2020-07-18「持っている」ライアンとクラッチヒッターの村上と #024

とりあえず甲子園で1勝できた後の一昨日と、ルーキーと相手エース対決になった昨日はどちらかと言えば「勝てたら嬉しい試合」。接戦をモノにできなかったことで批判も出るがそもそも難しい試合でもあった。比べて今日は「負けたくない試合」にあたる試合だった。相手が調子の良くない床田に対してコッチは今結果を残せているライアン。ここでちゃんと勝つことができたのは大きい。これでビジター15連戦(雨天中止1で14試合)のうち4試合を残して6勝と1分け。あと1勝で勝ち越しが決まる。明日取ってちょっと楽になりたいところだね。

昨年との違いはどこにあるんだろうか。今日も球速自体は140前半のアベレージ。生命線だったカットボールも相変わらず.320と打たれている。実際今日含めても防御率が4.30なので、何かが良いというわけでもないのかもしれない…。何が一番いいかと言うと援護率。援護率6.75ってヤバイ。カツオさんは更に上回る8.10だったりもするのだが、その後2試合リリーフに勝ちを消されてしまってる事を考えると今年のライアンは「持っている状態」が続いていることになる。

ライアンはいままでエースとしての十字架を背負わされていた部分もあった。エースは大体カードの頭に投げることになる。すると相手もエースでロースコアーになることも多いなかで根負けするケースも増えてくる。今年はここまで土曜日のローテを守ることで援護を貰いながらなんとか試合を作ることが出来ているのではないだろうか。

絶好調とはとても言えない中でも4勝できた。これを自信にしてくれればまた調子を上げていけるんじゃないだろうか。

そして打のヒーローはやはり村上になると思う。ピックアップは6回の打席。

村上

既に今日も初回で1安打している村上だが、ここは特別な打席だった。前の打席で青木が死球で交代。なんとしても打たなくては行けない場面だった。

相手はサヨナラ満塁弾を放っているスコットということもあり、打ち方は分かっている。あとは勝負してもらえるかどうかの場面。

画像2

前の打席も一二塁ながらまともな勝負をしてもらえなかった中、今回は低めのボール気味の難しいスライダーをセンター奥まで運んだ。

こういう勝負強いバッター、クラッチヒッターをヤクルトはずっと待っていた。

(少なくとも今までの)山田だと同じようなケースだと、どうしても選んでしまうところだったりもする。別に山田を貶しているわけではない。山田は本来はチャンスメーカー。今の村上はクラッチヒッター。役割が違う。

その間に挟まれてたのが世界のAOKIだった。

高津臣吾監督(51)は「(死球の影響は)ちょっと分からないかな。明日(19日)の状態を見てから判断します」とコメントした。

無理はして欲しくないが、やっと山田がスタメンに戻ってきたタイミングでの青木離脱は痛すぎる…。無事であることを願うよ。

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