SFCスピリッツの創造という授業を通して学んだこと(最終課題)

SFCスピリッツの創造という授業を通して学んだこと
今春SFCに入ってから僕はSFCスピリッツの創造という授業を取ったんですが、この授業の最終課題が授業を通して学んだことを各々生徒が選んだ媒体を通して学外の人に伝えよ、というものでした。なので今回はnoteで簡潔に授業の概要を伝えたいと思います。

まずSFCスピリッツの創造とは、各週SFC卒業生であり、社会の様々な分野で活躍されている方(社長・投資家・NPO・デザイナー等)をゲストに招き今までの経験や知見を聞き、また積極的に学生と交流する(食事会・サブゼミ等)授業です。SFCは未来からの留学生である。この言葉を教授も、卒業生のゲストも、生徒も信じ、次の何かの創造を探し、育てようとしている。この授業を通して強く感じたのはそれです。
では各週のゲストの簡単な概要を伝えます。

第一回の授業はNPO法人であるカタリバを創設した今村久美さんがゲストでした。認定NPO法人カタリバの代表理事でありハタチ基金の代表理事など様々な教育関連の活動をなさっています。今村さんの活動のテーマ(vision)はどんな環境に生まれた人でも未来を作り出す力がある、ということでした。
僕は今村さんの行動原理になっているものは学生時代の紹介の時に話されていたSFCに来た時に感じたコンプレックスであると感じました。地元の友人とSFCにいる友人とのギャップに驚いたと言います。魅力的に学ぶことを得られる人と得られない人がいる。これは大学進学・非進学のみならず、教育機会についてや学ぶことの目的を考えさせる気づきだと思います。
カタリバが提供する学びの場は魅力的学びを得られる機会を与える場所であるとともに子供の居場所づくりでもあるそうです。これも様々な社会問題に通じそうな活動ですね。そして講師もボランティアで募集する。これは半学半教の精神だと思いました。

第二回の授業は渡邊康太郎さんと閑歳孝子さんのお二方のお話を聞きました。渡邊さんはTakramという会社でコンテクストデザイナーをしてらしゃる方です。渡邊さんのテーマは弱い意志と偶然についてでした。人は強い意志と必然を考えがちだと。

閑歳孝子さんは株式会社Zaimの代表取締役の方です。テーマはお金。お金の使い方によって人生の選択肢は大きく変わる。その考えのもと事業テーマのお金について学びました。

第三回の授業は千葉功太朗さんと柳澤大輔さんがゲストでした。千葉功太朗さんは慶應義塾大学特別招聘教授で、エンジェル投資家をなされています。テーマは逆算思考でした。

柳澤大輔さんは面白法人カヤックのCEOをされています。なるほどと思ったのは失敗するなら最速で、というお話でした。

第四回の授業は門松貴さんと松尾卓哉さんがゲストでした。門松さんは内閣官房長官秘書官をされている方です。テーマは作る為に壊す。

松尾卓哉さんは株式会社17のクリエイティブディレクターをされている方です。絶好の機会が学生時代。自分に自信を持とうというお話が印象に残りました。

第五回は平尾丈さんと江渡浩一郎さんがゲストでした。平尾さんは株式会社じげんの代表取締役をなさっています。とにかく一歩を踏み出す。行動が大事という言葉が印象に残りました。

江渡さんは国立研究開発法人産業技術総合研究所の主任研究員をなされています。自分なりのテーマと仲間、大学外の活動の場を見つけて欲しいというメッセージが印象的でした。

第六回は小林正忠さんと駒崎弘樹さんがゲストでした。小林さんは楽天株式会社でCo-Founder and Chief People Officer をされています。公に報いる。これはとても共感しました。自分を考えることも社会を考えることも重要だと思います。また「やるしかない」という考え方を学べました。

駒崎さんは認定NPO法人フローレンスの代表理事をされている方です。テーマは子供と子育てでした。自分から社会をどんどん変えていった経験を聞き、とても参考になりましたし、これから同じように民間から社会を変えていきたい時良いロールモデルになると感じました。評価なんて簡単に変わるから当てにするな、というお話が心に残りました。