大学教育の制度について

そろそろ授業が始まって2ヶ月になります。
今のところ、イギリスの大学1年生を体験しているという感じなのですが、叙事詩や小説、中英語、近現代の国内外文学、詩など”文学”を網羅的に学んでいるという印象があって良いです。

何を念頭においているかというと、かの有名な教養学部の制度です。1-2年生の間は、文系と理系の別はありますがその中では好きな授業を取れるというものですね。

決して教養学部をけなしているわけではなく(選んだのは自分だぜ)こういう型にきちっとはまった教育も良かったのかな、と思いました。

というのも東大の前期教養で学んだことを今振り返って何かしら役に立っているのか、と言われて答えられる自信があまりないからです。

そもそも自分が前期教養を選んだのは率直に言えばやりたいことが決まっていなかったからで、その期間のおかげで今は勉強したい分野が見つかったので結果として選択は正解だったと思っていますが、同時に前期教養の1年半をどのように過ごしてきたのだろうと考えると少し心が揺らいでしまいます。

結局、東大は自分がやりたいことをやれるという、悪く言えば放任主義的なところがあるので、それが合う人もいれば合わない人もいるということでしょうね。


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