日本語配列キーボードの話
他の言語がどうなっているのかはわかりませんが日本語のキーボードはやたらと入り組んでいるような気がします。
というのも、キッチンにPCを持ちよって(あまり重要でない)作業やメールの返信をすることが多く、現地の人々のキーボードを見ていろいろ違うことに気が付いたためです。
パッと見ただけでも、スペースキー周辺の変換・無変換・カタカナひらがなローマ字キー、Caps Lockと兼用の英数キー、半角/全角(漢字)キーなんかは英語配列にはなさそう。
じゃあ代わりに何があるかというと、スペースキー周辺のキーは全部スペースキーになっているし、半角全角キーは謎の記号、英数キーがない代わりにShiftを押さなくてもCapsLockキー単体で機能します。
また、これは初めて知ったのですが、右のAltキーが「Alt gr」キーになっており、左のAltキーとは機能が少し違うようです。
ワープロソフトで試してみると、右altと母音を同時押しするとáíúéóのようにアクセント記号が付きます(他の向きのアクセントの出し方は知りません)。
あとそれぞれのキーボードにひらがながついていますね。
最後にこのキーボード、つまりローマ字ではなくかな入力している人を見かけたのは小学校1年のコンピューターを使った授業です。
当時の同級生のうち、かな入力をしている人もその時はいましたが、今使っている人はさすがにいないでしょう。
何のためにあるんでしょうか。
ある日突然日本中のキーボードからひらがなの表示が消えても困る人はそうそういないのではないかと思います。
話がそれましたが、配列の話に戻ると、自分が関心を持ったのは「変換」についてです。
日本語では何種類も文字を使い分けないといけないので変換が必須です。
英語ではスペースキーはスペースのキーなんです、当たり前ですが。
英語圏から入ってきたであろうPCのキーボード配列を、元の形を保ったまま日本語に合わせて配列を整えていくのはさぞ困難の連続だったのではないかと想像されます。
ハードの部分だけでなく、ソフトについても、詳しいことはわかりませんが使用頻度を参照して変換してくれてますよね(頭悪い変換も多いですが)?
英語って多分辞書があって、スペルを間違えたらそれに似てる単語を探すプログラムと、文法的な誤りを直してくれるプログラムの二つが、ひとまず前提とされているところでしょうか。
それらはそもそも考える頭の部分があるときの話であって、ワープロのことを考えると、アルファベットを26個用意すれば基本的には事足りそうですね。
そう考えると日本語って奥深いのかもしれません。
大体の言葉は漢字に変換しますが、たまにひらがなで使うのが通例の言葉もあったり、人によって判断基準が違ったりしてますし。
同じくワープロのことを考えると、ひらがなだけでも50個あるし漢字を含めたらどうなることかわかりません。
昔の木版印刷だか活版印刷だかのドキュメンタリーで、膨大にある中から一つの漢字を物凄い速さに見つける職人を見た覚えがあります。
ただ、日本語の変換機能があるおかげで、多種多様な記号を入力したり、短縮読みを入力できるのはかなりの強みだと思っています。
自分は「いえ」に実家と下宿先の住所、「める」にメールアドレス4種を登録して呼び出せるようにしています。
あと学科コースの名前がジュゲムみたいに長いので「がく」で入力できるようにしています(かなりおすすめ)。
あと記号関連も、「p」で全角半角両方の丸かっこ、「q」で二重かぎかっこ、「k」で←、「l」(L)で→、「m」で↓を入力できるようにしています。
日本語でノートをとるときによく使います。
挙げだしたらキリがありませんが「。。」と「・・」で「…」(3点リーダ)が出るようにもしました。
「変換」キーの横にあるカタカナひらがたローマ字キーは人生で一度も使ったことがありません。
最近キーリマップ(キーを入れ替えること)という言葉を覚えたので活用してみるのも手かもしれないですね。
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