幻獣~妖精・精霊~

ファンタジー作品に出てきそうな「幻獣<妖精・精霊編>」をまとめてみました

悪いヤツばかりというわけでもありませんが、みなさんもご自身の周囲の異変にはお気をつけください

アプサラス
インド神話に登場する「水の精」と呼ばれる天女美しい女性の姿で、神も人間も魅了する。神々の命を受けて戦死した人間をインドラに導く

イフリート
日本では炎の魔神と思われているが、別に万能なアラビアの精霊。ちなみにアラジンのランプから出てくる魔神もイフリート。顔が怖いので西洋では悪魔と思われている

インプ
イギリスの森に棲む精霊。意地悪で臆病な性格の悪魔で、人助けもするがとんでもない見返りを求めてくる

ヴァルキューレ
北欧神話に登場する、主神オーディンに仕える天女。ラグナロクと呼ばれる神々と巨人族との最終戦争に備えて、戦死した人間の勇者の魂をスカウトする

ヴィヴィアン
アーサー王伝説に登場する湖の妖精。幼いランスロットを育てて立派な騎士にする。大魔術師マーリンの弟子であり愛人であったが、マーリンをだまして塔に閉じ込める。アーサーに聖剣エクスカリバーを与えた人

ウィルオウィスプ
日本名は鬼火、狐火、または人魂など。夜の湖畔や墓場に現れ、人を迷わせたり落とし穴に落としたりする。死者の魂といわれたり、妖精の変化した姿といわれたり

ウンディーネ
ヨーロッパの河川や泉に棲む水の精霊。美しい女性の姿であることが多く、よく人間の男性と恋に落ちた上に子供までつくる。四大精霊の水の精霊

エアリアル
空気の属性を持つヨーロッパの精霊。堕天使という説もある。空気の精霊「シルフ」と同一視されることもあるイタズラ好きな妖精

エルフ
ヨーロッパに棲む北欧期限の妖精のことで、エルフというのはそもそも精霊のことを意味する言葉。音楽を愛する美男美女で描かれることが多く、尖った形状の耳は「エルフ耳」と揶揄される

グレムリン
小動物のような見た目で、機械にいたずらする妖精。原因不明の機械の故障を「グレムリン効果」といったりする。パイロットの命を助けたりすることもあるので、完全に悪いヤツではなさそう

ケット・シー
スコットランドやアイルランドの伝承に見られるネコの姿の妖精。童話「長靴を履いた猫」のモデルともいわれる。2本足で歩いて人語を話すが、普段は猫のふりをしている

ケルピー
上半身は馬、下半身は魚の姿をしたスコットランドの水の妖精。普通の馬の姿や美男美女に化けて人を水中に引きずり込んで食べてしまう。そのままではなく、必ず水に引きずり込む。こだわりなのかもしれない

ゴブリン
イギリスの鉱山や洞窟に棲む妖精。50センチほどの身長でちょっとみすぼらしい容姿をしており、人に対して悪意をもってる悪い妖精。単純にヒネクれてるだけ、という説もある。人間に対して友好的な種族もいる

コボルト
家の中に隠れ棲む妖精の一種で、イタズラ好きだが人のお手伝いをしたりする有効な種族。ただしお礼の食べ物やミルクを与えないと災厄を与えにくる。なんて勝手なヤツ

コロポックル
日本のアイヌ地方に伝わる小人の種族。アイヌ語で「ふきの葉の下に住む人々」という意味。アイヌの人々と物々交換で食べ物を分けたりするが、決して人前には出てこない

サキュバス
夢魔と呼ばれる悪魔の種族で、男性の夢に妖艶な女性の姿で現れて精力を奪い、死ぬまで離れてくれない

サラマンダー
炎に包まれたトカゲの姿をした火の精霊。中世の錬金術師パラケルススの「妖精の書」で初めて紹介され、四大精霊のひとつに数えられている

ジャック・オー・ランタン
アイルランドやスコットランドに伝わる鬼火のような存在で、光る服を来たカボチャ頭の男性として描かれる。ハロウィンのアレ。生前に堕落した人生を送っていた霊が死後の入り口への立ち入りを拒否されて彷徨っている姿

ジャック・フロスト
冬の訪れとともに現れるイングランド伝統の霜の精霊。子供や雪だるまの姿で描かれることが多く、寒気が厳しい日はジャック・フロストが遊んでいる日、といわれている。怒らせると氷漬けにされてしまう

シルフ
風と空気の精霊。美しい女性の姿で描かれる場合はシルフィードと呼ばれる。こちらも「妖精の書」で四大精霊の一つに数えられている。移り気で浮気っぽい

ジン
アラビアに伝わる魔人の総称。アラジンのランプの中身もこのジン。人に取り憑いて悪事を働いたりもするので、別に人間に友好的というわけではない

スプリガン
イングランドのコーンウォール地方にある城や遺跡に棲む財宝を守る妖精。体の大きさを自由に変えることができるので戦いにはもってこい。宝を守ってるくせに手癖が悪い

デュラハン
自分の首を小脇に抱えた女性(女性??)の姿で、首のない馬またはその馬の引く馬車にのっている。死を前にした人間の前に現れて死を宣告したり、積極的に魂を刈り取ろうとしてくる。めっちゃ怖い

トロール
ノルウェーの伝承に登場する妖精で、巨体で全身毛むくじゃらで鼻や耳が大きく醜悪な見た目をした悪意に満ちた存在。しかも乱暴で狂暴。ムーミンは「ムーミントロール」という種族だが、トロールではないらしい。よかったね

ドワーフ
小人の種族で、3歳で成人して7歳で老人の姿になるので、だいたいがオッサン調で描かれる可哀相な種族。ロードオブザリングが有名ですね。手先が器用でなんでも自分で作る

ナイアス
ギリシャ神話に登場する妖精の一種。美しい女性の姿をしており、泉や川に棲んでいる。ナイアスがいる泉や川には治癒能力が備わり、飲めば病気が治る。たまに人間と結婚して英雄を産んだりする

ニス
スカンジナビア半島周辺に伝承される小人の妖精。15センチぐらい。とんがり帽子を被ってる。少し食べ物を上げると家事を手伝ってくれる。日本でいう座敷童子らしい。こんな名前の知り合いが一人います

ニンフ
ギリシャ神話に登場する妖精の一種。ナイアスもニンフの一種といわれる。惚れた人間と失恋すると、めっちゃ仕返しされるらしい

ノーム
手の平サイズの土の妖精。ほとんどが爺さんで描かれる。器用で知性が高く、大地の精霊でもあるので金銀の鉱脈を守っている。四大精霊のひとつ

働かないおじさん
周囲の期待する役割に対して成果や行動が伴わない中高年社員のことで、存在感が薄いので若手女性社員などに「妖精さん」と呼ばれることがある。こっちが知ってることをメチャクチャ教えてくる。使えないくせに意外と礼儀に厳しいくてメンドクサイので、こちらとしてもついつい見えないフリをしてしまう

ピクシー
赤髪・ワシ鼻・緑の眼をした小さい妖精。集団で生活していて、歌や踊りが好き。四つ葉のクローバーを頭に乗せると姿が見えるようになる。ストイコビッチ

フェイ
魔法を使い、薬草や宝石の知識が豊富な妖精。騎士を育てて送りだす後見役として描かれることが多いが、一番有名なのはシンデレラにでてくる魔女

ブラウニー
イギリスやスコットランドの民家に棲んでいる妖精。シワシワの顔に茶色い巻き毛で覆われ、フード付きのマントを被った姿で描かれる。少しの食事をあげれば家事を手伝ってくれたりする

ホビット
ロードオブザリングに出てくる小人。足の裏に毛が生えてるので靴いらず。明るく陽気で酒と歌が大好き。寿命は100年以上あるらしい

リリス
男性の精気を吸い取って、生まれたばかりの子供と母親を殺すといわれる夢魔。アダムと共に作られた最初の女性だったが、ワガママすぎて出て行ってしまう。イブにエデンのリンゴを食べるようにそそのかした蛇はリリスが変身した姿だといわれる

レプラコーン
アイルランドの伝承に登場する妖精。垣根に座って靴を修繕するといわれる、悪霊の子供で堕落した妖精。グリム童話の「小人の靴屋」の小人。見せかけの黄金で人をだまして楽しむ


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