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2021-07-08 勝負の取捨選択とスアレスが得た「武器」と Ys6-5T #079

逆転後、最後まで追い詰めるもあと1歩届かず。ただ、とりあえず8回の勝負の話はしなくちゃいけないかね。青木痛恨の落球の後、サンズセンターフライタッチアップで三塁。マルテ死球で一死一三塁。

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まず佐藤輝はやることが同じ。インハイと落とす球。落とす球に来る前にショートフライで打ち取った。

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梅野に関しては仕方がない。明確な苦手の無い打者だが満塁大山はなるべく避けたい。ならこの雨の中で真ん中から落とすという勝負はちょっと冒険しすぎたようにも思った。外構えてアウトロー勝負、甘く入る時はストレートの抜け球って形でも良かったかなぁと。

それでもシングルヒットでまだ同点。その後の大山に関しては二三塁なんだよね。

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まず大前提として打たれた球は真ん中高めド失投。絶対に投げちゃいけないコース。その上で、この環境下で取捨選択は必要だったかなぁと。ここからの失点は2点でも3点でも大差ない(と思ってた)。なら中野勝負というところまで考えても良かったんじゃないかと。塁を埋めたらホースアウトも狙えるからね。

清水の被弾癖は確かに問題ではある。今回を気に出番の入れ替えもあるかもしれない。そもそも明日は球数的にも投げさせられんし。フォームの見直しもしたいが、あと5試合だからね。もうひと踏ん張りしてもらいたいところ。

収穫もあった。今日先発のスアレスは6回2失点。投げミスが失点に直結もした一方で一つ武器が見つかった。ツーシームを阪神の右打者が尽く打ち損じる。多少甘くてもファールに出来る。兆候は初回からあった。

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サンズに対し2本バットをへし折った。サンズはもともと内角弱い打者というのもあるが、そのあともツーシームで簡単にカウントが奪える。古賀くんも4回くらいにはそこに気づいた感じで右打者に対してツーシームの割合を増やしていった。

そして6回。そのサンズに

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こういう勝負をしたのは個人的にはちょっと意味が分からなかったが、

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続くマルテは徹底したツーシーム攻め。投げきれないボールもあったが、フルカンになったところでチェンジアップに切り替えるのは悪くない。相手を見た勝負ができた。

佐藤はいつものインハイで空振り三振。その後の梅野だ。

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2球目3球目でツーシームでカウントを奪いサンズと同じくチェンジアップで空振りを奪う。決して落ちきる球ではないが軸になる球があると他の球も生きていく典型的な勝負だった。

要するにあれだ、怪我する前の近藤弘樹みたいなバカの一つ覚えみたいなインコースシュート勝負がこれ出来るんじゃね?って話。この武器を五輪中断期間中にしっかり磨いて欲しいところ。後半戦への楽しみが一つ増えたよ。

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