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【小豆島旅行記⑮2日目~part.6~】これより、「小豆島」と書いて「いただきます」と読む!~スーパー飯テロタイム~

なんか、すっごい事になっている...
我々が「小豆島のウユニ塩湖」と呼ぶ国民宿舎小豆島のレストランで、テーブルにつく前からチーム一同ザワついていた。
見渡す限りびっちりと見目麗しいご馳走がテーブルに並んでいるのだ。決してピカピカに磨き上げた床に映り込んで品数が多く見えている訳ではない。本当に多いのだ。

あちらの席です。
と言われなければ、どこぞのウェーイ!系セレブリティのパーティ会場だと素通りしていたと思う。
野菜やお肉など小豆島の旬の食材をこれでもかと使ってあるのが伝わってくるものばかり

コレ本当に食べていいの!?
われわれの心は踊り狂っていた。ついでに胃袋までも狂喜乱舞している。お腹の虫が叫んでいる。受け入れ態勢OK!さあ早く!カモン!と。
それと同時に「聞いてた宿泊費って本当に料理込みの値段?これ料理別だったんじゃない?」と不安になる自分もいた。そう、それ程に豪華、それ程に美味しそうなのだ。国民宿舎小豆島が我々を震え上がらせておる。

こうして、夕食が始まった。
いちごの芳醇な香りの食前酒にはじまり、まるでコーンポタージュのような濃厚なとうもろこしの味が広がるとうもろこし豆腐、オリーブ牛の野菜巻きなど、滋味豊かな料理たちが、小豆島の素晴らしさをその味で伝えてくれている。
計画段階であまりの宿泊プランの多さに「どれにしたらいいんだ!」とザワつく我々に、チョーケシ兄やんから
国民宿舎小豆島は料理に定評のあるところですよ!だから料理が楽しめるプランがオススメめです。」
と言われていた。定評があるという表現で止めていいレベルではない。絶賛せよ。あぁ、料理人の方々に直接的お伝えしたい、「ひと品ひと品からあなた達の心意気を感じる」と。
ザワザワしていた我々闇チームがあまりの美味しさに静かになるほどだった。

すっげーのが...来た!!!
運ばれてきた瞬間、腰が抜ける程驚きつつも全員がカメラを構えたのが、この活け造りだった。まるで結婚式の新郎新婦くらいカメラを向けられ、フラッシュを浴びている。これがテーブルに乗った時点で我々のテーブルはどのテーブルよりもウェーイ!しているテーブルに早変わりだ。それ程に豪華なのだ。このお造りには、
「いやぁー!これは凄い!」
と夕食から合流したお魚大好き藤田さんも太鼓判を押す。「宮崎ユウのラジオに帰ろう!」のリスナーさんならご存知、番組スポンサーの株式会社アール・シー・フードパックのバリトンボイス、あの藤田さんだ。番組でリーダーから小豆島の良さをずーっと聴き続けていた藤田さん降臨である。

愛媛のお魚は旨い。
これまでいろいろ食べてずっとそう思っていた私だったが、小豆島のこのお造りを頂いて、
小豆島のお魚も負けずと旨い
とそこに書き加えた。これは他の闇メンバーも同じだと思う。
お刺身や漬けにしてあるのものなど、飽きない工夫も施されている。職人の心遣いである。お醤油や塩で頂いても美味しいが、宿舎さんおすすめの「ガーリック&しいたけのオリーブオイル」に、ちょっとだけ塩をかけて頂くと、あっという間にカルパッチョ風味になるのだ。これは旨い!このオリーブオイルは国民宿舎小豆島の売店にも売っているらしい。買って帰ろう、絶対だ。
食べても食べてもずっと美味しい。そして...食べても食べても、その下からまた新たなお造りが現れる。お造りの永久機関みたいだ

その後も怒涛の美食ラッシュは続く、フワッフワの鱧が乗った冷製茶碗蒸しや、外カリ、中フワの食感が堪らない鱧のソテー山葵ソース添え。ワタリガニのクリームコロッケは揚げたてアツアツで頂いた。これが...リアルカニクリームコロッケの...味なのか。旨い、旨いぞぉ!甲殻類loverの私は眉間を抑えて感動していた。「ふし」と呼ばれる素麺の切れ端も頂いた。太くて不揃いだが、小豆島のそうめんならではのモチモチ感が存分に感じられて、普通のそうめんよりも好みだった。これだけ売ってくれたりしないかな。
小豆島の郷土料理「かきまぜ」をアレンジした炊き込みご飯はその場で火を入れて炊きたてを頂いた。宿舎さんよると「かきまぜ」とは、白いご飯に味付きの具を混ぜ込んでいただく、かやくご飯のような料理らしい。これがとても美味しかった。アレンジの仕方は分からないけど、「かきまぜ」は作り方を調べて家でやってみようと思った。それを感じたのか、隣の席から旦那の期待のこもった眼差しを感じる。作るぞ、頑張れ、私。

食事の途中に、チョーケシ兄やんと操る人がやって来てくれた。合流した藤田さんにご挨拶を、そして何やらプレゼントを持って来てくれていた。その様子を観葉植物の影からパパラッチ的に狙うカメラがあった。

文春砲ならぬ宿舎砲である。後からTwitterで見つけて笑い転げた。やっぱり宿舎さん、あの人がラスボスだ。

さて、いくら腹ぺこペッコリンの我々闇チームとはいえ、そろそろお腹がいっぱいになってきた。机の角がお腹に当たろうもんならパン!と音を立てて破裂しそうである。
さっき、宿舎さんが「デザートもありますからねー」と言っていたなぁと思っていたその時
急にレストランの電気が消えた。
え?閉店?!とオロオロする私、
まなみん!見て!すごいよ!」
とリーダーがレストランの奥の方へとカメラを向ける。「?」とそちらを見ると

宿舎さんが、何かを運んで来ている。
それが何か分かったとき、私は思わず泣きそうになった。誕生日ケーキだ。昨日はディレクターのそして10日後はわたしの誕生日だった。実はサプライズを生まれて初めてされた私、そうかこんな気持ちになるのか...。
感動する私の前で、ケーキを運んで来る宿舎さんがちょこちょこ歩きで前に進んだり、ちょっと後ろに下がったりしている。エアコンの風に煽られてロウソクの火が消えそうになったりまた燃え上がったりしているのだ。
1歩進んで2歩下がる。水前寺清子の心である。

なにこれ、可愛い!
宿舎さんの動きに私は萌えていた。そして、この光景を今後の癒しとするべくカメラを向けて撮っていた。この動画は家宝だ。

最高に可愛いケーキだ。みちしるべぇだ。ちびしるべぇまで描かれている。見たことがある気がする...。既視感のあるケーキ。こんな素敵なデコレーションケーキを確か見た気がする...。そう、Twitterで小豆島面白Twitter連合のやり取りを見ていた時だ!あ!チワワさんのケーキだ!
聞けば、このサプライズには宿舎さんも協力をしてくれたそうだ。プロレスにもサプライズにも対応とは。すごいぜ宿舎さん!

初めて食べたチワワさんのケーキはフルーツたっぷり、スポンジふわふわ、クリームの甘さも程よく幾つでも食べられる、見た目が可愛いだけじゃない実力派ケーキだった
しかも、サックサクに焼き上げたクッキーとスポンジやクリームの食感の対比がまたおもしろい。チワワさん、優勝!

そして...、チェックインした後でエントランスで会ったあの女性、あの人こそチワワさんその人だったのだ。大事そうに持っていた保冷バッグの中にこのケーキがあったのだ。
サプライズを知っていた宿舎さんは、私の目からチワワさんをケーキの入っている保冷バッグを隠そうと、孔雀のように両手を広げて挨拶していたのだ。
そしてそれを悟ったサプライズを知っているディレクター以外の闇メンバーが今バレてはならぬと、ロッジへ急いだのだ。
色々分かるとそれはそれで面白かった。同時にメンバーやこのサプライズに協力してくれた宿舎さん、チワワさんの気持ちが何よりも嬉しかった。

ケーキとコーヒーを頂きつつ、一緒に夕食のデザートであるフルーツも頂いた。あぁ、本当に美味しいものばかり。これからは「小豆島」と書いて「いただきます」と読むことにしよう。「国民宿舎小豆島」という文字を見たらお腹が空くようになるかもしれない。

美食ラッシュの夕食はこうして終わった。
この後はロッジで明日に向けて色々準備だ!...色々と、ね。

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