行動科学による管理と支配のメカニズム

恐怖、恥、ピアプレッシャーに弱い日本人を、どうやって安心、誇り、自立に導いていけるか、行動科学を駆使してBITと真逆のアプローチか。ポジティブ感情がまず重要で、心と頭を開いて真実に向き合う勇気を養うこと。自立と、普遍的価値に関する自己超越という意味で、トランスパーソナル心理学の出番だと強く思う。

以下、引用。
◆英国民の集団的服従に大きく貢献したのは、「Behavioural Insights Team」(BIT)の一員として働いている政府職員の心理学者たちの活動だろう。
BITは、2010年に「行動科学を政策に応用するための世界初の政府機関」として構想された。

政府やその他のステークホルダーと協力しながら、チームは行動学的洞察を用いて「人々の生活やコミュニティを改善する」ことを目指している。
現在、BITのメンバー数名と他の心理学者は、SAGEのサブグループである「行動に関する科学的パンデミック洞察グループ(SPI-B)」に参加しており、政府に対してコヴィド-19コミュニケーションの効果を最大化するためのアドバイスを行っている。

BITが展開している心理学的アプローチの包括的な説明は、「MINDSPACE: Influencing behaviour through public policy」と題された政府研究所の文書に記載されており、そこでは、これらの戦略によって「低コスト、低負担で市民を『なだめる』ことができる。
私たちの考え方や行動の本質に立ち返ることで、新しい行動様式に導くことができる」と主張されている。

◆Covid-19のメッセージングキャンペーンには、この種の介入がいくつか織り込まれている。それは、恐怖(知覚された脅威のレベルを高める)、恥(コンプライアンスと美徳を混同する)、ピアプレッシャー(コンプライアンスを守らない人を逸脱した少数派として描き孤立化させる)などであり、行動科学の言葉を使えば、「感情」「自我」「規範」である。
行動科学者は、怯えた集団は従順な集団であることを知っているので、これを利用して、コロナウイルスの制限を守らせるようにした。
2020年3月22日のSPI-B会議の議事録にはこう書かれている。
『個人的な恐怖の認識レベルを高める必要がある。感情を揺さぶるメッセージを使って" 主流メディアの助けを借りて。』

イギリス国民はその後、恐怖を誘発する情報、画像、マントラを浴びせられた。脈絡のない毎日の死者数の報告、将来の犠牲者数の誇張された予測、集中治療室で死にかけている患者の繰り返しの映像、「外に出れば感染する」や「人が死ぬ」などの恐怖を与えるスローガン、それにPPEを着用した救急隊員の映像など。



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