太陽の船・月の鳥 閲覧用スコア
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初演:2023.9.16 N会 杜のホールはしもと
以下、ご自由にプログラムなどに引用してかまいません。
【楽曲解説】
N会様の委嘱により作曲。本曲のテーマを考える前に、N会の「N」は主宰者のN.N氏にちなんだ名称だと知った。そこで、私も氏の名前にちなんだテーマを設定してみたいと思い、名前に含まれる漢字の「日」、つまり太陽を扱う曲にすることに決めた。
太陽信仰は世界各地に見られる。そのうち、「太陽は船に乗って動いている」という信仰は有名なものではエジプト、そして日本の珍敷塚古墳にもそれらしき壁画が描かれている。
輝かしい太陽の船は夜に向かって進み、鳥は船を導く。太陽が沈むと月が支配する夜の世界になるが、やがて太陽の船はその静寂を破り、再び力強く天に向かって進んでいく。この太陽の運行のダイナミックさは、それ自体がすでに起伏のある物語であり、本曲はそれをなぞっているに過ぎない。それでももし感動が起こるのならば、それは古代人は知っていて、私たちは忘れてしまった太陽への感情と似ているかもしれない。 (作曲者記)
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