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僕のお姉ちゃんと僕の隣の席の子は僕の事で何故かマウントを取り合っています。 ①

私の好きな隣の席の子のお姉ちゃんは私の憧れの先輩でしたという前後編の作品を読んでから読むと楽しいです。
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ブーブーブー

朝のアラームが鳴る。

〇〇:ん。もう朝か。全然眠れなかったなぁ

僕は遠藤〇〇。僕が全く眠れなかった理由。それは

さくら:〇〇、どうしたの?

和:〇〇、まだ寝ようよ

この2人に挟まれてベッドで寝ていたからだ。

〇〇:ダメだよ。もう朝だし、学校遅刻しちゃうよ。

さくら:やぁだ。もっと寝たい?

和:ん。私ももっと寝りゅ

〇〇:じゃあ5分だけね。先に下降りてるから

僕はベッドを出て下に降りようとする

〇〇:ちょっとなに?

和が僕の服の裾を目を瞑ったまんま掴んでいる

和:〇〇と一緒寝る

〇〇:俺はもう眠くないから良いよ

和:やぁだ。〇〇と寝たいの。

和はそう言い、僕が先ほど眠っていた場所を埋める。

和:ここ空いてるから。入ってきて

〇〇:もう5分だけだからね。

さくらは既に2度目の睡眠に入っている。僕はもう一度ベッドに入った。和は僕とさくらに挟まれている状況になった。

和:ねぇ〇〇こっち向いてよ。

〇〇:嫌だよ。恥ずかしい

和:ねぇお願い。もう一回寝顔見せてよ。

〇〇:もう一回ってなんだよ。見せた事無いだろ

和:なに言ってんの?今日の夜、私の方向いて寝てたくせに

〇〇:え?まじ?

和:うん。写真も撮っちゃったよ

〇〇:撮るなよ

和:ほら見て

僕は和の方を見る。

〇〇:は?どれ?

和:今の嘘だよ。

〇〇:嘘かよ。変な嘘つくなよ

和:やっと〇〇こっち向いてくれたね

〇〇:それだけの為に嘘ついたの?

和:うん。

〇〇:なんかこんな近くで顔見られるの恥ずかしいな

和:もしかして〇〇ドキドキしてんの?

〇〇:は?ドキドキなんかしてねぇよ。いま、朝だぞ?朝はドキドキしないだろ

和:朝でもドキドキするでしょ。私はすっごいドキドキしてるよ?

〇〇:は?お、お前バカな事言うなよ。

和:なに、動揺してんのよ

〇〇:昨日から俺の事揶揄いすぎなんだよ。

和:別に揶揄ってないもん。

〇〇:さっさと寝ろ

和:〇〇から目瞑って

〇〇:は?嫌だよ。和から瞑って

和:やだ。〇〇から瞑って

〇〇:絶対嫌だ。写真撮るでしょ

和:撮らないから。お願い

〇〇:嫌だ。だいたい俺は眠たくないんだから。瞑る必要無いんだよ

和:分かった。

〇〇:なにが分かったんだよ。

和:先に私の目を瞑らせて私にやましい事しようとしてるんでしょ?

〇〇:は?なに言ってんだよ。そんな事しないから

和:じゃあ先に目瞑って

〇〇:嫌だ。

5分後

〇〇:じゃあ3秒数えて目瞑ろ?

和:う、うん。分かった。

〇〇、和:3、2、1

僕と和は目が合ったまんま

〇〇:やっぱ目瞑らないじゃん

さくら:うーん。おはよう。あれ?何で私の隣に和ちゃんがいるの?何で2人は見つめ合ってるの?

〇〇:い、いやこれは違うんだよ。色々あってね

さくら:もしかして抜け駆け?

和:えへへ。ごめんなさい。キスしちゃいました

さくら:え?〇〇。い、今のほんと?

〇〇:ちょっとお前なに言ってんだよ。嘘だから。

さくら:うん。まぁ別に良いけど

さくらは暗い顔をしてベッドから出て、1人で下に降りた。

〇〇:おい、さくら怒っちゃったじゃねぇか

和:えへへ。ごめんごめん。

〇〇:もうさくら怒らせたら面倒くさいんだよなぁ。

和:私も謝るから。一旦下降りよ?

〇〇:うん。

和:ギュッ。

和は手を握ってくる

〇〇:ちょっとなにしてんの?

和:言わせないで

〇〇:いや、言わせないでじゃなくて。こんな所さくらにまた見られたらもっと機嫌悪くなるでしょ?

和:あ、そっか。ごめんごめん

和は僕から手を離し一緒に下に降りる。

〇〇:うわ

さくらは椅子に座って暗い表情をしながらずっと一点を見つめている。

〇〇:うわ。こうなったらめんどくさいんだよなぁ

和:これやばいの?

和は僕に静かな声で聞く

〇〇:やばい。

和:まじか。私、やっちゃったね

〇〇:俺も悪いから。一緒に謝ろ?

和:うん。

〇〇:さくら、ちょっと良い?

さくらは僕の声が全く耳に入っていない。

和:さくらさん?

和の声も全く耳に入っていない。

〇〇:さくら、ほんとにごめん。

和:私もほんとにごめんなさい。ほんとはキスとかして無いです。

さくら:え?そうなの?

さくらは急に僕たちの方に顔を向ける

〇〇:うん。そうなんだよ。ほんとはキスとか全くしてないの。和がふざけて言ったんだよ

和:ほんとにごめんなさい。

さくら:そうなんだ。えへへ。良かった。

さくらの顔が急に晴れやかになる。

さくら:あ。

さくらは何かを思い出した。

さくら:何でさっきあんなに見つめ合ってたの?

〇〇、和:あ。

さくらの表情がまた曇って一点を見つめだす。

〇〇:さくら、あれは見つめ合ってたわけじゃないんだよ。

さくら:じゃあなに?

〇〇:ちょっと話すと長くなるから。また学校から帰ってきてからでも良い?

さくら:ダメ。いま、話して。じゃないと今日学校行かないから

〇〇:分かったよ。

僕は和との先程のやりとりを全部最初から話した。

さくら:ふぅん。納得出来ないけど今日は許す。

〇〇:はぁ良かった。

和:ほんとにごめんなさい

さくら:ううん。和ちゃんは謝らなくて良いよ。私は〇〇と一緒に寝た事何回もあるし、キスもした事あるからさ。

〇〇:は?ちょっとなに言ってんの?

和:むぅ。〇〇、どうゆう事?

〇〇:違うんだよ。ほんとにちっちゃい頃だよ?小学生くらいの時だよ?

さくら:え?なに言ってんの?1週間前キスしたじゃん

〇〇:は?ちょっと適当な事言うなよ。

和:ま、まぁ私も今日〇〇とキスしたから。別に良いけど

さくら:え?

〇〇:ちょっと嘘つくのやめろって

さくら:じゃあ今の全部嘘だって事?

〇〇:和が言ってる事が嘘なんだよ

和:えぇ〇〇からキスしてきたくせに。そんなの許さないよ?無かった事にはさせないからね

〇〇:え?ちょっと急にどうしたんだよ。さくら、信じてくれ

さくら:〇〇、じゃあ私ともチューしよっか?

〇〇:ちょっとさくらどうしたんだよ?

さくらは狂気的な笑顔で僕に近づく

〇〇:ちょっとなに?

さくら:〇〇〜

〇〇:ちょっとどうしたの?怖いよ

さくら:私ともチューしなさい

〇〇:えぇちょっとやめてよ。

さくらは僕を追いかける。

和:2人とも凄く楽しそうだな。あ、やばい。遅刻しちゃう

時計を見ると、遅刻まで残り10分。

和:先に学校行こっと。

さくら:〇〇待てーーーーーーーーーー

〇〇:もう勘弁してよー

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高校にて

教師:ほんとにお前ら20分も遅刻だぞ?

〇〇、さくら:すいません。

教師:次から気をつけろよ

〇〇、さくら:すいませんでした。

教師:弟のお前がしっかりしろよ。お姉ちゃんは呑気なんだから

〇〇:はい。すいませんでした。

2人は寝坊して教師にしっかり怒られました
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好評だったら次は学校編です。また会えたら嬉しいです

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