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風のステラ 閲覧用スコア

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1 - 18
19 - 36
37 - 54
55 - 71
72 - 89
90 - 99
100 - 126
127 - 143
145 - 162
163 - 179
180 - 197
198 - 216

初演:2020.9.6. レヴァンテ・マンドリン オーケストラ 盛岡市民文化ホール〔マリオス〕小ホール

以下、ご自由にプログラムなどに引用してかまいません。
【楽曲解説】
 風の名前を冠する"レヴァンテ"・マンドリンオーケストラ様より委嘱の話を頂いて、私の興味は急速に「風とはなにか」ということに傾いていった。
 風とは地球の呼吸ではないかと自分なりに考えついてから、私は知識を深めるためライアル・ワトソン著「風の博物誌」を手に取った。ライアル・ワトソンは事実の捏造により表舞台から姿を消したが、全てを信じようとしなければその本の内容はとても面白い。著作では気象・科学・神話など、ありとあらゆる側面から風というものを紹介していた。風への愛に溢れた膨大で魅力的なセンテンスだったが、私にはミクロの視点が欠けているように思えた。その疑問は、地球の呼吸云々の前に私たち人間の呼吸も風だ、という当たり前のことに気付くきっかけとなった。
 風は呼吸、呼吸もまた風。生きる上で人は風を起こさずにはいられないことを確信してから、私は周囲の風の存在をとても身近に、愛しく感じるようになった。本曲では風を主人公にして、何者をも気にすることもなく吹き続ける自由さへのあこがれを表現した。伸びやかで大きな風をあらわすメインテーマ、そのまわりを渦巻いて吹く対旋律など各フレーズは風を、序奏-A-B-Aに分割される曲の構成は風を取り巻く環境(時間帯・場所)の変化を表している。この曲を聴き終わった方にとっての風が、今までよりも特別なものとなっていれば幸いである。(作曲者記)

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