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フィリピンの都市封鎖で収入が断絶された人たちへの食糧支援 YNS

新型コロナウイルスの感染防止策としてフィリピンのほぼ全域の都市封鎖(ロックダウン)が3月15日から5月末までおよそ2ヵ月半実施されました。
そんな中、私の勤める株式会社YNSが実施したCSRについて紹介したいと思います。

YNSのCSR


フィリピン・ケソン市にあるパヤタスごみ処分場地域に住む人たちが作るフェアトレード商品をYNSは毎月購入し住民の収入安定に貢献しています。(こちらはまた別の機会に詳しく紹介します)

ロックダウンの影響


日本ではロックダウンは実施されませんでしたが、フィリピンは緊急事態下の外出禁止令、ということで人の移動、企業の活動制限、屋外での活動等が禁止されました。1日の平均収入が200円(※1)ほどのフィリピン国民の多くは、普段貯金ができるほど生活に余裕はなく、収入が絶たれる=食べることに困る事、に直結します。
とりわけ経済的に厳しい地域に住む人たちはロックダウン以前からただでさえ収入が少なく、日銭で夕飯を食べる事が多いため、ロックダウンが始まってから満足に食事にありつけず、空腹に耐えながらいつ届くかわからない政府からの食糧支援を待つ、という状態が続いています。飢えに苦しむ人による抗議デモ活動が発生しました。
(※1) 世界銀行http://iresearch.worldbank.org/PovcalNet/povOnDemand.aspx

パヤタスごみ処分場地域のフェアトレード生産者への影響

YNSが支援する、パヤタスごみ処分場地域に住むフェアトレード生産者たちも例外ではありません。公共交通機関は全て停止されてしまい、材料を買いに行きたくても買いに行けず、お客さんのもとに商品を運ぶ事もできず、完全に収入が絶たれてしまいました。

YNSの食糧支援


彼女たちの生命を守るため、YNSは緊急食糧支援を実施することにしました。
ただ、移動ができないのはYNSも同じです。オンラインによるやりとりや、地域のボランティアの方の手助けも借りて、フェアトレード生産者とその地域の方たち延べ22家族にお米や缶詰等の食料を寄付しました。

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住民たちの様子


食糧支援を開始する際にフェアトレード生産者に連絡したところ、声を上げて泣いていました。それほど生活が切羽詰まっていて、どうする事もできなかった状況がひしひしと伝わってきました。乳児を抱えたシングルマザーもちゃんとした栄養のあるミルクを子どもに与えられる事を心から喜び、感謝していました。
また、住民の一人は重い病気で治療のための通院もできていないにも関わらず、もらった食糧を困っていた隣の家族と分け合ったと聞きました。自分に余裕がない時でも、人の痛み、自分の持っているものを分かち合える。そんなフィリピンの方たちに尊敬の念を抱かずにはいられません。

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ロックダウン下のYNS


いっぽうYNSも新型コロナウイルスの影響は少なからず受けており、ロックダウンが施行されるとすぐにWFM(ワークフロムホーム)の指示が出され、孤独感がつのるリスクの回避策が検討されました。顧客へ安定的なサービスを提供する事はもちろん、スタッフの雇用や生活を守るためにも仕事を止めるわけにはいけません。幸い、IT会社ということもありオンラインでできる仕事が多く安定したインターネットを確保できれば、何とかなったのは、一つ良かったことでした。

これを読んでいいね!と思った方はぜひお仕事の依頼お待ちしております。笑
〇〇などで困っているーなど、気軽にITのお悩みご相談くださいませ。^^♪


次回・・・☆
YNSのユニークな人たちについてちょっとご紹介できればと思います。

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