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2021-10-12 「絶対に負けられない日という程でも無い日」の戦い方と D2-3Ys #130

勝負の6連戦を終え、一息つく形の敗戦。接戦を落としたという意味では痛恨ではあるが、肩を落としすぎる試合でもないと思う。最多勝を争う柳の「勝ちたい」という執念と「勝たせたい」という中日ナインの思いの方が上回った試合だった。与田監督が辞任を発表した日でもあるしね。それで言うと明日は山井、藤井の引退試合にもなるんだけどさ。

今日の試合だと論点となるのは宮本へのスクイズになるだろうか。

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一三塁でスクイズを試みるもバント空振りで失敗。渡邉が挟まれ絶好のチャンスを潰した。

まず右投手vs左打者のスクイズは基本的なセオリーからハズレるものだ。三塁ランナーが良く見える上に捕手も送球を遮るものが無い。実際今回のケースだとおそらく三塁ランナーが走ったのが横目で見えた上で外しにいったかもしれない。じゃぁ全く右vs左のスクイズが無いかといえばそういうわけでもなく、自分が記憶してる範囲でも奥村

13年の森岡は藤浪から、14年には石川もBs時代の西からスクイズを決めている。あとは宮本がバントを決められるかというところにもなるが宮本今季は6-6でバントを決めているので、バットに当たらないという事は無いだろうという目論見はあったように思う。

もう一つ。今日が「絶対に負けられない戦い」じゃなかったからこそチャレンジしたところもあると思う。マジックが点灯し、6連戦も終え一段落がついたところで、今後作戦の幅を広げうるスクイズという選択。自分は一理あるとは感じたよ。結果としてうまくはいかなかったけどね。試せるタイミングで試しておかないと。

一方でそういう采配をするのなら、ライアンが同点に追いつかれた時点で今日は今野清水を起用しなくても良かったんじゃないかとも思った。先週マクガフ清水今野はそれぞれ6連戦で5試合の登板をしている。できれば2日休ませたかったところだと思う。なら思い切って大西大下石山辺りを起用しても良かったんじゃないかとも思うのよ。まぁこれも負けたから言える部分でもあるので後出しジャンケンっぽくはあるんだがね。継投はかくも難しい。

明日の清水今野の起用がより難しくなった形。サイスニードにはより長いイニングを投げてもらいたいし何よりヤクルト打線が爆発してより楽に投げて欲しいところではあるんだがね。

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