浄土真宗の宗禁

「日本心霊学会」研究を読んでいて、かなり引っかかったこと。
大谷句仏をめぐる心霊治療の部分を読んでいる時に大変気がかりになった。

これはいつも思うこと。
浄土真宗では、ラジオ体操は禁止しないのに、瞑想に対しては目の敵にする人がほとんど。
それに関連することで、浄土真宗の僧侶で医者になっている方は多いのに、心霊治療をしている人は大っぴらにできない。
しかし、鍼灸師の僧侶はいる。
また、臨床心理士や公認心理士を持っている浄土真宗僧侶は尊敬される場合があるが、トランスパーソナル学会や超能力研究会、UFO研究会に入っていたりすると、白い目で見られたり、その話題には触れようとはしない。

この問題は、日本人の心と身体に関する二元論的な捉え方、また国家的権威依存に起因する深層心理的な問題ではないだろうか。

上記著書にも書いてあるが、<宗教/科学>の二分法的枠組みにとらわれていることが、近代的病なのではないだろうか。


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