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やむにやまれぬ事情もなく、後期試験

 半年前、櫻井桃華の『ラヴィアンローズ』ばかり聴いていた。毎日二時間。それからモンスターかのむヨーグルトかファンタのレモン味のやつを必ず一本は飲んでいた。すべて、事実です。文学部生である以上はまじめに勉強をし、読者と作者とを前進した気持ちにさせる批評などを物する義務があるのでしょうが、そのための四年間なのでしょうが、現在の私にはまだ難しい。せめては今ここの、ありとあらゆる物事に対するまなざしを与えることによって、包括的に、何もかもを保護して、結果的に、お前を肯定できたらいいなと、そういう次第です。駄文であるなどとは言いません。そういう自己表明も多分星の(智幸)数ほどブロガーがやっているはずだ。俺俺無駄無駄。そうならないためのサービスはできる限りします、深夜ですけど。だから、物語で自分を救うのはもうやめてください。物語の無駄遣いはもうやめてください。村上春樹のTシャツを、着ないでくれませんか。いや、それはいいや。私はしまむらでコラボTシャツを買います。買いました。葉加瀬冬雪と魔使マオの、(本当はもっとダサくあってほしかったキャラT であるところの)ロンT。1500円のロンT。冬の夜の影。

 後期試験がはじまってしまう。




 すてきじゃない!!
 大きくなったら
 なんになるの
 文章家になってよ
 そしてもっともっと
 楽しみを
 あたしたちに
 わけてくれない

大島弓子「夏の夜の貘」(あすかコミックス『つるばら つるばら』角川書店、1988)

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