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2021-11-24 試合を掌握した石川と「分かりきった勝負」に勝ったオスナとYs2-1Bs #NS04

日本シリーズ第4戦。せめて1試合くらいは日本シリーズが見たいと1枚だけチケット抽選に参加し、幸い引き当てることができた。今日の観戦が自らのシーズン最終戦。最後まで緊張感のあるいい試合を見させてもらったよ。このチームは強くなった。

今日の先発はカツオさん。今季1軍復帰後はここ数年でも最高レベルのピッチングをしてたと思う一方、シーズン最後の3試合が早いイニングで軒並み大炎上。正直日本シリーズの先発も立上りが不安だったが、立上りで杞憂だと分かる。

まずは左が3枚続く打順。ここを大きな怪我をせず乗り切るのが大事だと思っていた。右は初見殺しのシンカーがあるが、左はそれが効かない事も多かった。

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先頭福田を外のボールで打ち取ることができた。続く宗には甘く入って打たれたが

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吉田に対してはインローのシンカーで空振りが奪えた。三振の少ない吉田から空振りが奪えたのは自信になったと思う。そして右のラオウ。

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所謂「額縁にかけたい配球表」ってやつだ。イン・アウトにきれいに投げ分け最後はバットめいいっぱい出して当てるも中飛が精一杯。とりあえず今日は大丈夫かな?と思うことができた。

2回は怖いベテランT岡田を出すも

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右の安達相手はカツオさんらしい投げ分け。シンカーもしっかり落としインのカットボールで差し込んだ。

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紅林はまさに「赤子の手をひねる如く」といったピッチング。初見のシンカーを当てることは本当に難しいんだろうね。3回以降も危なげないピッチングが続く。

5回はT-岡田、安達を連続三振。

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外に持てる全てのボールを使って抑えていく。

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安達も外のシンカーに手が出ない。石川雅規は完全に試合を掌握していた。

6回はコントロールがやや厳しくなりエラーも絡む形で失点はしてしまったが、点差がもうちょっとあればもっと活きの良いピッチングをしてたんじゃないかと思わせるような内容だった。未だにカツオさんは「唯一無二のオリジナリティーを持った投手」であることを日本シリーズの場で証明したんだと思う。

同点に追いつかれた後の6回ウラ。スワローズはすかさず突き放す。山田が先頭で出ながら村上のライナーゲッツーがでた時は「この回はもう無いかな?」と思ったが、サンタナ四球からの中村ヒットでチャンス。ここでオリックスはオスナに対して右の変則比嘉を投入。正直このカードの切り方は正しいと思ったし、「スライダー投げ続けられたら詰むな」と思った。

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実際配球もそのとおりのスライダー勝負。一辺倒だろうがこれで変則は抑えられちゃうことっておうおうにしてあるんだ。特にオスナは調子が上がっているとはいえ、不調時は外のスライダーで討ち取られてた打者。この配球は十分理解ができる。2-2でストライク勝負が求められたとはいえ「分かりきったスライダー勝負」に打ち勝つことができたオスナが見事だったんだ。この1打でカツオさんに勝ちを付けることが出来たことを考えると非常に価値のある打撃になったと思う。

7回以降は勝ちパで逃げ切り3勝目。とうとう王手に持ち込んだ。試合前、野球殿堂博物館で95年の日本シリーズヤクルト対オリックスを見たが、このときは4勝1敗。5戦目の神宮球場で決めることができた。今季もラストは地元東京で決めてもらいたいねぇ!

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