Webはどこに向かって走っている?

TwitterやYouTube、Googleなどのサービスは便利ですよね。あなたも利用されていますか?

でも、ふとした瞬間に不便さを感じるかもしれません。たとえば、アカウントが誤ってBANされたり、本音を発信できなかったりなどです。

管理者がいる開かれた場所が当たり前になった現在では、むしろそのオープンさが人々を抑制していると考えられます。

なぜなら、サービスを提供する管理者や他の利用者がいることは、常に誰かから見られており、知らない人から言葉を投げられる可能性を意味しているからです。

実際には、どのような不都合があるのでしょうか。

突然ですが、学生時代を思い出してみてください。あなたは学校の教室で、親しい友達と好きな人の話をしたいと考えているとします。

しかし、周囲には他の人がいます。この状況では、他の人に話を聞かれる可能性があるので、安心して会話ができませんよね。

一方、最近話題となったクラブハウスというSNSは、招待制という特別感があり、参加できるのは、その場所その時だけと限定的です。

これらのことから、既存のインターネットサービスを利用している中で、窮屈さを感じている人は、新しい環境を求めているのではないかと考えられます。

実は、これに関する考えは、すでに存在しています。GoogleでWeb3.0と検索すれば、ブロックチェーンを活用した新しいWebの世界について知ることができます。

管理者がいないと、手数料を取られないなどの利便性もあります。

現在は、プラットフォームを提供しているサービスの一部が、「あなたが活動できる場所を提供する代わりに、少しだけお金を払ってね」としている状況ですね。

また、ITに関するニュースを見ていると、影響力が大きすぎるGoogleなどの企業に対して、独占禁止法などの議論が盛んにされていますよね。

他にも、アメリカの民主党上院議員がセクション230の適用範囲を制限する改正法案を議会に提出したとのニュースがありました。

これがどういうことかというと、ソーシャルメディアに投稿された特定の内容に対して、サービスを提供する側が法的な責任を負うべきだとしているのです。

つまり、自分が販売している商品が何か良くないことに使われたら、売った側も責任を取りなさいということですね。

では、サービス提供者はどう行動し、利用者はどのような影響を受けるでしょうか。

仮にユーザーを制限する動きが活発になると、どんどんWebの世界が窮屈になりそうですよね。

普通にSNSやWebサービスを利用したりするだけでも、プラットフォームの顔色を見ながら行動するのに疲れてしまうこともあるでしょう。

(どちらにもメリットとデメリットがあるので、プラットフォームが管理することが絶対に悪いとは言えないです)

Webが発達した2021年現在を生きる私たちは、すでにGAFAなどの企業によって世界は決まってしまったと感じるかもしれません。

しかし、ブロックチェーンを活用したサービスは、この競争ゲームに大きな変革をもたらす存在の1つになり得ると考えられます。

管理者がいないサービスの利用が主流になるのが、10年後の2030年、それよりも先の2040,2050年、もっと先の2080,2100年になるのか。

ですが、もし本当の意味で個人と個人が繋がる世界が来るなら、これほどワクワクすることはないでしょう。

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