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第11回 城陽定期演奏会(8/22)

この日をどれだけ楽しみにしていたことか…😭✨
ついに!1年7ヵ月ぶりに角野さんの生演奏を聴く日がやってきました!楽しみすぎて眠れずほぼ徹夜状態で、いざ京都へ!

閑静な住宅地のそばにある緑に囲まれた「文化パルク城陽」が見えてくるにつれて、「あの中に角野さんが…数時間後には角野さんの音に包まれているんだなぁ」と幸せな気持ちに✨

開場後、座席に向かうと…ピアノが近い!
想像していたより良い席で感動です!

開演前にマエストロのトークがあり、角野さんのことを絶賛してくださったのが凄く嬉しかったな。
「角野君はとにかくタッチがキレイ」「昨日今日とリハーサルをしているとだんだん角野君がショパンに見えてきた」などなど。
そして「チャイコフスキー4番!出来れば皆さん帰らないで!」と茶目っ気たっぷりの藤岡さん😂
プログラムに載っているスポンサーの商品を宣伝しちゃうところも素敵です!会場で笑いが起き温かい空気に…さすがだなぁ。

いよいよ開演です!!

チューニングが終わり、角野さんが颯爽と登場!
会場が大きな拍手に包まれます。
うわぁぁ!!かっこいい!!✨久しぶりの生角野さんは以前よりオーラが出てきてスター感がある!
でも、客席に深々と、そしてスラリとした体をもてあましたかのようにお辞儀をする角野さんは以前と同じでなんだか嬉しかったです😊
角野さんが椅子に腰かけると、横顔と手元がしっかり見えて感動!角野さんの横顔、本当にキレイなんですよね。

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 
1楽章
藤岡さんが大きく手を広げ…会場に鳴り響くオケの演奏。角野さんは待機中、2度ほど椅子に手をやり位置を確認されていました。
そしてだんだんと近づくピアノパート…
もうすぐだよ?角野さん?と心配になっちゃうくらい平常運転の角野さん。
でも、その瞬間がくると一気に曲の世界に入り込んできた!!凄い!!
まるで助走なしで高跳びの記録出してしまったような…30cm先から一気に針に糸を通したかのようなかっこよさ!!(変な例えですみません)
以前、牛田君のコンチェルト1番を聴いたことがあるのですが、牛田君はオケパートの時はすでに曲の世界に入り込み目を閉じ、顔を切なげに歪め体を揺らしていました。それも凄く良かったのですが、瞬時にオンオフの切り替えする角野さんも凄くかっこいい✨
そして、入り方に衝撃を受けたのも束の間…今度は待ちに待った角野さんの生演奏に感動で胸がいっぱいに…私の体と心に何か幸せで温かいものが流れ、染み渡っていきます。喜びに浸っていると、オケとピアノが甘くて切ない旋律を奏で始めました。切なそうな表情で一音一音を丁寧に弾く角野さん。
ラボでおっしゃっていたホールの端まで響かせるタッチの仕方、弱音なのに本当に美しく、音に艶がありキラキラしている。本当に素敵…😍
1楽章の好きなところはオケからピアノ、ピアノからオケへとパートが変化するところ。特にオケからピアノに変わるところで一気に切なさが襲ってきて好き!そしてピアノの緩急でさらに甘くて切ない気持ちに…。最後はトリル→オケで華やかに終えます。
最高だーー!!

2楽章
バイオリンの音色とともに2楽章が始まります。
そしてピアノ…うわぁぁぁ💕なんてロマンティックなの…もうたまらないです私…降参です。
生で聴く角野さんの2楽章は私が想像していたよりずっと甘く優しい…愛に溢れた音色…素敵だ…。
とにかく終始うっとりと聴き惚れてしまいました。
そしてピアノとオケがまるで恋人同士のように音を織り成していくのが凄く素敵でした。美しく甘い音色のピアノに優しくそっと寄り添うオケ…
ずーっとこの音に包まれていたいと思うくらい本当に美しかった!!

3楽章
いよいよ最後の3楽章…(もうすぐ終わってしまう寂しさが私を襲います🥺)
実際に生で聴いてみると軽快でリズミカルで勢いのある感じが角野さんにぴったり!!音の粒の美しさも光ってる!3楽章良い!!
ピアノを弾きながら藤岡さんの顔を見上げる角野さん、そして振り返った藤岡さんと一瞬目を合わせて力強い目線を送り小さく頷いている!一瞬のアイコンタクトで意思疎通が図れるのかっこいいなぁ!2日間しっかりリハーサルを重ねてお互いを理解し合っているのが伝わりました。
そして印象的だったのが、3楽章に入ってからオケパートの時に左手で小さく指で指揮棒を振るようにリズムをとっていたこと。
オケの演奏にピアノが入るタイミングが1楽章、2楽章より難しいのかな?。でもいいところで絶妙にスッっと入り込んでいく角野さんはさすがです!
角野さんのテクニックが存分に楽しめた3楽章、大満足です!!最後はオケと一緒に、ジャジャン ジャン ジャ~ン!!と壮大に曲を締めくくります。
…終わった…感動…!!😭✨

角野さんがピアニストとして更に魅力的に、そして一回りも二回りも大きく成長していることが実感できて感無量です。そして恐ろしいのは角野さんの伸びしろがまだまだたくさんあるということ…いったいどこまで大きくなるんだろう?そしてどこに向かうんだろう?誰も歩いたことのない道を行くのかもしれない。
これから10年は本気でクラシックと向き合うとおっしゃった角野さん。
ファンの一人として今日の2楽章のオケのように優しく寄り添って、角野さんと一緒に成長していきたい…✨
そんなことを思いながら、スタオベと称賛の拍手を送らせてもらいました。

アンコール
会場に響き渡る拍手に導かれて再度出てきてくださった角野さん。
「本当に楽しかったです!!」と満面の笑みで答える角野さんを見ながら幸せを噛みしめる私。角野さんが奏でる音に包まれて一緒に同じ曲の世界を共有できたなんて幸せすぎます。
「じゃあ、ちょっとだけアレンジをした子犬のワルツを…」そう言いピアノに向かう角野さん。

どんなアレンジだろうとワクワクして耳を澄ましていると、しょっぱなから一瞬オシャレな和音が聴こえたような?気のせい??と思ったら、
いつもの軽快で生き生きとした粒のキレイな音が流れてきました♬
「やっぱり角野さんの子犬のワルツ好きだなぁ」そう思っていると今度は、一気にジャジーでオシャレな曲調に!!うわぁ~角野節出てきた!!
それと同時に私の中の「楽しい」という気持ちも一気に噴出!!
なんだかこのワンちゃん、NYの街並みを散歩してるみたい。しかも途中からリードなしでセントラルパークを自由に駆け回ってる!!笑
楽しそうに演奏している角野さんの周囲を自由でキラキラ輝く音符が飛び回っているような、そんな楽しくて心が躍る演奏でした。
角野さんのその時に思うがままに奏でる音は最高にカッコよくていつも私の心を鷲掴みしてきます!!やっぱり角野さんはこうでなくちゃ!!
最後は壮大な感じで曲を終えると、再び大きな拍手に会場が包まれます。止まない拍手に藤岡さんが時計を指さし「ごめんね~もう時間だから」というような仕草で観客の笑いを誘いながらうまく誘導されます。
ユーモアがあって素敵なマエストロです😂

やっと念願の角野さんのショパンコンチェルトが聴けて本当に幸せでした。
角野さん、たくさんの感動と幸せをありがとう!!(この感動と感謝の気持ちをお伝えしたくてnoteを書いています)

チャイコフスキー:交響曲 第4番 
休憩を挟んで、チャイコフスキーの4番。
さっきまで中央にあったピアノがなくなって少し寂しい気持ちだったのが、いざ始まると曲に引き込まれていきます!

コンチェルトの時はピアノに全集中していた為、今回は一つ一つの楽器に目をやりその音を楽しみました。楽章ごとの感想は長くなるので割愛しますが、やっぱりオーケストラは生が最高です!特に4楽章!!オケが一斉に迫力のある音を響かせ体に振動が伝わってきます。一気にエネルギーを解放したような迫力満点の演奏に観客も一体となってクライマックスを迎えました!凄い凄い!素晴らしい演奏を聴かせてくれた関西フィルの皆さん、藤岡マエストロ、本当にありがとうございました!

そして、長文にも関わらずここまで読んでくださった皆さんもありがとうございます!

最後に、1日も早くコロナが終息し、医療従事者の方や、さまざまな事情でコンサートに足を運べない方が生演奏を楽しめる世の中に戻りますよう心から祈っております…

【余談】(しょうもない内容です。笑)
今回、京都へ行くにあたり思いつく限りの様々なコロナ対策をしていたのですが、その中の一つに「昼食は抜く」というのがありまして…😳
おひとり様ランチでも感染する可能性はあるので、ここはウィダインゼリーでしのぎ、水分補給以外は我慢しようと。
そうしたら交響曲の3楽章あたりでおなかが騒ぎはじめました😱「どうしよう💦おとなしくして~」と必死でなだめる私!
お腹との攻防戦の末、何とかなんとか4楽章まで持ってくれて、ホッと一息。そして迎えた4楽章!迫力満点の演奏に私のおなかの音はかき消されると思いオケと一緒に私も音を解放!!🔊「ぎゅるるるる~」
関西フィルさんと記念すべき初共演を果たしました😂

実はこの日の赤っ恥体験はこれだけじゃないんです。京都へと向かう電車の中でワイヤレスイヤホンを装着し角野さんのインスタを開いた私。「ん?音が小さい?」…いや!!Bluetoothが接続されてない!!😱
気づけば結構な音量で車内にマツケンサンバが…
角野さん…やっちまったよ私🙃
今となってはこれもいい思い出です。笑






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