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シンプルFX・短期的スイングトレード 2021年10月分リアルトレード解説

 最後に2021年10月分のリアルトレードの解説あるのでみてください。


・環境認識①

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 ダウ理論などの最低限の知識があることを前提に解説します。赤線の戻り高値、青線の戻り安値は分かると思います。初心者が迷うのはWトップの黄線を抜けたところだと思います。この黄線を抜けたからといって、下降トレンドにはなりません。

 下降トレンドになるには、Wトップを抜けた後に戻り高値をつけて切り下げた時だけです。たとえは下に書きます。

・環境認識②

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 Wトップの黄線を抜け戻り高値を作ってから、切り下げているため下降トレンドになります。これをしっかりと把握することが大事です。初心者トレーダーはWトップの黄線を抜けた、もしくは押し安値を抜けたことで、下降トレンドになると思っている人が多いです。でも違います。下降トレンドになるには、切り下げていくことが必要なのです。それは上昇トレンドでも同じで、戻り高値を抜けただけでは上昇トレンドになりません。切り上げていくことが必要です。

 これを踏まえたうえで、トレード手法に移っていきます。

・日足手法編

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 上記の図は、日足のトレンドです。赤線は上昇トレンドの戻り安値と直近の高値に引いたものです。取引の条件はこの二本の赤線の間に日足が存在していること。この間にプライスがある時に限り、時間足を落とし、エントリーのタイミングをはかっていきます。

 わたしの手法は日足→二時間足の順に見ていきます。上記の図の場合は、日足で条件が揃っているので、エントリー足である二時間足へと移ります。マルチタイムフレーム分析です。

・日足手法 エントリー編

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 黒が日足のトレンドであり、青が二時間足のトレンドです。エントリーする前に二時間足の戻り高値と切り下げの直近安値の緑線を引きました。その二本の線を使ってエントリータイミングをはかっていくことになります。

具体的なエントリーの入り方は下に書きます。

・日足手法 エントリー編 パターン①

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 緑線を抜けてから、一度緑線タッチし、紫線を抜けたところでエントリーする。

 損切は直近戻り安値に置く。

 エントリーパターン②へ続く。

・日足手法 エントリー編 パターン②

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 緑線を抜けてから、一度緑線タッチし、紫線を抜けたところでエントリーする。

 損切は直近戻り安値に置く。

 次は利益の伸ばし方。損切位置のトレール方法になります。

・日足手法 トレール編 パターン①

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 はじめエントリーしたときの損切ポイントは、損切①です。そこから利が乗っていき、次の波の押し安値に損切を移します(損切②)。また利が乗ってきたら損切③へと移していきます。

 利益が乗ってきたら損切位置をずらすことをトレールといいます。利確を指定した場所まで利が伸びればいいのですが、上手くいかないことも多いため、損切位置を移していくことで最低限の利を確保していきます。それがトレールです。

・日足手法 トレール編 パターン②

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 はじめエントリーしたときの損切ポイントは、損切①です。そこから利が乗っていき、日足実体のラインに触れたら、損切位置を損切②にトレールします。また、その上の日足高値に触れたら、建値に損切をトレールしていきます。そこから先は、日足手法トレール編パターン①にあるようなトレール方法をとっていきます。

・日足手法 トレール編 パターン③

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 日足のローソク足が確定し、陽線だった場合。安値に損切をトレールする。①~⑤までの陽線の安値にローソク足確定ごとに、損切位置トレール。

・八時間手法編

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 八時間足でも狙う場所は日足と同じですが、日足よりも押しの浅いものを狙っていきます。押しが深すぎると、あまりテクニカルが機能せずにずるずると落ちていく可能性があります。

 八時間足のエントリー足は三十分足になります。上記のような形であれば、三十分足でエントリータイミングをはかっていきます。

 下に押しが深い図を掲載。

・八時間手法 エントリーを見送るチャート編

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 上記の図は深い押し目の図です。このように深い押し目のときはエントリーを見送ります。もちろんポジションを持った後に上がっていくこともあるのですが、その時は仕方ないと諦めることも重要です。どれだけ感情を入れずにトレードが出来るかが年間の収益に差を生んできます。

・八時間足手法 エントリー編

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 戻り高値である緑線を抜けてから、一度緑線タッチし、紫線を抜けたところでエントリーする。

 損切は直近戻り安値に置く。

 

 ※日足では日足手法エントリー編パターン①のようなエントリーパターンもあったのですが、八時間足の場合はこれだけがエントリーパターンになります。

 次は利益の伸ばし方。損切位置のトレール方法になります。

・八時間足手法 トレール編 パターン①

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 はじめエントリーしたときの損切ポイントは、損切①です。そこから利が乗っていき、次の波の押し安値に損切を移します(損切②)。また利が乗ってきたら損切③へと移していきます。

 利益が乗ってきたら損切位置をずらすことをトレールといいます。利確を指定した場所まで利が伸びればいいのですが、上手くいかないことも多いため、損切位置を移していくことで最低限の利を確保していきます。

・八時間足手法 トレール編 パターン②

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 はじめエントリーしたときの損切ポイントは、損切①です。そこから利が乗っていき、四時間足実体のラインに触れたら、損切位置を損切②にトレールします。また、その上の八時間足高値に触れたら、建値に損切をトレールしていきます。そこから先は、八時間足手法トレール編パターン①にあるようなトレール方法をとっていきます。

※八時間足手法のときの実体ラインは四時間足の実体を使用します。

・八時間足手法 トレール編 パターン③

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 八時間足のローソク足が確定し、陽線だった場合。安値に損切をトレールする。①~⑤までの陽線の安値にローソク足確定ごとに、損切位置トレール。

 わたしのやっていることは、物凄く簡単なものです。それでも勝ち続けることはできます。あとは自分との戦いで、「ルールを守れない」「損切が続いたため頭に血が上り感情的取引を行う」、そういったことを続けているうちは資金は増えていきません。ほとんどの人は感情的な部分でやられているように思います。

 相場によっては1、2週間取引が出来ないような相場だってあります。そういうときには、自分の能力の問題ではなく、相場の問題です。相場が悪ければどんなに凄い投資家の人でも、プラスにするのは難しいです。ただ凄い投資家の人たちは、悪い相場で損失を最小限に抑えるだけのメンタルをもっています。

 FX取引は利益を積み重ねることが目的であり、ポジションを持つことが目的でないことを覚えておいてください。

スイス/円 9月30日

日足

二時間足


豪ドル/円 10月07日

日足

八時間足

三十分足

ポンド/ドル 10月12日

日足

二時間足

豪ドル/ドル 10月19日

日足

八時間足

三十分足

ユーロ/豪ドル 10月19日

日足

八時間足

三十分足

ユーロ/ドル 10月21日

日足

八時間足

三十分足


2021年10月分の取引です。一か月のトレード自体は少ないですが、確実に利益をあげることを目的にやっているので、こういうスタイルになっています。


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