2020-06-21 今までと違う寺島が見えたことと斎藤コーチのアドバイスと #003
開幕カードは1勝2敗で終了。今日は梅津が良すぎた。ドラフト2位で彼みたいな投手が取れたらお得だなぁと思う一方で、梅津は怪我がちな投手だったのよね。大学4年での登板がわずか13試合。4年春の登板がゼロ。中日の方が早く2位指名ができた年。ヤクルトが1位での指名は難しかったと思う。だから清水頑張れ。
一方で今日のヤクルトの投手陣も悪くなかった。先発山田大はスワローズでの過去最多イニングの7回まで投げきった。2回の被弾と6回の送球エラーは大変もったいない形ではあったが序盤からゴロの山を築くピッチング。最初の方は球高いかなと思ってみていたが思いの外打ち損じてくれた。ストレートとツーシームの球速が同じで出どころも近いことで芯をはずせていたのかもしれない。
そしてプロ初登板の大西も先頭打者を出すもアルモンテを1球で仕留めピンチを作りながらもゼロで抑えることができた。
そして今日特に良かったのは寺島だ。昨日のライアン同じく開幕前の登板ではちょっとひどすぎるピッチングをしていた。
雨の中でのピッチングのせいもあったと思うが最後まで膝下にボールがいかず変化球も抜け続ける。結果1回被安打5つの3失点。これでは1軍はきびしいかなぁと見ていた。
そして今日の寺島ピッチング。球速はマックスで147まで到達。イン・アウトへの投げ分けもしっかり出来てた。特に良かったのが対阿部のアプローチ。
2球で追い込んだあとの3球目のスライダーを内角にきっちりと投げ、4球目で1球寄せたストレートを投げることができた。これで大体の場合は見逃し三振を奪えるものだが、何故かボール。すると次はアウトコースのストレート勝負。こっちもきっちりコースに投げ込んだがボール。正直どちらも昨日の敷田ならストライクのやつ。偉かったのはここで集中力を切らす事無くインコースに強い球を投げることができた。
大炎上した6月14日から寺島にどういう変化があったのかは当然自分には分からない。が、そのヒントがフリーアナウンサー山本萩子さんのnoteにあった。
寺島投手は斎藤さんについて「話しやすいです。色んな相談に乗ってもらう」と語る。それは技術的な部分にとどまらず、「『夜眠れない』と相談したこともある」そうだ。どんなときも常に多方面からアドバイスをくれるという。
引用はこのくらいでできれば全編読んで欲しい。いままでBSの番組で斎藤コーチとコンビを組んでいた山本さんだけあって斎藤コーチの人となりが分かってくる。
そう言えば自分も6月14日のツイートでこんなことをつぶやいていた。
この話の中身が昨日のライアン、今日の寺島につながっているのなら斎藤コーチはなかなかのモチベーター、名コーチになるのではないだろうか。