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Brainバブル!のるかそるか?!

この記事は
・「Brainって話題になってるけど実際どうなの?」
・「Brainは初耳だけど、稼げるのであれば知っておきたい」
という人向けです。
現状を解説し、そこから見えてきた予測と対策を公開します。

お久しぶりです。
復帰第1弾がこれかよっていうね。
ばえる画像までわざわざ作って。

いや、そろそろnote復帰したいなあって考えていたところ、ちょうどBrainってのが話題になっていたので、ちょっと調べてみました。

なんかnoteの競合だし、バブルみたいな大騒ぎになってるし、この潮流に乗ろうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

でも20分だけ待って。この記事を読んでみてください。
Brainが今後どうなるかお教えします。

目次
1 そもそもBrainってなに?
 1-1 どんなサービス?
 1-2 なにがnoteと違う?
2 Brainの現状を徹底解説
 2-1 【Brainカースト】とは
 2-2 それでも高評価がつく謎
 2-3 カーストの外側
↑ ここまで無料で読めます ↑
3 今後のBrainはどうなるか?
 3-1 バブルの崩壊
 3-2 運営の動向
 3-3 最悪のシナリオ
 3-4 乗っかるとしたらこうなったとき

1 そもそもBrainってなに?

まだサービス開始して間もないですから、初耳という方もいらっしゃるかもしれません。どんなサービスなのかご紹介します。

1-1 どんなサービス?

Brainは
『紹介機能付きコンテンツ販売プラットフォーム』
として、1/30に始まったばかりのサービスです。

https://brain-market.com/

簡単に言えば、noteと同様に記事を売り買いすることができます。
それだけなら単にnoteのいち競合というだけの話なのですが、サービス開始早々「これは簡単に大稼ぎできるのでは?」と話題になり、現在もその熱気が収まっていません。

ではなぜそんなに話題になっているのでしょうか。
それはnoteとは異なるポイントがいくつかあるためです。

1-2 なにがnoteと違う?

手数料がちょっと安い、記事からサービス販売に誘導できる、などいくつかあるのですが、そのへん今はどうでもいいです。

注目すべきは「他のBrain記事のアフィリエイトができること」です。
これが上記「紹介機能付き」の言わんとするところです。

他の人のBrain記事を紹介する記事を書きます。
紹介された記事がそこを通じて購入されれば
売上の10~50%がもらえます。

すなわちインフルエンサーにくっついてコバンザメのように稼げるのです。
自分では新しく内容を考える必要はありません。
「ほらこの有名な人がこんなこと言ってるよ!」
って紹介するだけでチャリンチャリン。

これが反響を呼び、その反響が反響を呼び、Brainには開始早々バブルが到来したのです。

2 Brainの現状を徹底解説

このようにいきなりバブルで始まったBrainですが、これは運営が狙ったのではなく、バブルの火付け役がいます。
某有名ブロガーの Iさん、ついでMさんです。
このお二人で現在のBrainがあると言っても過言ではありません。

その「現在のBrain」がどんなものか気になりませんか? お教えします。

2-1 【Brainカースト】とは

もう名前がね。命名したの僕ですけど。

さて現在のBrainにはカーストが存在します。ブロガーIさんとMさんを頂点としたカーストです。

Brainでは記事を購入したり、販売したりするわけですが、現在多くの人がこのカーストに組み込まれています。

ところがこのカースト、実質的に2階層しかありません。

どういうことかを説明する前に、紹介システムをもう少し詳しく図解します。

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まずAさんがaという記事を10,000円で販売しました。
このとき「記事aを紹介する記事を書いてくれて、成功したら報酬をあげるよ」という設定ができます。報酬の割合は売上の10~50%の5段階で、いまは一番ゆる設定の50%としておきましょう。

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次にBさんが、それを紹介する記事bを書きました。
記事bの販売価格は下限の100円ですが、紹介リンクを無料範囲内に貼っていれば、実質的には0円です。
なお、このまえにBさんは、記事aを買っても買わなくてもよいです。図では買った場合にしてあり、Aさんに料金を支払っていますが、なくてもよいのです。つまり参入コストはほぼないんですね。
購入した場合、価格の10,000円のうち12%が手数料として引かれ、残り8,800円がAさんの元に入ります。

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そしてCさんが記事bを通じて記事aを購入しました。
そうするとBさんには紹介成功報酬として50%の5,000円が手に入ります。
手数料がやっかいなのですが、12%×2が取られ、残りの2,600円がAさんに入ります。

これが紹介システムです。これを踏まえてカーストの構造を説明します。

まずCさんもBさん同様に紹介記事cを書きます。書いておけば、紹介の報酬が入るかもしれませんからね。

そこに「紹介記事を通して記事aを買いたい」と考えているDさんが現れます。さて、記事bと記事c、どちらにしましょうか。

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そう、どっちで買っても一緒なのです。

BさんはCさんを紹介したからCさんの上というわけでもなく
Cさんのほうが実際に購入したからBさんより上というわけでもなく
既にBさんとCさんは同列になってしまっているのです。

これが、Brainカーストが「実質2階層」である理由なのです。

2階層だと、どんな弊害があるのでしょうか。一般的なねずみ講と比較してみましょう。

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ねずみ講であれば、参入者が多いほど、そして上の世代ほど稼ぎが大きくなります。
しかしBrainカーストでは、参入者が増えるほど自分が成功報酬を受けられる機会が減ります。そして上の世代であるメリットはありません。
今はバブルなので、既に参入している人はいくらか儲けているでしょうが、ある程度の規模になったら大幅に減速すると予想されます。

そしてこの紹介システムとカーストには、大きな欠陥 があるのですが、これはまた後程。

2-2 それでも高評価がつく謎

既に参入しているなかでも、このBrainバブルがもう限界だと気付いている人はいるかもしれません。

しかしそれでも元記事aには高評価が付き続けます。
これは一体なぜなのでしょうか。

って、すぐに察した方もいらっしゃると思います。

紹介している商品をけなすわけがないのです。むしろ持ち上げて持ち上げて、なんとか自分の紹介記事から買ってもらおうと必死になります。

Iさんの記事に至っては「良いレビューはSNSで拡散します」とすら明言してます。自分の紹介記事に誘導できるかが勝負の分岐点ですから、そりゃ書きますよね。
これはうまいやり方です。カースト下側の人間は、なんとか「本人から逆に紹介してもらう権利」を得ようとして、がんばってレビューを書きます。実質2階層のカーストを3階層に見せる、うまい方法です。しかもレビュー書くには購入が必要ですから、タダで紹介記事で儲けようというフリーライダーを排除した上で売上を確保する仕組みにもなっているのです。
そして結果として、元記事は高評価と褒めちぎりレビューで埋め尽くされ、それがまた新たなカースト民を呼び込むという循環を生んでいるのです。

レビュー欄を読むと、そりゃもう凄いですよ・・・。ためしに覗いてみることをお勧めします。

2-3 カーストの外側

もちろん、Brainを利用している人が全てカーストに組み込まれているわけではありません。

ここでは他のクラスタを紹介します。

目指せカーストトップ組
この人たちは第2・第3の IさんやMさんを目指している方々です。
実際に売上の写真を載せている方もいますが、紹介なしの記事だけで売り上げたのか、カーストで吸い上げるのに成功したのかは分かりません。稼いでいること自体は事実のようです。

noteからやって来ました組
コンテンツをnoteでも売っていたけど、新たにBrainでも始めたという方々です。
上記のカーストトップを狙う人たちのなかにもnoteから来た方々は多いのですが、この「単なる乗り換え組」はカーストトップを狙っているわけではありません。
なんだか話題になっているからという理由が大きいのではないでしょうか。たぶんnoteと両立しながら活動していくと思われます。記事はコピペでいいわけですから、それを2箇所で売るだけです。

新しく販売します組
noteはやってないけど、コンテンツを売りたいと思っていて、これを機にBrainで始めた方々です。
時間が経てば結局はnoteも始めると思います。

様子見組
おそらくここが一番多いはず。登録済み・未登録を合わせればどれだけいるか見当が付きません。
無料の範囲内で記事を読み漁って、バブルに乗るか迷っている方々です。

以上のようなクラスタとそしてカーストが、現在のBrainを形成しています。

このような人たちがいるなかで、Brainはこれからどうなるのか。次項から予測してみます。
僕の予測に便乗したいという方は、以下の有料コンテンツ(約4,400字)をご覧ください。
ただ当たり前ですが、僕の予測が外れる可能性もありますので、そこはノークレームでお願いします。

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