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いぬねこサミット

皆さん、こんにちは!
まなかです💞

今日は1月22日(日)に朝日新聞本社にて行われた、"いぬねこサミット"に参加して学んだことを書かせていただきたいと思います。



保護犬保護猫ってなぁに?

第一部は、俳優の浅田美代子さん、おーあみ避難所を運営されている大網直子さん、朝日新聞記者の
太田匡彦さんの3人をお迎えしてのトークショーでした。

①"なぜ保護犬、保護猫がいるのか"

太田さんが作成した図をもとに、保護犬・保護猫がうまれてしまう構造を学びました。

下請け愛護団体:業者のもとにいる犬猫を恒常的に引き取ることで、結果として業者の事業継続を助けている団体のこと

保護ビジネス:下請け愛護と同様に業者と関係を築いて恒常的に犬猫を引き取るとともに、一般の飼い主に譲渡する際、相対的に高額な費用や寄付を求める団体のこと

朝日新聞2022年12月10日朝刊

また、殺処分ゼロを達成したとしても収容動物たちが増えてしまい抱えきれなくなってしまう事例もあるということでした。
一言で殺処分ゼロと言っても、継続的に実施できなければ"真の殺処分ゼロ"とは言えないなと思いました。


②"繁殖業の問題"

悪徳業者や生体販売がなくなるには、消費者である我々がペットショップから購入するという行為がなくならない限り、なくなるかとは難しいとおっしゃっていました。

太田さんの取材によると日本では年間5〜6万頭の犬猫が流通しており、生産を間に合わせるためには沢山生ませる必要があるとのことでした。
そうすると沢山生産できれば良いという考えに発展し、劣悪な環境で飼育する悪徳ブリーダーが出てきます。
産めればいいという考えになるので、ケージが狭くても、怪我をしていても繁殖犬・猫はきちんとお世話をしてもらえません。

また、産めなくなった犬猫は悪徳ブリーダーにとって必要なくなります。そういった犬猫を引き取る、"引き取り屋"と言った業者も誕生しています。

悪徳ブリーダーにとって犬猫がお金を得るための道具のようにしか思われていないのは、とても心苦しいことです。
そういった人たちから犬猫をお迎えしないためにも、保護犬・保護猫を家族として迎えることを皆さんには検討してもらいたいです。

③"離乳前の子猫の問題"

殺処分されるうちの約5割が離乳前の子猫であると
太田さんのお話からありました。

その理由として、2〜3時間ごとに子猫にミルクを与えたり、自力で排尿・排便ができないため、手がかかるからです。
行政の方もずっと子猫に付きっきりとはいかないため、殺処分することになってしまうのです。

子猫が行政に引き取られた場合、ご飯を自力で食べれるか食べれないかで殺処分するかどうかが決まるそうです。
職員の中には、自力でご飯を食べてくれて「よかった」と言っていた方もいたようです。

④"さまざまな譲渡活動"

譲渡活動といっても、里親になったり、ボランティアをするだけが譲渡活動ではありません。

・お散歩ボランティア
・預かりボランティア
・ミルクボランティア(猫)
・TNR活動(猫)
・寄付
・物資支援
・啓蒙活動

自分ができることから始めてみてください!

ただし、ここで注意すべきことはその愛護団体が 信頼できる団体なのかどうかです。
①で書きましたが、中には善意に漬け込むような"下請け愛護団体"や"保護ビジネス"をしているような団体もあります。
信頼できる団体かどうか見分けるポイントもお話ししていたので紹介します。

・過去に不祥事を起こしていないか
・SNS等で、明らかに可哀想な子だけ紹介していないか
・駅前などで犬(動物)を連れて募金活動をしていないか
・過剰に広告を出していないか

*上記は見極める際の参考なので、一概にこれが当てはまるから悪いというわけではありません。

⑤"引き取る際の注意事項"

明らかに高額な費用を請求してきたり、
決まったフードの購入の契約を必要とする場合は
注意が必要です。
また、ビジネスでおこなっていると個体ごとの個性をきちんと把握していない可能性があります。
そのため、引き取る際にその子の特性や持病を聞いておくことが必要だと思います。

譲渡後も定期的に連絡や相談できるなど、
アフターケア
もある団体だと安心かもしれません。



最後までお読みいただきありがとうございました🙇🏽‍♀️


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