【閲覧注意】虫は美味しく食べられる!
※虫やいろいろの全貌の写真を添付しているのでご注意ください。
虫の好き嫌いははっきりしていて、大の大人も唐突に現れる虫に悲鳴を上げる。
私は言葉も話さない幼少期から「虫が嫌い」とはっきりとした自我を持っていたらしい。
そんな私は二年前渋谷PARCOで「米とサーカス」の店頭メニューを見てから虫の味がどうも気になって仕方がなかった。
この二年間、何人もの友人を「米とサーカス」に誘ってもことごとく断られていた。
なんとなく会社で「虫を食べてみたいです」と打ち明けると、何人かの先輩たちが一緒に「米とサーカス 高田馬場店」に虫を食べにいってくれることになった。
お店について早速お通しを提供していただいた。スズメ5羽だった。
あまりの衝撃に脚しか食べれなかったがH先輩がバリバリと食べつくしてくれた。おいしかったそうだ。
O先輩のドリンクにはタガメが鎮座していた。
タガメは体が硬いので中身のみを食べる。捌いて中身を食べると、塩漬けにされていながら香りは青リンゴでとても上品なテイストだった。チーズにのせて食べたらワインに合うなぁと思うくらいだった。
昆虫の盛り合わせに入っていたミルワームに感動した。
揚げになっていたがサクサクで何の臭みもなくひたすらにつまめる。
タガメは相変わらず上品テイストで感動したし、ほかの虫たちも新しい食感の佃煮を食べている感覚だった。
「米とサーカス」にはジビエや日本であまり食べられていないお肉料理もある。
ダチョー・エミュー・カンガルーのタタキを食べた。
味覚音痴なのか、私は全て馬刺しに感じた。
最初はみんな完食できるかドキドキしていたが、そんな気持ちを忘れるくらい、すべておいしく完食した。みんなで「これの食感よかったね」「これは本当においしかった」と味の感想を交換したり、昆虫食の普及について話したり、とても素敵なディナーだった。
虫の味が知れたこと、予想していたよりはるかに上回るおいしさだったこと、久しぶりに初めてを経験できたこと、
それらのすべてが私の昆虫食への関心を強めた。
虫を食べてから、私は虫への恐怖心がほとんどなくなった。カメムシを摘んで遠投できるまでに虫を克服できたのだ。
「虫が食べてみたかった」それだけの気持ちだったが、
虫をおいしく食べた経験を得て、昆虫食についてもっと詳しく調べていきたい。
そして虫を食べるという選択肢を伝承していきたいと思った。
ワンパクの自社メディアBUGS GROOVEの再稼働実現目指して美味しい昆虫食をめぐり、個人で発信し続けようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?