newton読んでざっくりメモ
一旦、読書感想文に行かないまでも、読んで思ったこととかメモをざっくりと。
p.76
遺伝子工学が発展し、21世紀になって狙った遺伝子を改変するゲノム編集技術が開発された。1メタルギアのゲノムの話みたい。”生命の設計図”っていう表現かっこいい。各国の法律や指針で遺伝子の改変を禁止されている。遺伝子疾患の治療や予防に応用できる。
技術的な観点では、狙った遺伝子と別の遺伝子の操作をしてしまう可能性があるからダメ。
遺伝子的な改善で人類を進歩させるという「優生学」という考え方がある。優生学、ちょっと調べただけでも倫理的にすごく悪そう。選民主義に繋がってる感じがする。
遺伝子操作によって、生まれてくる前の段階で選別を行うのはナチスの行った行為(生まれてきた、すでに存在する人間に対する選別)とは別だという見方があるらしい。これってどの瞬間から人間は人権を持つのかと一緒?ゲノム編集は個人の選択の自由に基づき認められるべき、という考え方があるらしい。その際の「選択」を行うのは親が話になるが、子供の意思はないのがなんとも言えない。ただ、このコロナが流行ってる現状、コロナにかからないようにデザインされた遺伝子を持った子供を作って欲しいという需要は結構ありそうだし、そうなるとそこから一気に遺伝子操作がスタンダードになってしまいそう。
p.78
トロッコ問題のAIによるトロッコ問題版があるらしい。このトロッコ問題での責任の所在はどこにあるのかや、付加条件が付いた際にどう考えるのかとかは今議論されているらしい。技術って、作った人に責任が行くのではなく、利用した人に責任が行くのが筋だと思うけどな……。そうしないと技術の進歩って得られなさそう。だからこの問題も人工知能の判断がっていうよりも、ドライバーの判断の結果がどうなるかが大事になりそう。
そもそも、AIに全部任せられるほどの機能をつけるのではなく、あくまで人間が判断しないといけない、というところまでに抑えて製品化するべきでは?
技術の追求という意味では、すべてAIが判断できる、というところまで作り込んでもいいかもしれないけど。何も考えなくて良くなったら、一部の技術者や、販売元以外の人間がバカになってしまいそう。
p.80
哲学が昔は勉強全般を指してたようで、マップ自体が大きい。あらめでこのマップになるということはさらにもっともっと奥が深そう。
p.86
"惑星の最後"という言葉を見ると、地球の最後や太陽の最後がどんな感じになるのか気になる。「恐怖の大王」の時がどんな感じだったのか知らないけど、そんな感じになるのだろうか。
北斗の拳、のような、好き勝手暴力が横行する政界になるのか、以外と秩序を守った世界になるのか。地球ではない別の惑星で生きられることが分かっており、移住に際して選民的なことが行われるのか……SFチックだけど想像したら面白そう。そもそもこのコロナでみんな死んでしまう可能性もあるけど……
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