プロローグ

俺の生まれは千葉県千葉市。俺が小6まで住んでいた街だ。
俺は昭和50年2月生まれの45歳、学校に行けば光化学スモッグ発生の放送が毎日のように流れ、幼少からの行きつけの床屋『barber安達』の息子が属する千城ブラックエンペラーが昼も夜もなく走り廻り、地元の極道が肩で風切る俺の子供の頃の街はお世辞にも治安が良いと言えない街だった。

女が大好きな浮気が趣味の父親と田舎街のどんぶりで刺青の入った元極道を父に持つ、とても気の強い母が仲が良い訳がない。
そうして幼少からいつも喧嘩の絶えない二人の夫婦生活(俺は家族と思った事が無い)に終止符を打ってクソ親父の生まれた北海道にクソ親父、愛人だった女、俺の兄と引っ越した。
単純に金や物で子供の気持ちを釣れたと勘違いするクソ親父が口うるさい母より俺にとって都合が良かったからだ。

親に対する愛情なんて幼少の頃から無い俺は新しい生活に楽しみなんて無いままクソ親父の親父が住む札幌の家で無気力な生活を送っていた。
それから俺は中学に入学しさらに暴走族に入って過激さは増して行く事になる。。。

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