2020-07-22 相手の「ドラマ」を完結させないことと、ここまでの中継ぎ運用と #027

9回裏満塁の場面。山崎康晃に対してラミレス監督自ら声をかけにいく。相手はスワローズの若き主砲で打点王の村上宗隆。

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山崎康晃渾身のストレートで村上のバットが空を切る。

続く荒木も打ち取り9回ウラの攻撃へ向かう。

ドラマチックな勝負が終わり、流れはDeNAに向かいそうな場面。だからこそ清水、石山が9回10回を3凡で抑えることが出来たのには大変大きな価値がある。

今日の試合は全体を通して相手次第の試合だった気がする。なんていうか連敗中の深みにどっぷりハマっている様子が手に取るように分かる試合展開だった。立ち上がりでイノーアがあっさり先制を奪われるもすぐ1点を取り返す。

実際このあと縺れにに縺れた試合展開に。6回オモテにスワローズが同点に追いつくとここからは次の1点が遠くなる。

結果試合は引き分け。ただ、相手は「なんとしても勝ちたい試合」として勝ちパターンを全投入したのに対し、ヤクルトは今日「できれば勝ちたい試合」だった。そんな中また先発のイノーアが序盤で降板するも、星→長谷川→寺島→中澤と8回までビハインドを担当するケースも多いピッチャーを投入して無失点で抑える事ができた

特に8回の中澤が3人で抑えたのは大きい。下位打線とはいえ監督賞もののお仕事だったよ。

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ここまでの投手運用を見てると先発陣が早期降板となるケースも多く、中継ぎの登板が過多にはなってはいるが、それでもなんとか3連投を避けた運用が出来ている。また、2日投げたら2日休むというパターンを作れているのも大きい。このパターンが崩れたのは7月以降だと石山の3連投とマクガフの2連投→中1日のみ。

これは勝ててるからできる運用だとも思う。4連敗~5連敗となった時にどんな運用になるかはまた注目すべきだとも思うがその前になんとか完投できるピッチャーが出てきてくればいいなと。


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