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雑誌であなたを見たんです
いったい何を目指してなにを考えていたのか。
ただ声をかけてみたかった。
ほんとうに、それだけのことだったのです。
見知らぬ人たちがネットで意見を交わしたりなんて、想像したこともないころの、小さなできごととして。
Q:「特技は?」
A:「添い寝ですよ!」
個人の住所や電話番号を雑誌に掲載しても懸念のない時代があった。音楽雑誌では同好の趣味を持つ仲間との出会いが手紙から始まるきっかけを用意してく
あのひとは誰なんだろう
夢はもうひとつの世界への通行のための手段なのだろうか。
幼年期にみた夢なのに、それは原点のように、はじめて愛し合った女性とのあいだにわき起こった
悲しみに対峙した瞬間にも忽然と現れた光景。
*
海岸に父とふたりでいる。
父は紙芝居の道具を自転車の荷台に乗せて、ぼくはちいさな手で支えている。
空に少女の顔がすっと浮かんで、「嘘つき」とぼくらに放って消えていった。
ぼくのベ
フードコートの片隅で
両隣りママの隙間でパン挘る
何も妨げるもののないただ一点を見つめながら。
イートインおひとりさまが我喰らう
ときにはクリスタルのドームをイメージして、カラダをすっぽり包み込んでみたりとか。