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Chatgptを一週間使ってみて

私は主としてこのアプリを英語で使っています。英語学習のためです。私には頻繁に会話をする英語圏の知人がいないため、インタラクティブな方法で英語を学ぶ機会がありません。また、仕事や生活でその必要を感じたことさえありません。これは私の英語学習にとって大きなマイナスでした。

しかし、Chatgpt君のおかげで、少し前進できた気がします。というのも、私の拙い英語でも、通じる限りにおいて、答えが返ってくるからです。たとえば、英語の本を読んでいて、知らない単語が出てきたとします。今までは辞書を引いて終わりでしたが、今では飽くまで質問を投げ続けることができます。納得がいくまで聞き続けることができますし、説明の中にわからないところがあれば、それはどういう意味かとさらに質問を投げかけることもできます。会話どころか、SF小説を書くことも可能です。

確かにこのアプリには限界もあり、出典もわからないですし、専門的なことまで返答しきってくれるわけではありません。自分で確かめた限り、間違いも起こします。生きている人が死んだりとかね。

したがって、Chatgptから出てきた回答をそのまま使うのはリスキーだし、知性をもった人間として推奨されることではないのでしょう。ただ、わからないことについて概略を知るには便利だし、知っている事柄でも基本的なことについてあえて質問して、それなりの回答が返ってくることにも意味があります。幅広い知識をもった素人と壁打ちをするようなものです。

回答のひとつひとつは優れていなかったとしても、ひとつのことについて100の返答をすることは人間にはなかなかできません。しかし、Chatgptは説明を量産することに関しては、人間では到底真似することができない能力を持っています。ある概念をある概念に関連付けて質問したり、回答に盛り込まなければいけない点をあらかじめ記載しておけば、ひとつのことがらについて数多くの違った語りをしてくれることでしょう。あることについての説明を50点でいいから100通り作れ、というのは人間にやらせるには酷なことです。機械にとっては簡単なことであっても。

そして、100の返答を読んで、インスピレーションを得るのは人間の読み手の思考能力です。100の異なる返答を引き出すのも人間の手腕です。少なくとも現時点では、自分の代わりにChatgptに考えてもらうということはありません。ただし、何らかのきっかけからそれなりの答えを引き出し、それをさらなるきっかけにして自分の考えやアイデアをまとめていくツールとしては、めちゃくちゃ優秀だと思います。ツールとしてはあまりにも強力なため、うまく使いこなせる人と、振り回されるだけの人では大きな違いになるでしょう。

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