見出し画像

【小豆島旅行記⑥悲願の小豆島再上陸】1日目~part1.~先発隊上陸! ここから3日間、小豆島は対決島と化す!

仕事など諸々の関係で、闇チームは2班に別れて上陸することとなった。
リーダー率いる3名からなる先発隊と、初日のプロレスの状況を見ながら臨機応変に物資を運ぶ私たち夫婦の後発隊だ。

我々の目下の心配ごと、それは滞在期間中の天気だった。
何を隠そう、私達夫婦は雨を降らせる。

チーム内では風神・雷神と呼ばれている。これまでほぼ百発百中で降らせてきた。結婚式も記録的大雨だった。認めたくなくても認めざるを得ない。決して降らせたいわけではない。向こう(雨雲たち)がついてくるのだから仕方ない。2週間前くらいから我々の目は天気予報に釘付けだった。小豆島滞在期間中の天気はすこぶる悪い予報。みんなが私たちに「ワクワクするな。落ち着け」と言って聞かせたがワクワクは止められない。
ロマンティックが止まらないのと同じである。(頼む、どうか伝わって欲しい)

そこで、リーダーが奥の手を出す。先発隊には奇跡の晴れ女がいるのだ。

彼女が仕事スイッチを入れればたちどころに雲は割れ、青空が顔を出す。どんな雨予報でも曇天で止まる。雨予報を知ったリーダーは、GOTOの仕事スイッチを入れた。
しかし同時に彼女は深刻なデジタル・クラッシャーでもある。
力を解放すると行く先々の電子機器が謎のクラッシュをするのだ。見たことも無い動きやエラーを出してバタバタと力尽きるのである。メンバーは今まで数々の所業を目の当たりにしてきている。前職で通信系の機器を取り扱っていて比較的トラブルシューティングが得意な私も彼女の前では無力だ。
妖怪美術館は、「おしゃべり妖怪」を名乗っているリーダーだけを妖怪認定しているようだが、我々闇チームは皆が粒揃いの妖怪なのだ。

GOTOが力を解放した数日後、天気予報に回復傾向が見られた。
すごい!やったぜ晴れ女!
そして、妖怪美術館のホームページが謎のクラッシュを遂げ、一時的にリンクツリーを貼っていることを妖怪美術館公式のツイートで知った...。

こうして先発隊が小豆島に上陸する日がやってきた。晴天ではないものの雨は降っていない。早朝に愛媛を出発した先発隊は無事に小豆島行きのフェリーに乗ったことをグループLINEで知る。

土庄港では、チョーケシ兄やんと国民宿舎小豆島ナカのヒトが待っているということは、事前に兄やんから我々に知らされていた。
土地勘のない先発隊のために兄やんが今日回るスポットを案内をしてくれることも知っていた。やっぱり優しい。兄やんは神なのかもしれない。
そろそろ、土庄港にフェリーが着く頃だ。
時計を見ながら何か連絡は無いかとスマホを確認する私。まだ連絡はない。
きっと兄やんたちと会えて話がはずんでいるんだろう...。
そう思って私は翌日の出発の準備を進めていた。カホンやオタマトーンたちを車に積んだ。

しかし、この時先発隊は早速プロレスのリングに立っていた。

国民宿舎ナカのヒトから、カメラを構えて上陸せよと、進行方向に向かって右側に注目して欲しいとの連絡が届いていた。
島への入港の瞬間を撮ろうと、先発隊はフェリーの前方の窓からカメラを構えていた。
少しずつ大きくなってくる小豆島。ああ、やっとだ。やっと小豆島の地を踏める。
フェリーの船員さん達の動きが慌ただしくなってくる。少しずつ近付く小豆島。港も車も、人も少しずつ大きく見えてくる。
あれ?...船員さんたちが...肩を震わせて...笑ってる?

出迎え2人じゃない。横断幕がある。チョーケシ棒がある。ジャニーズのコンサートを思わせるうちわが振られている。うちわには「ユウ」って書いてある
それを見て船員さんたちが笑っていたのだ。
先発隊も笑いを堪えられない。上陸前から腹をかかえて笑っている。
こちらを振り返った船員さんがジェスチャーで伝えてくる。
「もっとこっちで撮らなきゃ!こっち、こっち笑」
やられたなぁー。ホントオモロいわ、小豆島。
そう思う先発隊に向けて、チョーケシ兄やんがジェスチャーで伝えてくる。
「車をこっちに回してください

そう、車で下船しなくてはならないのだ。
他の車はフェリーを降りるとそれぞれの目的地に向かって走り始める。
我々はその流れに乗りつつ、兄やんの所まで向かわねばならない。
「どっちに向いて行けばいいんだろう」
ハンドルを握るリーダーが不安を口にするが、直ぐにそれは笑い声に変わる

妖怪美術館の人達や国民宿舎さん、しかもオリーブしまちゃんの営業さんなど、この数日Twitterで上げられていた動画で見たことある人達が角々に立って我々の車を誘導するのだ。
なにこれ、面白すぎる。
こうして、駐車場に誘導された先発隊は車を降りて小豆島のオモロい人達と感動の対面を果たす。
「さっそく、こちらにお願いしまーす!」

おもむろにチョーケシ兄やんが指した先は、みかん箱で出来たステージと手作りのポスターが貼られたボックスカーが止まっていた。
ちょっと待って、聞いてないw
そうこれは、小豆島面白Twitter連合からの最初のプロレス「宮崎ユウ小豆島上陸記念ライブ」である。

後にこの報告をグループLINEで受けた後発隊の我々は悔しがった。
なにそれ、面白すぎる。生で見たかった。
カホンやオタマトーン用意してたのに。
まさか、初っ端に歌をもってくるなんて!
してやられた!

こうして、我々の闇チーム悲願の小豆島再上陸が果たされた。
これより3日間、小豆島は我々闇チームと小豆島面白Twitter連合とのプロレスの場、対決島と化すのだ。

YouTubeの「RAV4女子 ユウCAMPチャンネル」「妖怪美術館【公式】チャンネル」でも旅の動画や我々のプロレスごっこの様子を少しずつアップしていくことと思います。
是非ともチャンネル登録をしてチェックして頂ければ幸いです。

...気を抜くでない。
まだまだ上陸したばかりだ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?