【第266話】8/14・新潟11R・稲妻S(にゃむ師匠)
先週の土曜新潟では、アタマテッパンの◎に相手△二点という「黄門様に助さん格さん」馬券が2連発でクリティカル!とても喜んでいただきました。しかし、買い方・券種・馬券力は馬券ジャンキーの永遠の課題。今日は少しでもこれを振り返る事でその向上を試みたいです。是非ご覧ください!
普段の小生の予想スタイルとすれば、まず穴っぽい◎を見つけ、そこから有力どころの△を7~8頭に流す、
単勝・複勝 ◎
馬単・馬連・3連複 ◎-△△△△△△△
というパターンが多いと皆さんもお思いの事でしょう。
そう。小生が◎を打つのは人気のマジックキャッスルでもテルツェットでもない、サトノセシル! これがこのスタンスの典型例。
ただ、すべてのレースにそれが適合するかというと決してそうではなく、レースによってフレキシブルにそのスタンスも変化させており、1番人気の◎がテッパン級でドン!と居座り、「あ~誰もかなわねぇなこれ」と思う時もしばしば。特に最近のG1はこれが多く、悩ましい。
だからといってはいつまんねぇパス!ではなく、では、ヒモでちょっと面白いところはないか?とか、2番・3番人気とかで欠陥野郎はいないか?と血眼ポイントは変化。
先週土曜の新潟3Rと7Rは、まさにそのパターンで、
いつものスタンスではなく、◎1番人気から、連れて来る相手△2点と決めて「助さん、格さん、行きますよっ!」のいわゆる
「黄門様馬券」
で攻めて2度もロォン炸裂!2場開催でレース数も少ないし「獲れるべきところで獲る!」姿勢が、買い目に表れました。
※無料ですので、未読の方はご参照ください。
本文では、2番人気でスタートの悪いミルコをバッサリ。1番人気を◎にしても、2番人気をバッサリ逝けば、ごらんの通りの収益案件になる。そのミルコの馬の悪い癖をメモしていたことが勝因。
するとどうでしょう?
読者の皆様からも朝から歓喜のロォォン!!
その「回収率」にご注目ください!!
◎1番人気でも、この利鞘。これは「きクぜ!」
しかし、お昼を過ぎてもこれだけでは終わらない。
新潟7R。あの時と全く同じにゃむ太郎さんの「この二点で」黒板バシッ!
おかわり!と言い切っている!!
※無料ですので、未読の方はご参照ください。
こちらも、バッサリターゲットは①ミルコの馬。前走鞍上が「外枠がいい」と言っているのに最内枠。これは砂被ってドボンだろ?と全く同じ理屈でミルコの馬をバッサリ。
するとどうでしょう?
読者の皆様からも「おかわり!」報告がっ!
◎が単勝1倍台なのに、この回収率とやら!!
と、先週はこんなことがありました。
いや、もちろんいいことばかりではありません。わかってますよ。
しかし、当ててナンボ、叫んでナンボが競馬。成功体験はよりリフレインして次の週への糧とする。これも競馬の基本約定書第2項ですから。
先週の振り返り時にも少しツイートしましたが、我々馬券ジャンキーにとって、「券種選び」は非常にセンスが問われる難しいもの。
僕たちは白いキャンパスに「馬券」という絵を描く上で、7本の筆が与えられている。だれもが平等に使う事ができる筆。
「単勝」「複勝」「枠連」「馬連」「馬単」「3連複」「3連単」
当然、お金になりやすい筆もあれば、そうでないものもあり、うまく描けば高額買取というギラギラした筆もある。
しかし、せっかくいい競馬力(お金になる素材を選ぶ能力)に長けていても、この筆の使い方を間違えてしまうと、その馬券という完成された「絵」はとても買取価値の低い安値となってしまう事も。
先週土曜夜、39℃の高熱にうなされる中、いいやもう一回チェックだ!とベッドから起きて机に向かい、最後の最後に△⑪を追加。結果これが大奏功し、3連複627倍ロォン!となった函館ラスト。この「高熱にも負けずにブチ当てた」3連複を惜しくも買えなかったという読者の方は、知る限り複数いらっしゃった。
馬券は人それぞれ、筆も人それぞれであり、小生の買い目はマストではなくあくまで「調理の一例」なので、「さくら、これを買え!」とまでは強要できないもの。獲れなかった方がいらっしゃったことは残念至極であり、できるならば一緒にロォン!の雄たけびをしたかったのですがやむなし。
そのくらい、筆(券種)というのは、我々の運命を左右する。
「予想上手の馬券下手」とはよくいうもので、小生もよくこのトラップにはハマる。たまたま函館ラストは3連複がガチン!と噛んだのだが、レースによっては軸◎はホームラン級の穴を指名しているのに、△が抜けていてロォン!は複勝のみという時もあれば、せっかく穴◎が1着だというのに、2着3着の△が1番人気・2番人気となり、3連複はド安目で馬単・馬連の方が高配当というパターンもあり悶絶。また、こういうことがあるから、競馬は面白いという見方もあるのだけれど、得てしてこの「筆で失敗する」ことはよくあることであり、これが続くと馬券を買う事すら嫌になってきて、せっかくの軸馬選びのセンスも埋もれしまうことも。これももったいない。
小生は昔から、そういうトランスにハマった時には、荒療治として、一切の馬券力を棄て、◎の複勝のみという薄墨の筆一本で絵を描き続ける
「複勝水墨画」
で一定期間勝負する選択をしている。
複勝以外の他の筆を一切捨てて、己の競馬力(◎選びのセンス)だけで勝負するとともに、純粋にいまの自分の競馬力が解る手法でもある。
とにかく馬券は複勝のみ。金額は自信度によってランク付け。
(例えば500円~5000円とか)
確かに、他の馬券の高配当ぶりにヤキモキはするし、外野は3連単獲った!ロォン!ロォン!と雑音もある。しかしながら、レース実況は信じた自分の◎さえ見ていればよいし、配当は低いけどそれなりの金額をぶっこむと連系と大差ない収支となることもある。
そして最大のメリットは、券種で悩む時間がまるまるショートカットされること。「予想上手の馬券下手」は、馬券に悩む時間で失敗しているがためにこうなっているゆえ、その「失敗の時間」をすべてカットし、◎が決まればあとは自信度に応じて金額設定と実に簡単オペレーション。
と、
① 最近、馬券力で悩んでいる
② 周りのロォン!の雑音にも耐えられる
③ 自分の競馬力を純粋に知りたい
というニーズが少しでもあれば、1か月間、筆は一本!の山籠もり水墨画修行も推奨いたします。長い人生ですもの。そういう時はあっても良いと思いますよ。それを決行した中で、◎選びのヒントとして、僕たちの予想を参考になされても良いかと思います。
嘘っぱちナシ!のガチ数字で、小生の今年のアベレージはここまで
693打数246安打 打率.354
(8月8日終了現在)
コラボ:90打数41安打 打率.455
ロシ村ロシ夫の勝負:114打数52安打 打率.455
と、一定の数字はキープ。しかも、1番人気にはほとんど◎を打っていない中でこの打率をキープしています。
これが「良い」「悪い」というのは、感じる方それぞれの尺度の問題なのでなんとも言い切れません。ただ、皆さんがいつものように一人で勝負した時、ほとんど1番人気に◎を打たないのにこれだけのアベレージを残せているか、比べて見てください。そこで初めて「あ、一人で戦うより楽かも」とおもったら、ぜひ参考にしていただければ幸甚です。
ん?所詮は人の予想ぢゃないかって?
いやいや、競馬力とは言い換えれば「結論力」。たとえ人が予想する◎であっても、自分が納得して最後のハンコを押せば自分の◎ですから、僕たちは、そんな一人一人の戦国大名たちにとって「最高の軍師」でありたいと考えております。
すべては、親方様のために!
人間誰もが、苦しまずに楽してお金を儲けたいもの。黄門様のような人格者でもこんな風に歌っているではないですか? だから競馬があるのです。
小生たちも、そんな親方様の願いが満たされるよう、毎週遮二無二頑張っております! 先週は二人とも理由は違えど体調不良でダメージの中での予想。それでもこうして一定の結果を残し、
無事、函館フィナーレも飾れたワケですから、開催変わりでもいつにない「なんか変な感覚」なさいなまれている「札幌・小倉リターンズ開催」。
一年に二度「札幌競馬の開幕」があるなんてどんなにさかのぼってもない事であり、開幕週ダイスキな小生とすればテンション爆上がり。
そして、この3週間、関西馬・関西陣営・関西ジョッキーによって散々荒らしに荒らしていった新潟が、今度はほぼ関東馬だらけの牧歌的開催になるからこそ浮上する馬!
これらのファクターに敏感になりながら、夏競馬後半も突き進んでいきたいと思います。世間はお盆休みですが、どうぞよろしくお願いいたします!
というワケで、小生が担当するのは新潟メイン。
レースグレードからすると小倉メインなのでしょうが、小生が食指が動くのはコッチ!
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※予想に関するクレームは一切受け付けません。 ※馬券は自己責任でお願いします。 ※みなさんが寝たり遊んだりテレビ見たりしている時間を割いて予想しています。その対価として料金をいただいております。 ※的中率よりも回収率重視になります。 ※予想の転載・転売は一切禁止致します。