2020-11-03 固まりつつある中継ぎ陣と西浦2桁本塁打の価値と #114

たんと見てないこの勝ち方。そらそうだ。そもそも6回までビハインドから逆転できること自体が1割弱。ヤクルトに至っては今季2度しかない。タイムリーが出ない今のチームで唯一の勝ち方。「一発で沈める」を10回2アウトでやってのけた。

先にそこまでの流れを見ようか。今日は星だよ星。1点ビハインド、ノーアウト満塁からマウンドに上がるなんて本来なら溜まったもんじゃない場面だ。ビハインドなのでホールドすらつかない。そんな中での三者凡退はお見事だった。木浪のショートライナーはエスキーの好プレーと運もあったがその後の2つの奪三振はお見事だった。

星01

代打屋の原口に対しては初球ボールから典型的なインハイアウトロー勝負。ストレートをインコースに投げきってからのスライダーは流石に手が出ちゃう。原口もインコースのストレートは狙ってただろうが、それでもファールにできるストレートが今日は投げきれていた。

星02

続く梅野に対しては初級こそど真ん中で助かった部分もあるが、そこから外の球でギアを上げていき最後はスライダーで空振り。甘いコースにはいっていたがストレートの走りが良かった分空振りが奪えた。

シーズン後半から中継ぎ陣が固まった感じがする。石山マクガフ清水の勝ちパに梅野寺島長谷川の同級生トリオ。更に奪三振マシーン化した今野。そして今日の星。全体的にU25の若い投手が多いので今後の成長も期待が持てる。幸いと言っていいのか負けも多いので投手能力の分散もできてる。120試合の短期間勝負というのもあったが55試合行く投手は居なさそうだ。

そして今日のヒーロー西浦。

西浦

代打で登場。1球で仕留めた。今季全然勝てない原因は複数ランナーで一発がでないことも大きいと感じている。本塁打数は104でリーグ5位。平均値ではあるが、神宮球場でこの数字は少なすぎる。同じく球場が狭い巨人DeNAは130本超えてるからね。ちなみに昨年は167で3位。バレンティン1人分火力が落ちていてそこを埋めることができていない。

閑話休題。そんな中、ショートの西浦が2桁のホームランを今季打てた意味は大きい。今季浮き沈みが激しく、時にはバッシングもされていた西浦だがave.250HR10本。守備も十分にこなせるショートなら本来文句無いはずなんだ。あとはケガせず1年続ける能力。だけなんだ。




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