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【第103話】2/1東京11R・白富士S(にゃむ師匠)

虚しい。じつに虚しい。こんな筈ではなかった。こんな結末望んではいなかった…。と、すんごくヘタクソなセックスをした後のような自己嫌悪に陥っている今宵の小生。明日から始まる東京開催だというのに、このテンションです。さて、その理由とは?是非ご覧ください。

東京2000mが間違いなくベストパフォーマンスであり、このレースに目標を定め、鞍上を日本ラストウィークのマーフィーまで確保した◎トリコロールブルーが、悲しいがな除外となった。

何を思ったか友道先生、先週のオープンレースでエントリーしながら、「自ら取り消しをして、次週に狙ったレースの優先出走を勝ち取る」というオペレーションを失念したため、この白富士Sでの優先出走権を獲得できず。フルゲート14頭に対してエントリーは22頭おり、◎トリコロールブルーはドンケツ22番目。

もはや観念したか、今週の追い切りもしておらず、では次どこに出るのだろう?コーナー2つで直線の長いコースというのがこの馬の唯一無二の激走の必須条件ゆえ、2年前に勝った3月の大阪城Sか? はたまた、来週の東京新聞杯か? マイルなんて走ったことないぞ??

2年前にオープンを勝っているのに、前走3勝馬クラスを勝った馬よりも獲得賞金が低いという「なんだかなぁ」と言いたくなるアンフェアもあれば、一連の降級制度廃止で、特に3勝馬クラスとオープンクラスは飽和状態。出走馬ラッシュとなり、だからといってレースの数は昨年と変わらない故、需要と供給のアンバランスが発生。マスクが買いたくても売っていない!こんにちのニッポンと同じ。当然に起こり得るこの除外ラッシュ。

まあ、勝つべき時に勝っていないのが悪いのであって、去年の大阪城SやオクトーバーSでともに2着に取りこぼしたツケが、こういう形で回ってきた故、自業自得といえばそれまでなのだが、それにしてもこうやって間違いなく一番強い馬が軽ーく蹴られるこの現状は、早期改善を求めたいところ。

そりゃそうだ。どんどん3勝馬クラスの馬やオープンクラスの馬は増えていく。しかし、レース数が一切変わらないでは、狙ったレースに出ようにも出られない。◎トリコロールブルーはこの降級制度の最大の被害者であり、◎トリコロールブルーとして、日曜夜の段階で冒頭のロシ夫くんの画像を作り込み、本文の下書きまで完成させていた小生もいち被害者だっ!!

こうして◎トリコロールブルーは成長曲線がダダ下がりとなり、引退に追い込まれていくのかと思うと悲しい。とにかく今年はこの白富士Sが年初から楽しみで楽しみでしょうがなかったのに、寒い府中にわざわざ出向いて絶叫しようとまで考えていたのに、ここにブッこむためにこの4週間トータルプラス収支を死守してきたというのに…これはかなり辛い。

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次はいつになるのだろうか? 今週はちゃんと優先除外を勝ち取ったのか?それとも?? ◎トリコロールブルーの迷走は続く。

それでも切り替えて予想はしましょうか。
そこに馬券が売っている限り、たとえ走るのがネズミでもゴキブリでもオッズが気になるのが真のギャンブルジャンキー。しかも、獲りやすい開幕週の芝2000mのオープン。ナンダカンダ言って、去年も馬連1-2の内枠決着ではないか? このボーナスレースはたとえトリコがいなくても勝ちたいっ!!

というワケで、◎トリコがこうなってしまったが、 気を取り直してレースに臨まなければいけない。 得てして、こういう個人的情念が強い馬がいなくなったからこそ、 全馬をフラットに見ることができ、 特段思い入れのない馬でもスッと印を打っことができるゆえ、より予想の精度は上昇するもの。

ここは一人の熱いトリコファンから、一馬券師の視点で各馬を取捨したい。

◎⑤ゴーフォザサミット
○②ダイワキャグニー
△①④⑥⑧⑨⑪⑫⑭

 
3歳の春、 青葉賞を間違って勝ってしまったために、イヤでもクラシックの王道を歩み、古馬になってもオープン特別など使わず重賞戦線の最前線を突き進んだこの◎ゴーフォザサミット。G2ウイナーという 「箔」が人気という形で先行し、毎度毎度バケの皮が剥がされ凡戦続き。

これぞ「アタマでっかちの仮分数」ばりに、人気のわりに実力がサッパリだったが、腐っても5歳から一変するハーツクライ産駒。昨秋のオールカマーのあたりから、 だんだんとその中身が伴うようになってきて、ジワジワとではあるが変化・成長が垣間見れるようになってきた。 この小さな変化に気付けるかどうかが勝負の分かれ目。

オールカマーの5着、 秋天の11着も、ともに強いメンバー相手に及第点の走りを見せ、 前走の阪神遠征・チャレンシCで見せた、勝ち馬に0. 2秒差に迫るメンバー中最速の脚は、 今までのお坊ちゃん的ゴーフォザサミットの殻を破る、 いよいよ本格化の兆しでは!?と思わせるに十分なパフォーマンスだった。

そして5歳となり、 一気に本格化となる可能性も秘めながらの今回。秋天から手綱を取る北村宏司も3度目の騎乗。 そろそろ乗り方が解ってきた頃。 藤澤厩舎で、 水色の勝負服山本オーナーで鞍上・北村宏司といえば2014年秋天のスピルバーグ。 当然北村君もこれを意識して乗る事であろう。

今まで、比較的レーティングの高いグレードレースばかり使われてきたゴーフォザサミットが、5歳になり「まずは目の前の1勝」と、キッチリとリステッド競走にまで目線を下げてきたところは好感。身の丈に合ったレース選択は、残り2年の藤澤厩舎の今年にかける意気込みが伝わってくる。背景には、賞金が足りないとこうしてトリコのように出たいレースにも出られないオープン馬飽和の状況を考慮しての一歩進んだ「欲張らない選択」か。
しかし、チーム藤澤に残された時間は少ない。ここでの目標はただーつ。 勝って賞金を積み上げること。これだけ明確になっていればさぞかし競馬も進めやすいことであろう。 もう遊びは終わり。充実の5歳となるべく、◎ゴーフォザサミットの本格化・序章に期待する。


〇は、昨秋のオクトーバーSで見事にトリコロールプルーの進路を封印したダイワキャグニー。2000mは長いということで小生はオクトーバーでは軽視したが、プリンシバルSの勝ち馬はダテではなく、58キロの酷量はラッキー内枠で払拭できるものと思料。7勝を挙げている「東京専用機」。なかなか崩れない。同期のトリコの出られない分まで、この適性のある舞台でまた馬券圏内に食い込んでもらいたい。

単勝 ⑤
馬連・ワイド ②-⑤(本線)
馬連 ⑤-①④⑥⑧⑨⑪⑫⑭(おさえ)
3連単 ②⑤-②⑤-①④⑥⑧⑨⑪⑫⑭
    ②⑤-①④⑥⑧⑨⑪⑫⑭-②⑤

※予想に関するクレームは一切受け付けません。 ※馬券は自己責任でお願いします。 ※みなさんが寝たり遊んだりテレビ見たりしている時間を割いて予想しています。その対価として料金をいただいております。 ※的中率よりも回収率重視になります。 ※予想の転載・転売は一切禁止致します。