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線で繋ぐ①余木崎〜唐谷峠

阿讃縦走路とは

香川県観音寺市の余木崎~徳島県徳島市の長浜までの阿讃山脈を主に全長約120kmに及ぶ縦走路です。2022年4月23日に余木崎をスタートしました。少しずつの歩みの線を次へと繋げて完走をめざします。

余木崎〜大谷山

2022年4月23日
線で繋げる阿讃縦走のスタートです。

国道11号線の両サイドにある「道の駅とよはま」
登山口のある南側の鳥越駐車場側に駐車しました。
この地下道を渡って北側へ移動します。

目的は海面タッチ
海抜0からのスタートなんです。

今度は北側から南側へ戻って

ここが縦走コースの取り付き。
さぁ記念すべき第一歩!

いきなりの急登です。

ほどなくして余木崎三角点45.6m

道も不明瞭で色テープを頼りに進みます。

足元には大きな松ぼっくりがゴロゴロ
娘へのお土産にするために岩の上にデポ

ずっと続く急登の洗礼にすでに心が折れそうです。

少し穏やかな道になったと思ったら

縦走コース名物の案内標識
これを見るとテンションが上がって頑張ろうって思えます。
登山道も明瞭になりました。

そしたらすぐにこの激登り

穏やかな道になり、あの激登りは大変だったよねぇ〜なんて話しながら歩いていたら

また現れた
見渡す限り続く激登り

頑張る‼︎

足元にネットが張り巡らされているのだけれど
これを踏めばいいのか踏まないほうがいいのか
いったい何のために張られているのか

とにかく一歩一歩前に進むことだけ考えて歩く。

石ノ口三角点

やっと展望が開けました。
海面タッチしたスタート地点は棒の先。

よく登ってきたと自画自賛して
モチベーションを保つのです。。。

あらあら、今度は下るの?
山頂はまだ先なのに。
しかも結構急、、、

虎ロープが整備されていたので大助かり。

私の中のゴール

展望台?休憩所?
あとからここが松茸を見張る番屋だとお聞きしました。

ひぃ〜
また激登りで完全に心が折れました。
さすがの夫もお疲れ気味

お互いに励まし合います。

あれが大谷山山頂
まだまだ登らないと、、、

続くジグザグロープ

大谷山507m、いただきました!
県境の海の方面から登ってきました。

展望はありませんが
ゆっくり休憩できそうです。

ザックを下ろして足を休ませ
おにぎりやバナナを食べて休息と補給。

計画ではここから先の唐谷峠まで進んで
次回縦走スタート地点の確認をするつもりです。

しかし、想像を超えるアップダウンの連続
ピストンで戻ることの体力や精神力を考えて
進むのはやめて戻ろうか夫と相談。

そしたら唐谷峠から山菜を採りながら登ってこられた2人のご婦人。
とても急登を越えてきたとは思えない穏やかな表情です。
緩やかな山道なのか、それとも相当の強者なのか、、

私達が余木崎から来たことを伝えると驚かれ、ここまできたのなら唐谷峠までいかないと勿体無い、すぐに行けるから見ておいで、と背中を押してくださいました。

唐谷峠へ向かうことにしました。

大谷山〜唐谷峠

竹杖をザックに収納して歩き出しました。
正面にみえるのは雲辺寺
右側の山は高丸山でしょうか。

天空の広場です。
防火帯の山道となっていて
あちらの山の防火帯もよくわかります。

カンカン石への道
せっかくなので寄ってみます。

こちらも整備されたきれいな道。

登山道脇に見えた大きな岩
これがカンカン石のようです。

もとのルートに戻り再び唐谷峠へ向かいます。
下に見える車道は大野原川之江9号線です。

車道まで降りてきました。
香川県と愛媛県の県境です。

ここが本日の折り返し地点
唐谷峠です。
大谷山からここまでの山道は途中2箇所の休憩スペースがあり、階段も整備されていてとても歩きやすかったです。

ここが次回のスタート地点にもなります。

唐谷峠〜番屋

さぁここからは大谷山への登り返し
気合いを入れ直して歩き出すと
この軽トラのおじいちゃんが声をかけてくれました。

おじいちゃん、登山道整備のボランティアをされている方でした。
私達の来た道やこれから同じ道戻ることを伝えると、あの急坂をまた登るのは大変だからと
大谷山山頂をトラバースして、先ほどの松茸の番屋へ抜ける道を教えてくれました。
地面に指で目印を書いてルートを詳しく。
これは本当に助かりました。

おじいちゃんに言われた通り天空の広場手前まで来ました。

この左へ進む道。
先程カンカン石を見に行って戻ったところです。

カンカン石を超えてそのまま歩き続けると

おじいちゃんの言ってた通り
沢をふたつ越えました。

松茸を見張る番屋に出てきました。
全部おじいちゃんの言った通り!
山頂付近のロープ場をうまく回避できました。

番屋〜余木崎

とはいえ、激下りがないわけではありません。
途中、甘いお饅頭で心と頭をリフレッシュしながら3カ所ほどの激下りを慎重に降りました。

デポしていた大きな松ぼっくりを回収し
最後まで怪我なく安全に下ることを意識して歩きました。

道路に出て無事下山!

アップダウン激しく何度も心が折れかかりましたが、大谷山山頂でお会いしたご婦人達、折り返しの唐谷峠で登山道整備されていたおじいちゃんに助けられての初日クリアとなりました。

阿讃縦走、これからどんな物語が出来上がっていくのか楽しみです。

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