2020-08-07 6回まで投げきった吉田大の変化と一発打てた塩見の変化と #041

連敗後の連勝。しかも今日はノーストレスの試合。序盤で相手先発を下ろすと俄然試合展開は楽になるね!

そして何と言っても今日はプロ初勝利の吉田大のピッチング。投げてる内容自体はここ3試合大きな変化はない。きっちりコースに投げきる丁寧なピッチング。ただ今までとの違いは相手打者が序盤早めに打ってくれたことにある。ここまで広島巨人中日と来て今日はDeNA。4試合相手が違えばそのうち1チームくらいは全く合わないチームもでてくる。今日はそこにかち合ったようにも見えた。

ただ、ビギナーズラックだけでもない。配球も変わっていったところはあるのかなと。前半のうちに見せられる変化球を全て見せておいて二巡目からは直球の数を増やしていった感じがした。

ピックアップは神里との勝負

吉田01

前の回はカットボールを内角に打たれている中でこの回外の勝負。2球ストレートからもう1球同じコースを選択し空振りを奪った。ちょっとどこまで続ける気だったの?って感じでもあるが、5回戸柱に対してはちょっと続けすぎたw

吉田02

6球ストレートはワイもびっくりだよ。まぁ点差がついての先頭打者だからできた選択でもあるが。続く大和の併殺はこれが活きた形とも言える。

吉田03

カットとストレートの組み合わせで詰まらせセカンドゴロ併殺。長打の薄い相手ではあるので思い切っていったストレートで詰まらせることができた。

球数80球くらいで山がくるのか今日も6回で捕まったが回の終わりまで投げきり勝利投手。これが本当のプロでの一歩目。今季とんでもないピッチャーになることは期待しないが、安定してQSを続けられるピッチャーになってほしい。

そして打のヒーローは序盤の2ランの塩見。やっと数字的にも期待通りの状態になってきた。今日は調子の良さがわかる部分が随所に見られたが、まずは凡打に終わった1打席目。この時点で打席でのアプローチがよくなっている予感はあった。

塩見01

この勝負。上茶谷からすれば全球意味のあるコースにボールを投げきっている。開幕直後、悪い時の塩見は2球目のスライダーを空振って追い込まれ、3球目のスライダーで三振していた。または初球のアウトロー引っ掛けてライトフライとか。だが今日はここでバットが止まったんだ。

最後のインローはきっちり投げ切られたコースなのでセカンドゴロもしょうがない。でもボールが見れていることがよく分かる打撃内容。これが2打席目のホームランに繋がった。

塩見02

この打席も初球は誘いつつ、低い球も見逃し、このなかで一番甘いスプリットを得意の逆方向で一発。見事なホームランに繋がった。ここまでずっと不確定だった村上の次問題。塩見がこの調子で行ってくれるなら完全解決。坂口山田青木村上塩見の火薬庫上位打線が完成するんだ。チャンスを今度こそものにして欲しい。

あとこれ塩見に限ったことじゃないんだが、廣岡、宮本、古賀など、ヤクルトの若手打撃陣がここ2~3試合で一気に低めの見極めがよくなっているように感じる。勝負が一巡して1軍の水にあってきたのもあるかもしれないが、若手打撃陣が成長している姿を見るのは楽しいね!

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