[ボドゲ]イオの手先を語りたい![Seasons]

マンドラゴラです。
deltaruneのChapter2が配信されましたね。死ぬほど面白いです。ボス前でセーブして繰り返し戦うほどには楽しんでます。

さて、今回はカード個別解説の第3回です。
今回は「イオの手先」です。

イオの手先とは

画像1

イオの手先 (使い魔)
☆-5 風
大気の魔力トークンを1つ受け取り、召喚ゲージを1つ上げる
あなたはクリスタルを得られない
(起動)大気の魔力を1個捨てる:(この)イオの手先を左隣のプレイヤーに渡す

運命の行方拡張で登場した使い魔カード。

「オニスの忌まわしき魂」のような相手に送りつけるタイプの妨害カード。あちらと違う点として、「クリスタルが得られなくなる」という変わった効果を持ちます。

その効果は読んで字のごとく、あらゆる行為から発生するクリスタルが全て0になります。
ダイスによるクリスタルはもちろん、「驚愕の箱」や「使い魔の像」といったクリスタルを得るカードも効果量は0になります。

ラウンド終了時にクリスタルを得ることで生計を立てる系プレイヤーにはよく効きます。そのラウンドでそのプレイヤーの手番を終えた後、そのプレイヤーのイオの手先を投げることで、ラウンド終了時にはイオの手先はそのプレイヤーのもとにいるわけです。

注意したいのは、相手にこのカードを投げても、相手も風1つで投げ返してくることです。オニスほど投げ合いになることはないと思いますが、風魔力の枯渇などで自分が被害を受けそうなことが予想されるなら無駄に投げるのはNGです。

このカードのもう一つの特徴として、召喚するだけならプラスでしかない、ということが挙げられます。召喚時に風魔力は戻ってくる上に、召喚ゲージを+1してくれます。
召喚したあとは「アルスのミミック」なり「壊死のクリス」なりのコストにすることで、得しかしないカードへと化けるのです。

この「コストにしやすいカード」であるという点、利点であり注意点でもあります。このカードを相手に投げたとき、相手がミミックやクリスを持っていたら?投げるときはドラフトでの情報から危険の無いと判断したときに投げるようにしましょう。

さて、ここまで投げる投げないと言ってきましたが、まずこのカードがゲームの中盤あたりで歩き回ることは滅多に見ないです。このカードの真の恐ろしさは「ゲーム終了時にクリスタルを得るカード」にも効果が作用することです。

ゲーム終了時にクリスタルを得るカードには、「ラグフィールドの兜」、「ウルムの封印された箱」、「古代の宝石」、「クシディットのランプ」があります。ランプは別として、先に挙げた3枚は条件は厳しいもののそれぞれ20クリスタルだったり35クリスタルだったりをゲーム終了時に生み出してくれます。
これらは総じてクリスタルを得る効果なので、イオの手先の効果対象になります。

もし、ゲーム終了時にこれらのカードを出しているプレイヤーにイオの手先が投げられたら…?

イオ

こうなります。

特に公式認可カードセットだと古代の宝石とイオの手先がどちらもあるので、よく起きることなんだとか。

ゲーム終了のタイミングに合わせるのは難しいことですが、決まるととても気持ちいいです。ぜひ狙ってみましょう。

ついでに、イオの手先の効果に関する補足を書いておきます。

イオの手先が場にある状態で「アルスのミミック」や「竜の頭蓋骨」でイオの手先を生贄にした時、クリスタルはしっかりもらえます。
ただし、頭蓋骨でイオと一緒に「ジラの盾」を生贄にしたい場合、イオを先に生贄にしないと盾のクリスタルは得られないと思います。これは検証したことが無いので憶測の域ですが…

また、最近まで自分は勘違いしていたのですが、「アルカノ蛭」や「強欲のフィグリム」のような相手のクリスタルを奪うカードとイオが一緒にいる場合、相手のクリスタルが減少するだけで自分のクリスタルは増えないです。

立ち回り

ドラフトでのこのカードは基本的にスルーされます。実際そんなに急いで取るようなカードでもないです。

話が変わってくるポイントは、「ラグフィールドの兜」のようなゲーム終了時にクリスタルを得るカードがドラフトで回っているとき。自分がそれを使う気が無いのであれば、イオを取るのが有効な選択肢になり得ます。
特に2人戦なら、ゲーム終了タイミングにイオを合わせやすいので狙ってみてもいいと思います。

また、「壊死のクリス」を取れた場合もピック優先度は上がります。理由は前述した通り。

イオを使うのはゲーム終了間近なので、基本3年目に置きます。クリスを使う場合はもうどこでもいいです。

1、2年目はいつも通りにプレイしていきます。3年目になったら、複数人戦は春ごろ、2人戦は夏ごろを目安に、自分が最終ラウンドでラストプレイヤー、もしくはゲーム終了にクリスタルを得るカードを出しているプレイヤーがスタートプレイヤーになるように季節の進みをうまく調整しましょう。正直うまくいかない方が多いです。決まったらラッキーぐらいの心持ちでいた方がいいかもしれません。

最終ラウンドになったらイオの手先を投げます。相手がラグフィールドなりを出していなくても、このカードは名声点が-5なので、相手の妨害にはなります。

相性のいいカード

・時のブーツ

(魔法のアイテム)
☆8 (コスト無し)
季節トークンを前後に1から3動かす

ゲームの終了タイミングを操作できるカード。最終ラウンドに向けたラウンド調整がほぼいらなくなります。

ブーツで3か月進めたいのに次のプレイヤーが「時の指輪」を出していて4クリスタル得てしまう…なんて時にはイオを先に投げておくことで少し得できます。

・壊死のクリス

(魔法のアイテム)
☆6 水風風
(起動)手札から使い魔カードを捨てるか、場の使い魔カードを生贄にして、魔力トークンを4個得る

もう言うことないでしょ。

・泥棒フェアリー

(使い魔)
☆6 0/3/6点(人数によって変動)
対戦相手がカードを活性化させるたびに、あなたは対戦相手からクリスタルを1個受け取り、さらに追加でクリスタルを1個得る。

「オニスの忌まわしき魂」ほど相性がいいわけではないですが、イオを勝手に散歩させておくと勝手に収入が入ってきます。自分のもとにイオが帰ってきたときにはクリスタルが入ってこない点に注意。

・アルスのミミック

(魔法のアイテム)
☆10 水土風
パワーカードを捨てる、または生贄に捧げる:クリスタルを12個得る

前述の通り、イオをコストにしやすいです。

終わりに

ということで、イオの手先でした。

いつもはただの嫌がらせカードですが、うまく使うことで嫌がらせどころかイジメみたいな力を発揮するカードです。ぜひ使ってみてください。

以上です。よきボドゲライフを。


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