見出し画像

煙草の記憶

今日私はあなたの助けに息抜きに慣れたのだろうか
もっとかっこいいって大好きだって言えばよかった。
もう二度と会えないとしたら私はどんな事をしただろう、案外普通かもな
あなたが写真みたいだねって綺麗だって言った煙突の煙はあなたが吹かすタバコの煙に似ていた
1人になってあなたのは見えないけど煙突はまだはっきりと見える
あなたが握ってくれた手で小さくて可愛いと言ってくれた手で私は他の人へ手を振るし手を繋ぐ
あなたもきっとそうなんだろう
私の事なんか忘れて楽しくやってるのだろう
私が好きだったあなたの匂いは毎回私の服に移っていた
長いキスは嫌いだと言っていたあなたはいつの間にか長いキスしかしなくなっていた
その口から吐く煙で私の部屋を埋めて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?