最近、他のアイドルもプロデュースされてますもんね」
P「ちとせ?」
頼「はい、ちとせさん」
P「あの子は面白いよ、君とはある意味真逆かもしれない」
頼「真逆…ですか?」
P「うん、あの子は色がはっきりしてる。その分、否が応でも視線が行っちゃうから」
頼「…」
P「だから、そこが問題なんだよね」
頼「?」
P「ちとせは確かに華やかだけど、それゆえになかなか本質を見てもらえないというか、外見が内面を知るための障壁になってるというか。奥に隠された本当の色をまだ見せてないし、俺も見抜けられていない状態…かな」
頼「…なるほど」
P「本人は、誇張するようなことや明らかな嘘は言ってないんだけどね。むしろありのままの姿でいようとしている。まあでも、そこが問題でもある。もっと馴染んで、もっといい表情をさせるには、まだまだ時間がかかりそうかな」
頼「ふーん」
P「まあこれからライブもあるし、、、しばらくはそれに向けて準備中だよ」
頼「…なんだか、楽しそうですね」
P「えっ?」
頼「今のPを見てると、すごく生き生きしているように感じました」
P「うーん、そうかもな なんか、まだ見たことのない色があったんだって感じかな…」
頼「良かったですね」
P「まあ、俺も色々彼女には借りがあるからね」
頼「…そうですか」

P「勉強中さ、色々。俺はまだ視野が狭いから」
頼「…」
P「君の可能性ももっと引き出してあげたいけど、俺はすごいPじゃないから、俺がやりたいようにしかできないし、他のPに任せることだってあるし… 視野の狭い俺が頑張って色々何かするより、色んな人に色んなプロデュースをしてもらった方が、君の可能性も広がると思ってる」
頼「…」
P「ちとせのPを片手間にやってるわけじゃないけど、でも、彼女のプロデュースが君の可能性を広げる足がかりになるかもしれない、そんな想いもある」

頼「…可能性なんて、広げなくても良いんじゃないですか?」
P「…え?」
頼「色なしの私に彩りを与えてくれたのは間違いなく、Pです。その中で…今まで色んな色を演じてきだけど、私にとって最良の色が何色かなんて、私、わかってます」
P「…」
頼「私が選んだ色でPに勝負してもらいたいんです」
P「…」
頼「P、私を信頼してください。私だってこれまでアイドルをやってきた意地があります。」
P「…はは」
頼「P?」
P「は…いや、そう言えば君は頑固だったなって、思い出したね」
頼「そうですよ。私、言うときはちゃんと言うから」
P「いいね、いい色だよ。そう言うのをずっと待ってたのかもしれない。でも、どんな色で勝負するんだ?」
頼「それは、その」
P「なんだい?」
頼「証明します、私のステージで、私だけの衣装を纏って」
P「ほほう」
頼「それが、私の色です。P、私と言う絵筆を使いこなしてください。だから、もうちょっと待っていて」
P「…わかったよ」
頼「多分、もうちょっとだと思うんで」
P「わかった」
頼「お願いします」

店「お待たせしましたー、シーザサラダと、モッツアレラチーズのハンバーグのライスセット、魚介のスープスパゲティと、ベーコンのクリスピーピッツァ、鳥の唐揚げです」
P「…食うね」
頼「…おごりと聞いたので!」
P「言ってないよ!?」
頼「ふふっ」



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