僕の仕事の変化と今後考えていること

さっきお昼を食べている時に何となく考えていたことをTwitterで連続してつぶやいたので、こちらに全てをまとめて貼っておこうと思い書いてみました。Twitterでは番号もズレてしまったので、こちらでは番号も直してます。

#河口まなぶの仕事 1】ちょっと仕事のことについて書いてみようかな。僕は仕事を始めて27年。最初からフリーランスで会社に勤めたことは一度もない。最初は自動車専門誌のバイト。募集があったわけでなく、自ら出版社に電話してお願いして始めた。ちなみにそれ以前のバイトも全て自ら開拓してた。

#河口まなぶの仕事 2】フリーランスの自動車ジャーナリストの仕事のスタイルは、90年代は自動車専門誌から依頼を受けて撮影・試乗に出向き、日当や原稿料をもらう。たまにTV、ラジオ、新聞、メーカーの新商品事前試乗や講演など。2000年くらいまではこれが全てで、メディアからの依頼が主だった。

#河口まなぶの仕事 3】90年代後半にウェブが生まれた。1996年にHTML書いて試乗記事を展開したら、専門誌から「そういうことをする人には仕事出せない」と言われたことがある。そんな時代。まだまだ黎明期。当然お金にならず。でもコツコツやってた。逆にそれを読んで声をかけてくれるメディア出現。

#河口まなぶの仕事 4】しばらくウェブが仕事のメインにはならなかったが、「manablog」を続けた。そしてしばらく経って、carviewのみんカラにて「manablog」を始めた。これはジャーナリストのブログを始めようとcarviewに提案して実現したもの。

#河口まなぶの仕事 5】「manablog」では、きちんとギャラをもらって展開。さらにこのブログを使って愛車を様々にレポートするスタイルも確立。またこのブログで読者に呼びかけ「欧州シビック日本導入活動」を展開。その後導入決定。また読者向けイベントを展開し事業化。

#河口まなぶの仕事 6】にしてもウェブが登場してから、それが仕事になるまで約10年かかった。で、先のmanablogから発展し http://lovecars.jp ができたのが2010年。LOVECARS!ではリアルイベントを多数開催。メーカーとメディアとユーザーをフラットにして、winwinな関係構築を仕掛けた。

#河口まなぶの仕事 7】LOVECARS!を始める少し前にYouTubeでチャンネルを作ったのが2009年。TwitterやFacebookも同時期にスタート。この頃になるとウェブの専門媒体ができたので、そこからの収益も来るようになったが、基本的には「メディアから依頼を受けて仕事してギャラもらう」スタイルは不変。

#河口まなぶの仕事 8】自動車ジャーナリストの仕事スタイルは相変わらずだったものの、YouTubeやTwitter、Facebookの出現で、これを使ったビジネスモデルが生まれてきた。LOVECARS!の経験をもとに、スバルBRZのファンクラブ「CLUBRZ」、横浜ゴムのADVANのコミュニティ「A40」を運営した。

#河口まなぶの仕事 9】メルセデス・ベンツのコミュニティ「MerC」のアンバサダーも務めた。この頃になると、いわゆるメディアから仕事をもらうスタイルから半分くらい脱却。併せてYahoo!ニュース個人のオーサーとなって自分で発信するツールを手に入れた。加えてYouTubeが勢いをつけてきた。

#河口まなぶの仕事 10】とはいえYouTubeが本格化してきたのは2016年くらいだから4年前。この辺りだとまだメディアからの仕事も収益の50%程度はあったはず。でも年を追うごとにメディアが占める割合は減っていき、2017年40%、2018年30%、2019年10%といった感じに推移した。そうして現在につながる。

#河口まなぶの仕事 11】という流れを踏まえると同時に、現状の自動車ジャーナリストの仕事は厳しくなっているのが実際。というのも既存の紙媒体メディアが減りつつある上に、ウェブ媒体も以前ほどコストをかけた記事作りをしなくなりつつある。そうなると我々のギャラにも響いてくる。

#河口まなぶの仕事 12】特に原稿を書いて収益としている場合は、依頼本数と単価が下がりつつあるので、このまま同じことを続けるのは厳しい。競合も多い上、依頼は数人に集中しがち。なので今後は自らが発信して稼ぎ出す術を持たないと自動車ジャーナリストやレポーターとして生きるのが困難。

#河口まなぶの仕事 13】なので今後はYouTubeやTwitter、Facebookやnoteなどを上手く使って発信し、それを収益化していく必要がある、と思う。もちろんメディアとのお付き合いができれば維持したいが、頼り切ってはダメ。そもそもフリーランスは自由に動ける立場。それを活かさなければ。

#河口まなぶの仕事 14】現状では自分もYouTubeで手一杯ですが、自分発信で収益化は絶対に確立すべきスタイル。これをやらないとこの仕事がなくなる。自動車ジャーナリストに若者がいないが、理由は魅力的な仕事ではないから、が一番だと思う。魅力的な仕事と思ってもらうためにも確立せねば。

#河口まなぶの仕事 15】なので僕も自身の発信と収益化を追求しますが、同時に同業者やフリーランスの方々で、YouTubeやその他の展開を考えている方の力になれればとも思ってる…てなことを、お蕎麦を食べながら考えたのでした。これはまとめてnoteに貼っておきますね。

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