見出し画像

2021-11-23 とんでもないシーソーゲームと一番いい球を弾き返したサンタナと Ys5-4Bs #NS03

mamono.jingu - 神宮マモノ

日本シリーズ東京ドーム初戦はスワローズがシーソーゲームを制した。あまりに見どころの多い試合。どこをピックアップしたらいいかとは思ったが、まずは先発のライアン。シーズン後半はコロナ罹患の影響もあったのか炎上が続いていた。ポストシーズンは練習試合含め登板が無くフリーバッティングでの話も村上にホームラン打たれたって記事くらい。ちょっと不安が残っていた。だからこそ立上り２イニングをほぼ完璧に抑えた意味は大きいと思う。３回はエラー絡みでピンチを作る。個人的には福田のところで勝負しきれないのは辛いと思って見てて、その上で宗に先制打を打たれた。１点を奪われなおも１死満塁。大量点もありうるかと思ったところで吉田杉本との勝負。

画像1

インハイからのアウトロー勝負。フォーク２球を間違える事無く投げきった。続くラオウもアウトローへのチェンジアップで一邪飛に抑えピンチを脱した。大量点を奪われなかった事が次のチャンスにつながったと思う。

６回のラオウからの被弾はライアンのスタミナが切れてきたタイミングで失投が出ちゃった形。ここでラオウにかち合ってしまうめぐり合わせも良くなかった。同点にされたがそれでも６回３失点。試合を作ってくれた事は大きかったよ。

回を戻して５回の３点はオリ側からすると継投ミスになるんだろうなと。田嶋の早いイニングでのチェンジは理解ができる。ヒットは打たれてないが四球が多すぎた。山田のところで比嘉の選択肢もあり。誤算はその後のバルガス。五輪からの村上キラーというところでの起用は理解できるが今日は制球難の方が先に出た。比嘉に村上避けさせてサンタナ中村勝負の方が分があったような気はしちゃうね。

７回はヤクルトの継投。スアレスがストライク入らずピンチを作り田口にチェンジ。宗は抑えるものの吉田にうまいタイムリーを打たれ勝ち越しを許す。これ以上の失点は許されないところでの石山投入。

画像2

代打の切り札であり元メジャーリーガーのジョーンズ相手に今一番のカードが出せた。真っ向勝負でいくかと思ったら初球のスライダー。これが効いた。そこからも球が高く浮くこと無くアウトローを攻めきり最後はフォーク。付け入る隙を与えないピッチングが逆転劇を呼び込んだ。

画像3

配球だけ見ると２つボールからの狙いやすいタイミングではあった。が、ここまで日本シリーズ吉田凌のスライダーが驚くほど皆打ててなかったんだ。ここで一番自信のあるであろうスライダーを吉田が投げ込んでくるのも理解できる。一方でみんなが打ててない球でもサンタナだけが打てちゃう事はあるのよ。四球が多く長打の出る山田村上を軸に比較的早打ちの多い塩見オスナ、粘り強く土壇場に強い青木中村、そしてガチャ属性のある大砲サンタナ意外性のある西浦。３割OPS1超えのような絶対的な選手はいないがそれでも今の打線はバラエティーに富んだ恐ろしい打線になっていると思うよ。

そして最後はクローザーマクガフ。前回炎上で不安視する声も多かったが、今季のマクガフ大炎上後はしばらく失点ゼロできている事の方が遥かに多いんだよね。特に敗戦がついた２試合の後は共に7試合くらい失点が無い。

なら当然短期決戦でも起用は必然となる。

先頭の若月にはバットをオリながらもセンターに運ばれ肝を冷やしたがその後２アウト三塁にランナーを許し、難しいケースにはなったが吉田正尚敬遠を選択し右のラオウとの勝負。今の調子だと長打の可能性は高く無いが、打てる範囲の大きい吉田と甘く入れば一発を食らうが弱点も少なくないラオウ。バッテリーは後者を選択した。最悪同点の考えはなかった。

画像4

勝負は内角２球。しっかり詰まらせゲームエンド。マクガフがリベンジを果たした。

まぁこの試合は本当に面白かった。面白かったが疲れた。戦力が拮抗した２チームだからこそこういう試合になるんだね。今日は現地です。そろそろ山田が打つんじゃないかな！もう１回３連発見てくるよ！


ありがとうございます。うちの猫さんのご飯代となります。