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猫と母性

急に、3年前あたりから猫が好きになった。

それまでは正直、猫マニアみたいな人の気持ちが全然わからなかった。「そんなに?」と思っていた。なのに突然「かっ、かわいい…」と猫を見かけるたびに思うようになってしまったのだ。犬でもわりと思う。

ときを同じくして小さい子どもをみても、「かっ、かわいい…」と思うようになった。

猫も犬も子どもも「かわいいかわいいかわいい」と心の声が叫び、ギューっとしたいくなるくらいかわいいという気持ちが止まらない。実際にはそんな気持ちを押し殺して「かわいいね」という言葉を出すにとどめているのだが、心の中では母性が大爆発を起こしているような状態なのだ。

それを解消するため、猫や犬の動画をインターネットで探したり、赤ちゃんの動画を観たりしているのだが、本格的にやばいと感じていることがある。
クレヨンしんちゃんに出てくる子どもたちですら、めちゃくちゃかわいいと思うようになっていたのだ。あのフォルムも母性をくすぐる。

いったい、なぜこのような状態になってしまったのか。
友達にこのことを話すと「すごくわかる」と共感してくれる友達と、ドン引きする友達とで意見が2つに分かれた。

まず、共感してくれた友達は、私と同時期くらいから同じような症状が出始めたと言っていた。そして、共感してくれた友達の共通点として、子どもが好きだと言っていた人が多い印象だった。ドン引きした友達は、前々からそんなに子どもが好きではない旨の発言をしていた人が多かったと思う。

共感してくれなかった人たちは別として、共感してくれる人も多数いるということは何か生物学的な、または医学的な根拠があるのではなかろうかとふと思いついて出産適齢期をネットで調べてみた。すると、妊娠しやすい時期が22歳だという情報がでてきた。諸説あるようで、出産する準備ができるのは27歳だという情報などもあったが、妊娠しやすいのは22歳という情報が多かった。

私の母性が発生したのもたしか22歳前後。これは母になる準備ができていることを、身体が伝えてくれているのかもしれない。

社会的に結婚したり出産する年齢は上がってきていても、身体のしくみはずっと変わらないことを本能は教えてくれる。

女性の身体も、技術の発展にあわせて進化してくれたら楽になる人が増えるのだろうか。

…と、私は猫や子どもがかわいいと感じたところからここまで考えてしまったりするのである。


(ちなみにサムネイルの写真は、伯母のお家の猫のミュウちゃんを使わせていただきました)

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