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 ある中高一貫校で、高校3年生が運動会で披露するダンスがあります。ある女性は、わが子が踊る姿を見て、自身の高校時代を思い出して、感無量だったそうです。

 これが「学校文化」というものなのだと思います。ある中高一貫校では運動会の「棒倒し」が名物で、卒業後も「どんなゲーム・プラン」を立てたか、熱く語り合うと聞いたことがあります。私も、そこの卒業生から「絶対に倒れない棒」について教えてもらったことがあります。

 こうした「学校文化」が今年、厳しい状況に置かれています。先輩から後輩に継承されるものが、危機に瀕しており、今後の見通しは不透明です。

 ただ、伝統は継承するものであると同時に、創造するものであると私は考えています。この記事で言及している「学校文化」は江戸時代にはなかったものですから。

 もしかすると「思わぬ所」から「新たな伝統」が創造されるかもしれません。



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