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粉薬って鼻から出てきません?

奇妙なタイトルになってしまったが、今日は私が長年悩まされている粉薬の飲み方について書きたいと思う。

これまで様々なタイプの薬を飲んできたが、断トツで粉薬との相性が悪い。

仕事の関係で海外生活をしていた時に、入れ歯洗浄剤かな?と思う様な大きさのタブレットや、歯が溶けそうなくらい甘いシロップ薬を処方されたことがあるが、やっぱり飲みにくさランキングでは粉薬に勝るものはない。
(ちなみに入れ歯洗浄剤級タブレットは、水に溶かしてから飲むことを想定した大きさであることを後になって知った。)

たまにお手洗いで粉薬を颯爽と飲む女性に出会うことがある。
サッと封を開けて天を仰ぎ、ゴクッと一息。その間ものの2~3秒。

私はというと、鼻から出る恐怖からどうしてもへっぴり腰になってしまう。天井を見上げて大口開けて腰が引けた姿は、まるでニワトリ。

美しく粉薬を飲めたところで得るものは何もないけれど、こんな無様な姿は人様の前に晒したくない。

そんな私を悩ませる粉薬には、大きく3パターンの飲み方があると思う。

①水を口に含んでから粉薬を投入するパターン
これが一番相性が悪い。まず、上を向いて水を飲むことの難易度が高い。
粉薬を投入してから一気に飲み込もうとすると、液体が正規のルートから逸れてしまう。結果、水が薬と共に鼻から出てくる。これが痛い。

②粉薬を投入してから水を注ぐパターン
これも上手くいかない。
苦みを感じず、かつ飲み込みやすいエリアにピンポイントで粉末を投入することができない。湿った口の中であっちゃこっちゃにへばりついて苦い。
苦みを早く消し去りたいので焦って水を一気に注ぎこむと、これまた液体が正規のルートから逸れてしまう。鼻からウォーターアゲイン。すごく痛い。

③粉薬を水に溶かして一気飲みパターン
3つの中ではこれが一番楽な気がする。
ただ、薬の味をダイレクトに感じてしまう方法なので別の辛さがある。
この方法を試すときは、必ずそばにチョコレートをチェイサーとして準備する必要がある。

その他、カプセルに詰める方法を試したこともあるが、非常に面倒くさかった。そもそも粉薬をちまちまカプセルに詰める作業が出来る元気があるなら薬なんか飲まんわい。

つまり私が言いたいのは、世の中の粉薬を全て錠剤にしてほしいということと、粉薬の上手な飲み方を誰か教えてほしいということである。

いつか颯爽と粉薬を飲める女になりたい。

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