デジタルファーストキャンプ 〜 第4ターム ふりかえり 〜
デジタルを活用した新規サービスに対する期待と誤解
いくつもの地方自治体がキャンプオーナーの元に相談に来る。その内容の本質的な問題点が同じというお話。例えば、企画中のワークショップの中でQRコードを発行して、地域通貨(地域限定で使用できる条件付き)を渡したい、、、「ビジネス面」の構想とそれを実現するための「デジタル面」の構造と費用と工期に大きなギャップがあり、プロジェクトの規模(費用面)が大きく変わるという話。例えるなら、DIYで犬小屋を作るのと、1年以上掛けて10階建のビルを建築するのと比較するくらい違うという話。なるほど、あるあるだなぁと肝に銘じた。
バリュープロポジションという考え
サービスデザインのための「バリュープロポジション」(顧客価値提供)という考え方を教わる。日本語には訳しにくいけれども、スタートアップでは必ず聞かれるというお話。ターゲットの属性を3つ定める。ターゲットの課題(仮説で良い)として「負」を見極める。
この学びを最終課題に当てはめてみた。
3つのインターフェイス
講義からのネタではなく、偶然見つけたサイトから。Google Apps Script (GAS)を使って、slackのチャンネル内で chat Bot を製作し、チャンネルへの投稿をChatGPTへ吐き出して、その回答を同じチャンネルに返すという仕組みを利用し、投稿者が特定の領域の学習ができるように設計する、、、というAPI(Application Programming Interface)連携で格闘中でした。
(1)ハードウェアインターフェース・・・工程A
(2)ユーザーインターフェース・・・工程B
(3)ソフトウェアインターフェイス・・・工程C
今自分がやっている作業(A)は、GASを駆使して(B)、スラック上にChatGPTの回答を返す(C)それ以外にも、ソフトウェア間の認証のためにAPI認証キーやトークンがあり、それをいつ発動させるのか(デプロイ)か、何度も失敗を繰り返して、chat botの振る舞いを確認する・・・API連携によって、ワザワザこんな複雑なこと取り組んでいる(chatGPTを直接使った方がよくないか?こんなに「かちかち」しなくても、新しいGPTsでできるんじゃないか?という問い)価値(誰の何のためになるか?)を何度も、何度も繰り返して考える機会となった。それは、バリュープロポジションを作った過程をもう一度確認する機会でした。(ターゲットの明確化、ターゲットの負の課題)
最終課題の取り組みをふりかえる
「ビジネスパーソンのセルフケア・マネジメントを劇的に変えるchat bot」という切り口で、今回は、slackユーザーが、気軽に・手軽にslack上のchat botで「エニアグラム」の基礎概念を身につけるという切り口は今でもよかったと考えている。
しかしながら、計画的に作業を行なって、chat botの振る舞いを制御するための手数と進め方には改善の余地があった。「生成AIがコードを書いてくれる」「クラスメイトが上手くchat botを作製している」から数時間掛ければ、自分もできるだろうという見積もりが甘かった。さらに、最終課題は構成は立てたものの、やっつけ仕事的になってしまった。猛烈に自分の姿にガッカリしている。
この経験は忘れない。
最後に、D1C 4期生の皆さん、Aクラスの皆さん、Aクラスマネジャー・こがげーさん、げんさん、ほげ隊長、市角先生、ヨコさん、そして小林キャンプオーナー、本当にありがとうございました。
ピッチ登壇予定の皆さまの発表を楽しみにしております。
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